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更新日:2022年11月30日 ページID:039542
近年、全国的に高齢者による重大な交通事故が多く発生しています。そのような中、令和4年5月13日から、一定の交通違反歴のある75歳以上の運転者に運転免許更新時の技能検査を義務付けるなどの改正道路交通法が施行されました。
個人差はありますが、誰でも加齢に伴い、安全運転に必要な身体能力は低下します。自動車を運転する際に事故を起こさないよう、自分の身体能力を十分に自覚して、交通安全に心がけましょう。
1.渋滞ぎみの道路での追突事故
脚力や判断力の低下により、ブレーキ操作が遅れがち
⇒先々の交通状況にも目配りして、前の車の減速・停止を先読みしましょう。
2.信号がない交差点での出会い頭事故
視野が狭くなるため、危険を見落としやすい
⇒意識的に顔を右左に向けて、交差する道路の安全を確認しましょう。
3.右折時、対向直進車との事故
遠近を判断する「深視力」の低下により、対向直進車との距離を見誤りやすい
⇒対向車線の車がまだ遠くに見えても、通りすぎるのを待ってから右折しましょう。
4.郊外の直線路での正面衝突・単独事故
視線が一点に固定され、ぼんやり運転に陥りやすい
⇒意識的に視線を動かして注意力の低下を防ぎ、疲れを感じたら休憩しましょう。
自動車等の安全な運転に支障がある病気等を有する方や加齢による身体能力の低下を感じる方、そのご家族の方などが相談できる安全運転に関する全国統一の番号による相談ダイヤルです。
運転に不安を感じたら、「♯8080」にお電話ください。
詳しくはこちら⇒安全運転相談ダイヤル
運転に不安を感じる方に対して、運転免許証の自主返納だけでなく、より安全なサポートカーに限って運転を継続するという新たな選択肢を設ける趣旨の制度です。
運転に不安を感じたら、運転免許窓口に相談するなどして、免許の自主返納の検討のほか、サポートカー限定免許への変更についても検討してみてください。
最近、見落としが増えた、よくヒヤリとする、車をぶつけることが多くなったなど、運転に自信がなくなったら、運転免許証を自主返納することも考えましょう。
免許証を返納した人は、申請により、公的な身分証明書として生涯使える「運転経歴証明書」の交付を受けることができます。
公共交通機関の免許返納特典はこちら⇒運転免許証の自主返納について
高齢者が引き起こす交通事故を未然に防ぐことを目的として、10月24日(月)に長崎自動車学校、11月7日(月)にあたご自動車学校において「令和4年度長崎市高齢者交通安全講習」を実施しました。
1 自動車学校の指導員によるコース運転講習
2 認知機能向上トレーニング
3 サポートカー体験
4 クイックアーム、クイックキャッチ
5 ドライブシミュレーター
6 歩行シミュレーター
<協力機関、企業>
あいおいニッセイ同和損保、ダイハツ自動車長崎、長崎警察署
<協力機関、企業>
大浦警察署、損保ジャパン、長崎県オールトヨタ、長崎県警察本部交通企画課、日本自動車連盟
参加者の方々からは、
「自分の感覚の鈍さにびっくりした。車を運転する際はより注意が必要と思った。」
「年相応に運動神経が落ちていると思った。」
「まだ何年かは車を運転するから、参加してよかった。」
「運転する際の意識を高めるうえで、有意義な講習だった。」
等の声が聞かれました。
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