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更新日:2013年3月1日 ページID:006355
昭和46年1月17日、寄合町住宅街の火災があり、この火事で史跡内にある建物は全焼しました。庭園だけとなっていた「中の茶屋」を史跡としてこれを活用するため、昭和51年2月21日、なるべく旧態(昭和46年当時の建物)に近く新築復元され、利用者の便を考慮してこの茶室が付加されました。
庭園内の一隅に稲荷の祠と石の鳥居があり、そしてその奥に、この石製の手水鉢があります。手水鉢の一面には、上部中央に「奉献」、向かって右側に「寛政二庚戌歳十一月吉日」、左側下部に「冨菊」と刻んであり、これにより、「中の筑後屋」の遊女冨菊がこの手水鉢を寛政2年(1790)11月に献納したことがわかります。
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