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クルーズ船における新型コロナウイルス感染者の発生について(令和2年4月22日)

更新日:2020年4月22日 ページID:034530

4月22日、長崎港に入港しているクルーズ船「コスタ・アトランチカ」の船内で新型コロナウイルス感染症のクラスター感染が発見され、長崎県・長崎市・三菱重工業の合同記者会見を行いました。

発生状況

PCR等陽性者    34人(前日比+33人)
PCR等検査実施人数 61人(前日比+57人)
(令和2年4月22日 午前9時現在)

1月29日、イタリア籍のクルーズ船「コスタ・アトランチカ」が長崎港に入港しました。2月20日からドックに入り、3月25日まで船の修繕を行っていました。4月14日に乗組員1人が発熱し、4月21日に1人目の陽性者が発見されました。その後、濃厚接触者57人を検査し、33人の感染者が確認されました。
船内には、日本人通訳1人を含む623人の乗組員がおり、乗客はいません。現在、船に出入りした三菱重工のグループ会社の社員に体調の異常はみられません。
今回の感染は、同じ場所で5人以上の患者が発生する「クラスター感染」とみられており、感染が確認された軽症の乗組員はそれぞれ個室で過ごしています。
新型コロナウイルスは、クラスター感染が発生しやすい特性があります。クラスター感染が発生した場所とは別の場所で2次感染することは起こりにくく、一般的にはクラスターから市中に2次感染する可能性は低いといわれていますが、船内にウイルスがどう持ち込まれたかが重要なため、しっかりと今後情報収集していきます。

感染経路

現在調査中です。 

検査

残りの乗組員に関しては、船内での個室の隔離及び健康管理を最優先事項とした上で、検査対象について検討していきます。
陽性者のうち、軽症患者は船内の個室で待機させ、重症患者が発生した場合は、県内の医療機関で対応する方針です。

今後の対応

・陰性のかたの早期帰国を目指します。
・コスタアトランチカ以外にもクルーズ船「コスタセレーナ」、「ネオロマンチカ」が停泊しているため、「コスタ・アトランチカ」と残り2隻の乗組員の接触について調査を行います。
・長崎県により今後自衛隊に災害派遣要請を行う方針です。
・現在すでに厚生労働省からDMAT(災害派遣医療チーム)、クラスタ対策の専門家が派遣されており、今後も国・県・市一体となって取り組んでいきます。

報道配布資料

新型コロナウイルス感染症感染者の「外国船籍」における発生について(令和2年4月20日)
新型コロナウイルス感染症感染者の「外国船籍」における発生について(令和2年4月22日)

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