長崎市歴史民俗資料館 利用の手引き(小学生用)
本館では、長崎の民俗資料と考古資料を多量に所蔵し、学校教育に配慮した展示を行っています。
特に資料のなかには単に見るだけでなく触ったり、使ったりすることのできる体験学習室を設けております。
下記に本館の多種多様な歴史・民俗・考古資料を活用した学習指導の例を示しておりますので、ご参考にしていただけたら幸いです。
※社会科見学、放課後児童クラブ等でのご利用については、教育実施計画書の提出をお願いいたします。
様式は、下記にてダウンロード(PDF)してください。記入等ご不明な点がございましたら、本館までお尋ねください。
教育実施計画書(PDF)
総合的な学習での活用の例
- 国際協力、国際理解などの学習での活用
中国・ポルトガルなどの民俗資料や外国伝来のガラス、陶器などの考古資料などを調べることにより、長崎は、昔から外国との深いつながりをもって発展してきたことを実感することができます。
- 平和教育における活用
本館に所蔵する戦争に係わる民俗資料を活用するばかりでなく、近くにある国際墓地、陸軍墓地、山王神社の被爆楠や一本足鳥居などを見学し、平和の尊さと戦争の悲惨さを実感させることができます。平和学習は本館を拠点として行うことをお勧めします。
- .地域調査学習における活用
本館に所蔵する地図や写真、遊具や器具などを通して長崎の昔の暮らしや町の様子を知ることができます。また、近くには、長崎の歴史に深く関わった聖徳寺や銭座の史跡もあり、長崎という地域のさまざまな側面を知ることができます。
中学年での社会科学習での利用
- 数多くの生活道具や農業や漁業、工業などの生産器具などから、昔の暮らしを実感することができます。また、長崎の昔の遊びや祭りに関する資料も豊富です。
- 郷土の開発等の学習で、昔の長崎の写真や、昔の通信機具、交通機具(駕篭)、消防機具等を利用して、先人の知恵や努力を知ることができます。
高学年での社会科学習での利用
- 市内各地から出土した考古資料を活用して、それぞれの時代の暮らし方の違いを気づく事ができます。また、長崎や日本の歴史、外国との深い関わりによって進んできたことを実感させることができます。特にキリスト教の伝来やキリシタン弾圧、文明開化などの学習では、実物を手にとって学習を進めることができます。
その他
- ゲストティーチャーの派遣について
本館では、来校された学校に対しては、館員が適宣解説していますが、要請があれば、ゲストティーチャーとして、派遣することもできます。ぜひご活用ください。
- 夏休みの自由研究について
本館には学習室を設置しておりますので、自由研究にご利用ください。質問等がありましたら館員が資料の提供など、親切に対応いたします。
夏休みの主催行事について
本館では例年、旧浦上街道、国際墓地など近くの史跡めぐりや、体験学習会を計画しております。児童生徒が多数参加できますよう各学校での配慮をお願いいたします。