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更新日:2013年3月1日 ページID:000532
(といしのろくじぞうとう)
指定年月日 昭和52年7月20日
所在地 長崎市戸石町1788番地
この戸石の六地蔵は重制(じゅうせい)の佐賀型六地蔵石幢(せきどう)である。この型式の六地蔵は、室町時代中期以降江戸時代前期にかけて流行したものである。笠は宝珠付六角形。龕(がん)に六地蔵が高浮彫され蓮台(れんだい)に立つ。その下に円柱の下りがつく。中台は円形で角柱の下りがある。上竿石に円・角・月形の彫り抜きがあり、火袋(ひぶくろ)になっている。慶長9年(1604)の紀年銘がある。下竿石は埋め込みのようである。
島原の乱(1637~1638)後、この地に宝瑞庵が創設されたといわれるが、この六地蔵石幢はもともとこの地に存在していたのか、後で他から移されたものか不明である。石幢を火袋に加工した例は他に見ないものである。
備考
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(補足)地図は目的地周辺の概ねの位置を示しています
バス「戸石局前」下車徒歩10分
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