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更新日:2016年12月27日 ページID:029249
カンピロバクター、病原大腸菌O‐157による食中毒を予防しましょう。
○ カンピロバクター
鶏レバーやささ身、鶏肉のタタキなどの半生または加熱不足の鶏肉料理によるカンピロバクター食中毒が多発しています。長崎市でも飲食店を原因施設とする事件が発生しています。下痢、腹痛、発熱などの症状があり、感染して数週間後に手足のまひ、顔面神経痛、呼吸困難など「ギランバレー症候群」といわれる重篤な症状に進行することがあり、注意が必要です。
○ 病原大腸菌O‐157
大腸菌は、家畜や人の腸内にも存在し、ほとんどのものは無害です。しかし、このうちいくつかのものは人に下痢などの消化器症状や合併症を起こすことがあり、病原大腸菌と呼ばれています。病原大腸菌の中には、毒素を産生し、出血を伴う腸炎を起こす腸管出血性大腸菌と呼ばれるものがあり、O‐157もこれらの仲間です。激しい腹痛、水様性の下痢、血便を特徴とし、特に、小児や老人では、溶血性尿毒症やけいれん、意識障害などを引き起こしやすいので注意が必要です。食肉やレバー等の加熱不足や生野菜を原因とする食中毒事件が発生しています。
○ 予防方法
・ 肉の生食を避け中心部まで十分に加熱しましょう(中心部を75度で1分間)(特に結着肉やひき肉調理品等)
・ 食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて、処理・保管しましょう。
・ 食肉を取り扱った後は十分に手を洗ってから他の食品を取扱いましょう。
・ 食肉に触れた調理器具などは使用後に消毒・殺菌しましょう。
・ 生野菜を提供する場合は消毒(次亜塩素酸ナトリウム溶液)をしましょう。
・ 肉類を主材料とするそう菜半製品は、表示されている加熱法を確認し、十分な加熱をしましょう。
・ 外食時、食肉については十分加熱されたものを選択しましょう。
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