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更新日:2013年3月1日 ページID:005157
長崎の原爆 松口月城
原爆炸列天地轟く崎陽満目猛烟生ず。大厦髙楼瞬時に砕け山崩れ海翻り鉄塔傾く
須臾にして焔々大火起こり焦頭爛躯累々として横たわる
夫は妻を喚び妻は子を覓む阿鼻叫喚修羅の声
八万の生霊恨みを呑んで死す噫原爆の大犠牲
文化の悪用人類を滅ぼす平和の鐘何の時にか鳴らん
作者は著名な現代漢詩作詩家として知られ医学を以って社会に貢献されるかたわら漢詩作の研究を究められ昭和三十三年来崎の際原爆の悲惨な情景を見聞されて原爆犠牲者の御冥福と世界永遠の平和を祈念して作詩された
其の詩魂は広く吟道愛好家に受け継がれ毎年八月九日平和公園に於ける原爆犠牲者慰霊平和祈念式典の際献吟されて居ります
此の詩碑は先生自筆の詩を刻み原詩は長崎市に寄贈されて居ります
平成四年九月二十七日
ライオンズクラブ国際協会 京都北、長崎北クラブ
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