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更新日:2013年3月1日 ページID:000559
(いかのうらじぞうまつりかざりそうめん)
指定年月日 昭和50年6月26日
所在地 長崎市飯香浦町
飾りそうめんの技術は江戸中期頃より開始されたと考えられる。 全国的にみてもこの地方に伝承するほど複雑な工程を経て編み上げられるものはないと思われる。 幔幕(まんまく)と鎧兜(よろいかぶと)一対を製作するが、 幔幕は一本の棒にリリアン編みの様式で編み上げる。鎧兜は木と紙による枠に上下に分けて生そうめんと紙と元結いを使用して編み上げていく。 編み上げ時間はおよそ3時間、乾燥をきらうので早く編み上げなければならない。
小麦の生産地でもないこの地方に、そうめん編みの技術が伝承されていることは稀有であり、民俗資料として珍しく、この民俗技術を保持することは農民文化を知るために大切である。
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