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更新日:2024年12月27日 ページID:029703
端島(軍艦島)は、海底深くに埋蔵する石炭を採炭するためだけに開発された島で、昭和49(1974)年の閉山後は廃墟となっていましたが、端島炭坑を守りたいとの住民の想いを受け、平成26(2014)年に国の文化財(史跡)に指定されました。また、平成27(2015)年7月に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の1つとして世界遺産に登録されました。
端島は、日本における「石炭産業」の発展の歴史を証明する貴重な資産ですが、閉山後50年を経て劣化が著しく進行しています。
端島を後世に引き継ぐため、適切に保存管理を行うにあたり、ふるさと納税をはじめ個人や企業の皆様から広く資金を募り、その受入先として平成27年9月に端島(軍艦島)整備基金を設置しました。
多くのみなさまからのご支援をお願いいたします。
⇒寄附の方法はこちらをご覧ください。
⇒寄附者の紹介とメッセージはこちらをご覧ください。
整備事業費(平成30年度から30年間) | 147.6億円 |
基金の目標額 | 57.7億円※ |
現在の基金積立額(令和5年度末時点) | 15.6憶円 |
目標値に対して達成率は27.0%(18.5%)です。
端島は国指定の史跡であり、世界遺産の構成資産であることから、長崎市では国や長崎県にも財政支援のお願いをしておりますが、より多くの方々に寄附いただき、適切な整備に活かしていきたいと考えています。
※国・県からの財政支援を受け整備事業を進めています。護岸整備工事には長崎県からの財政支援が受けられていませんので、その場合の長崎市の負担額(基金目標額)は84.2億円となります。
長崎市では次のように優先順位をつけて整備していく予定です。
1. 護岸及び石積擁壁遺構
端島は岩礁の周りを順次埋め立てて造成された人工の島です。そして、端島は島の周囲にある護岸で守られています。また、島内には石積の擁壁があり、この護岸と石積擁壁で端島という島の形が維持されています。端島の護岸と石積擁壁は明治期のもので、世界遺産としての顕著な普遍的価値に貢献していることから、最優先の整備対象として保全していく予定です。
2. 生産施設遺構
端島内には、今でも石炭を掘り出すために使われていた施設の遺構群(生産施設遺構)が残っています。坑口に設けられていた入坑桟橋、人や石炭が載ったケージを動かすための捲き座、採炭に必要な電力や圧縮空気を供給していた施設、掘り出された石炭を選別し、貯え、運び出すための施設、そして軍艦島といわれる端島のシルエットにも貢献している端島神社などを優先して整備していく予定です。
3. 居住施設遺構
昭和30年代、端島には5,300人近くの人が住んでおり、日本一の人口密度を誇っていました。端島に残るアパート群(居住施設遺構)のうち島の最も高い場所にあったアパートが3号棟と呼ばれる建物です。端島のシルエットにも貢献しており、比較的劣化が進んでいないことから、この3号棟から保存整備を始める予定です。
他にも、新たな見学通路の整備やモニタリング等を検討しています。
次のいずれかの方法でお願いします。
希望される場合は上のボタンをクリックしてください。(新しいウィンドウで開きます)
英語版はこちら : Click here for English version !
ふるさと納税(がんばらんば長崎市応援寄附金)の使い道の中で、『 1世界遺産、文化財の保全・活用』 があります。
ふるさと納税をご希望の方は、こちらからお手続き等をご確認ください。(ふるさと納税のページへジャンプします。)
市内各所に募金箱を設置しております。
上の写真は長崎市役所本庁1階ロビー
令和6年10月現在
やまさ海運株式会社 長崎市元船町17-3長崎港ターミナルビル1F
軍艦島クルーズ 長崎市元船町11番22号
軍艦島コンシェルジュ 長崎市常磐町1-60 常盤ターミナルビル102号
株式会社シーマン商会 長崎市丸尾町1-48
馬場 広徳 長崎市高浜町高浜3960 野々串港
長崎市役所(本庁1階ロビー)
高島港フェリーターミナル
グラバー園(新しいウィンドウで開きます) 長崎市南山手町8-1
軍艦島資料館(新しいウィンドウで開きます) 長崎市野母町562-1
※このほか、上陸ツアーの参加者からいただく端島見学施設使用料(300円)も基金へ積み立てています。
個人・団体・企業での個別で寄附を受け付けております。世界遺産室(電話095-829-1260)へご連絡ください。
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