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更新日:2019年11月21日 ページID:000538
(きゅうほんだけじゅうたく)
指定年月日 昭和44年6月20日
所在地 長崎市中里町1478番地
俗に田の字型と呼ぶわが国農家の基本型は、 居住部分の田の字型に仕切られた四室と作業空間の土間とから成るが、その四室の土間寄りの二室の間仕切(まじきり)を除いて一室にした、 いわゆる三間取りの平面をもつ、県下最古の民家遺構と考えられている。 建築年代については、記録等の証すべきものはないが、本田家は明和年間(1764~72)にはこの地に定住しており、この建物もそれより時代が下がっても遠くはないと推定されている。木割が大きく、小屋は叉首(さす)組み、棟束(むなづか)は立たない。
かや葺き大屋根の葺下ろし(ふきおろし)に、錣(しころ)葺きのひさしがすがり、これを「ももづき」葺きと呼ぶ。内部に竹簀子(たけすのこ)の床がある。
錣葺き…兜の錣のように屋根の流れ面が途中で屋根勾配が1段下がり、全体として2段となっている屋根の葺き方。
(出典『建築大辞典』彰国社(平成7年11月))
備考
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(補足)地図は目的地周辺の概ねの位置を示しています
バス「藤棚」下車徒歩10分
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