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更新日:2024年6月19日 ページID:024710
世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれてきた貴重なたからものです。
これら人類共通の遺産を未来に守り伝えていくため、ユネスコは、1972年に「世界遺産条約」を採択し、世界各国に世界遺産条約への締結や世界遺産の保護を呼びかけています(2013年6月現在、190か国が条約を批准)。
この世界遺産という考え方が生まれたのは、ナイル川にダムが建設されることになり、アブ・シンベル神殿などのヌビアの遺跡群が水没の危機にさらされた1960年代のことです。この時ユネスコが遺跡の保護を世界に呼びかけ、募金や多くの国々の協力でアブ・シンベル神殿を移築し、保護を行いました。
※ユネスコとは、国際連合の専門機関の一つである教育科学文化機関(United Nations Educational Scientific and Cultural Organization:U.N.E.S.C.O.)です。教育、科学、文化の協力と交流を通じて、国際平和と人類の福祉を促進することを目的として1946年に創設されました。日本は1951年7月に加盟しています。
世界遺産は、この世界遺産条約に基づく世界遺産リストに記載された遺産のことで、「文化遺産」「自然遺産」とその両方を兼ね備えた「複合遺産」とに分けられています。
1978年にエクアドルのガラパゴス諸島など12件(文化遺産8、自然遺産4)が第1号の世界遺産となりました。
世界遺産登録数(2023年10月現在) | 1,199件 |
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文化遺産 | 933件 |
自然遺産 | 227件 |
複合遺産 | 39件 |
世界的にみて価値の高い建造物、記念物や彫刻・絵画、文化的景観など
すぐれた地形や地質、生態系、景観、絶滅のおそれのある動植物の生息・生息地などを含む地域
文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えている遺産
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