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更新日:2013年3月1日 ページID:005805
サーラ、ヤナギ(幼魚)、サゴシ(幼魚、山口~九州)、トオサアラ(沖縄)
曳網、延縄、刺網
本種は、スズキ目サバ科サクラ属に属する。サバ類やマグロ類など他のサバ科魚類とは異なり、体は細長く側扁する。また、一般にサバ科魚類は血合筋と呼ばれる赤身肉が発達するが、サワラの肉は白身である。名前の由来は、体形からきたもので、胴が細長いことから「狭い腹」がなまったとされる。若魚(尾叉長50センチメートル、体重1キログラム未満)は「サゴシ」といい、すなわち腰(胴)が細いことから付いたとされる。
全長1メートルを超える。沿岸~沖合の表層~中層域に生息する。産卵期は、春から初夏。
分布域は広く、日本、朝鮮半島、中国の陸棚上に分布する。西日本では瀬戸内海に多く、春~夏にかけて内海域へ産卵のために来遊し、秋~冬にかけて外海域へ回遊する。
冬から春にかけてが旬。肉は白身で軟らかく、口当たりがよい。刺身、鮨種、味噌漬け、照り焼きによい。
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