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更新日:2013年3月1日 ページID:000522
(ほんごうちこうぶちょすいちないいしばし)
指定年月日 昭和53年12月20日
所在地 長崎市本河内3丁目 本河内高部貯水池内
一の瀬川の上流、妙相寺川には、自然石で築いたアーチ石橋が数多く見られた。これはその一つで、明治22年(1890)に造成された水源地にそのまま水没し、現在まで遺ったものである。石の隙間には小石を充填(じゅうてん)し、橋面には土かぶりを施したと思われるが、水没中に洗い流され、現在は骨格的石組だけとなっている。平時は水中に没し、渇水時にだけ姿を現わす。架橋の年代は不詳であるが、明治2~3年(1869~70)頃現川の住民が、本河内の野石造りアーチ石橋を真似て、現川にも架けたという記録があるから、恐らく幕末期のものであろう。
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