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「ながさき環境都市宣言文」解説

更新日:2013年3月1日 ページID:003980

1 表題及びサブタイトルについて

他都市の例を見ると、その都市独特の表題を付けているものが多い。

「長崎市環境都市宣言」では堅いため、「ながさき環境都市宣言」とし、さらにその下に長崎市環境基本計画の中でうたっている長崎市が目指す環境像(人と自然と文化が輝き続けるまち長崎)をサブタイトルとしてつけている。

2 宣言文の構成について

他都市の宣言文の例を見ると、最初に前文を置き、その下に箇条書きで数項目置く形式と箇条書きを使わず1つの文章で述べる形式の2種類に分けられる。

長崎市の宣言文に関しては、あらゆる世代の人にわかりやすいように前文と箇条書きの形式としている。

3 宣言文の内容について

(1)前文について

前文については、1段落目に、長崎市環境基本条例の前文を参考とし、長崎市の自然的社会的環境特性を述べ、2段落目に、環境の保全と創造に関して、将来の世代に対する私たちの責任を述べ、3段落目に、長崎市が「環境を大切にするまち」をつくることの決意を表している。

(2)箇条書きの文(項目文)について

項目数を5項目とし、長崎市環境基本計画に定める基本目標に沿って「循環」・「共生」・「参加」・「国際的取組」の要素をそれぞれの項目に含ませている。

多くの起草委員から長崎らしさを盛り込んだ宣言文にしたいということと、他都市に見られるような堅い宣言文にするのではなく、子供にもわかりやすく親しみやすい文章にしたいという意見が出された。

そのため、項目文については、長崎のまちがイメージできるようなペーロン、ハタ、出島などの長崎を代表する風物などを取り入れ、なるべくやさしい言葉を用いて作成している。

  • 1項目目は、きれいな水と空気の健全な循環を表している。
    空気を吸ったり、水を飲んだりした時に、おいしいと感じるぐらい汚染されていないきれいな空気や水を感じるようなまちにしたいという意味合いを込めている。
  • 2項目目は、恵み豊かな自然と人が継続的に共生していく姿を表している。
    「ホタル狩り」という言葉を使うことに対しては異論もあり、「ホタルが飛び交うような」とした方がいいなどの意見があった。しかし、最終的には、視覚的なものだけではなく、ホタルとの触れ合い、つまり自然との触れ合いの意味合いも込めたいということと、むかしは使われていたが、現在、失われつつあるような言葉を復活させたいという思いからあえて、「ホタル狩り」を入れた。
  • 3項目目は、世界に誇れる長崎特有の環境である長崎の歴史・文化との共生を表している。
    長崎の歴史・文化というのは、長崎にとって重要な環境であり、将来に引き継いでいかなければならないものであるとの意見から、新たに付け加えられた項目である。
  • 4項目目は、市・市民・事業者が自主的、積極的な参加により、環境にやさしいまちづくりに取り組む姿を表している。
    「ごみのない美しいまちをつくります。」というのは、単なるまちの美観ではなく、資源を大切にし、ゴミを出さないというゼロエミッションの考えを示している。
  • 5項目目は、戦争は、最大の環境破壊であるという認識から、国際平和文化都市長崎として、世界平和の推進による地球環境保全への貢献を表している。
    被爆クスノキが戦争の時代の生き証人として、今の時代に引き継いできたように、長崎市も自然と平和の尊さを将来へ引き継ぎ、世界へ発信し続けていくことが地球環境保全につながっていくことを強調している。

3項目目と5項目目は、他都市の宣言文にはない長崎特有のものである。

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