ここから本文です。
更新日:2013年3月1日 ページID:002531
去る4月17日、伊藤一長前長崎市長が、選挙活動中、暴力団組員により銃撃、殺害されるという凶悪極まりない事件が発生しました。
長崎市民の民意により選ばれた現職の市長を凶弾によって圧殺するといった犯人の愚かで卑劣極まりない行為は、自由と民主主義に対する暴挙であり、また、その根幹を揺るがすテロ行為にほかならず、断じて許されるものではありません。
また、平成2年の本島等元長崎市長狙撃事件に続き拳銃が使用された事件であり、銃の所持等が厳しく規制されているにもかかわらず現職の市長に対する事件が再び市街地で起きたことは、平穏な市民生活を脅かす極めて憂慮すべき事態であります。
本市議会は、4月18日直ちに全員協議会を開催し、「伊藤一長長崎市長狙撃殺害事件に関する声明」により暴力のない平和な社会の実現と民主主義擁護のため、最大なる決意をもって臨むことを表明いたしました。さらに、4月28日に本市議会議長が、長崎県知事、長崎県議会議長及び長崎市長とともに、国家公安委員長及び警察庁長官を訪ね銃器対策、暴力団対策等を要請したところであります。
ついては、国並びに関係機関におかれましては、銃器不法所持の罰則を強化するなど銃器対策及び暴力団対策を徹底するとともに、暴力団等による行政への不当要求など行政対象暴力に対して積極的な対応を行っていただきますよう強く要請いたします。
本市議会は、かかる事件が再び繰り返されることがないように、暴力のない平和な社会の実現と民主主義擁護のため、最大なる決意をもって取り組んでまいります。
以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出します。
平成19年5月16日 長崎市議会
より良いホームページにするために、ご意見をお聞かせください。コメントを書く