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更新日:2024年5月23日 ページID:030544
ライデン市は、19世紀に出島の商館医として赴任したシーボルトが長崎を離れたあと、日本の研究を行ったまちです。アムステルダムの南西約40kmに位置する南ホラント州の基礎自治体。
オランダ独立戦争では、スペイン軍に徹底抗戦して勝利し、これを記念してウィレム一世が1575年にオランダ最古の大学であるライデン大学を設立しました。シーボルトハウスや国立民族学博物館などに、シーボルトの日本での収集品が数多く保管されています。
日本における西洋医学の基礎を築くとともに、日本の近代化に大きく寄与したシーボルトにかかる歴史的なつながりがあり、今でも多数のシーボルト・コレクションが所蔵・展示されています。2013年(平成25年)2月に市民友好都市を締結したライデン市とは、出島復元整備事業等における行政間の協力・交流のみならず、大学間の交流など様々な分野での交流が深まっていたため、ライデン市からの提案を受け、姉妹都市を提携しました。
(2017年(平成29年)9月1日に長崎市議会で議決)
時期 |
主な交流状況 |
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1996年(H7) |
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1998年(H10) |
長崎大学とライデン大学が大学間学術協定を締結(以降、毎年交換留学生を相互派遣)。 |
2012年(H24) |
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2013年(H25) |
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2014年(H26) |
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2015年(H27) |
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2016年 (H28) |
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2017年 (H29) |
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2018年 (H30) |
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2019年 (R1) |
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2020年 (R2) |
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2021年 (R3) |
長崎市の交流拠点施設と長崎市恐竜博物館、ナチュラリス生物多様性センターをオンラインでつなぎ、「こども国際シンポジウム」を開催。 |
2022年 (R4) |
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2023年(R5) |
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日本博物館シーボルトハウスはオランダのライデン市にあるフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの旧宅で、シーボルトが日本滞在中に収集した日常品、浮世絵、工芸品などの膨大な民族学的コレクション、動植物の貴重な自然史学的コレクションを展示している博物館です。シーボルトハウスを訪れるとシーボルトが収集したコレクションの規模と多様性がよくわかります。また、シーボルトハウスと、長崎市のシーボルト記念館、出島は友好博物館提携を結んでいます。
9から10世紀にかけて建造された要塞で、オランダの重要文化財です。円形の直径は35.5m、壁の高さ平均6.2m、壁の厚みは80から90cmほどあります。ライデン市の中心部にそびえ立ち、昔は街の防衛の役割を果たしており、敵が迫ってきてもすぐに気づくことが出来るよう、この要塞の頂上からはライデンの街全体を見渡すことができる構図になっています。
ルネサンス様式のファサード(建築物の正面部分)は、16世紀に造られたもので、オランダ国内で最長を誇り、市庁舎のトレードマークとして長く親しまれてきました。正面入り口には、大きな威厳のある三角階段が設置されており、長崎市の出島のカピタン部屋と同じつくりになっています。
1837年にヨーロッパではじめて創立された世界最古の民俗学博物館の一つです。シーボルトが日本から持ち帰った工芸品のほか、数多くの所蔵品を有しており、常設展や定期的に開催される企画展において、世界中の様々な文化や人々の生活について、造詣を深めることができる場所です。
動物学、地質学に関する数多くの標本が収集されており、人類の出現、氷河期、さまざまな景観、恐竜の時代について学ぶことができる施設です。その中に、「トリックス」と呼ばれる6,600万年前の本物のティラノサウルス(全長約13m)の全身骨格(約8割が発掘)が展示されています。長崎市恐竜博物館は、ナチュラリスと科学研究や教育プログラムの開発などの協力関係を結んでおり、トリックスの骨格レプリカを展示しています。
ライデン大学は世界で初めて日本学科が設立されたという、日本とかかわりの深い大学で、構内には、1587年に造られたオランダ最古の植物園が広がっています。また、 1990年に開園400周年を迎え、これを記念してシーボルト記念庭園が設けられ、シーボルトが日本から持ち帰った植物などが植えられています。庭園にあるシーボルトの胸像の周囲には、日本人妻「お滝」にちなみ名づけられた「アジサイ」の花が植えられています。
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