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更新日:2013年3月1日 ページID:009093
この細菌は夏に多い食中毒菌で、海水や海中の泥に潜んでおり、水温が高くなると海水中で大量に増えます。この増殖した菌が魚介類に付着して家庭に運ばれてきます。そのため、この時期の海産魚介類の取り扱いには十分な注意が必要です。まずは腸炎ビブリオ菌の特徴を知った上で、この菌による食中毒の予防方法を考えましょう。
一般に腸炎ビブリオが付着した食品を食べた後8~24時間で食中毒症状が現れます。症状は下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱。ときに便が粘血便となり、激しい腹痛を伴います。普通は数日で症状が回復しますが、まれに重症化することもあります。
食中毒の事例としては刺身や貝類などによる事件が多いのですが、魚介類に付着していた菌が調理の過程で手指、調理器具等を介して二次汚染して起こる場合もあります。たとえば魚を処理したまな板できゅうりを切って塩もみした場合、洗浄不足で菌が残存したまな板からきゅうりに菌が付着、塩もみしたことで菌が増殖し、食中毒を起こす可能性があります。汚染したまな板、あるいは手指で卵焼きなどをカットした場合も同様です。
食中毒の三原則を紹介します。
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