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更新日:2013年3月1日 ページID:000572
(すえつぐせんえま)
指定年月日 昭和54年5月10日
所在地 長崎市立山1丁目1番1号 長崎歴史文化博物館
海外貿易を営んだ長崎代官末次平蔵(へいぞう)の仕立てた朱印船を末次船という。この絵馬は「奉掛御宝前 諸願成就 皆令満足寛永十一戌七月吉日」と書き、豊後氏他16人の姓氏が列記されている。寛永11年(1634)帰航の際に船頭や客商が連名で奉納したのであろう。絵は極めて写実性に富み、朱印船の外形を考証する資料としては、全国にも数少ない貴重なものとされている。船形からポルトガルのガレオン船や中国の唐人船の影響が認められる和洋唐折衷の様式と言われ、表帆柱・中帆柱・舮(とも)帆柱の3本マストに遣出(やりだし)柱やマキリ帆を有する外洋船である。この絵馬は度々修復されている。
備考
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