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更新日:2013年3月1日 ページID:002499
平成18年10月9日に朝鮮民主主義人民共和国が地下核実験を実施したとの報道に接した。
同核実験は、核廃絶に向けた国際社会の強い要求を無視し、世界の平和に逆行し、愚行としか言いようのない常軌を逸したものであり、同核実験強行という行為に強い憤りを感じるものである。
今回の北朝鮮の核実験実施は、世界恒久平和を願う全人類に対する挑戦であり、また、アジア地域はもとより国際社会に重大な緊張を生み、さらに危機的な状況をもたらすものである。
また、私たち被爆地長崎の市民は、「長崎を最後の被爆地に、人類は核兵器と共存できない」と訴え続け、かかる危険なみちを二度と許さないために、国連憲章の平和原則を尊重し、人類の未来に向かって核兵器廃絶の実行に踏み出すことに全力を挙げることを決意した。
よって、被爆地長崎の本議会は、世界の恒久平和を願い、また、市民の生命及び財産を守る立場から、北朝鮮政府に対し、今回の核実験に断固たる抗議を行ったが、さらに国際社会に深刻な影響を及ぼす核開発の即時中止を求めるとともに、すべての核保有国に対し、2000年核不拡散条約(NPT)再検討会議における保有核兵器の完全廃棄の明確な合意に基づき核兵器廃絶に向けた取り組みを求める。
以上、決議する。
平成18年10月11日 長崎市議会
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