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更新日:2013年3月1日 ページID:000511
(しゅうとくじのぼんしょう)
指定年月日 昭和51年12月15日
所在地 長崎市夫婦川町11番1号 春徳寺域内
当寺開山泰室清安は慶安3年(1650)梵鐘1口を造った。施主は枝村八郎兵衛尉重勝、鋳工は江戸御花入屋閑入(おはないりやかんにゅう)、銘は元南禅寺高台寺住三江紹益(さんこうしょうえき)。枝村氏は当寺大檀越長崎代官末次平蔵家の家臣か。鋳工閑入は生国は肥前長崎、氏は松田、徳川家御用御花入師でまた仏具屋閑入とも名乗った。慶安元年(1648)家康33回忌で五箇所糸割符人から日光東照宮に献上した高約5.5メートルの銅燈籠1対(金500両)、また慶安4年(1651)家康36回忌で出雲の松平出羽守直政(まつだいらでわのかみなおまさ)が上野東照宮に献上した銅燈台1対は共に閑入の作。銘誌の三江紹益は泰室清安の師である。幸いこの鐘は戦時中の金属回収による供出を免れた。
備考
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