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更新日:2013年3月1日 ページID:000591
(あおかたもんじょ)
指定年月日 平成13年2月26日
所在地 長崎市立山1丁目1番1号 長崎歴史文化博物館
青方氏は元を藤原氏としており、鎌倉時代の初期には現在の南松浦郡新上五島町青方(当時、肥前国宇野御厨浦部島青方)を本拠としており、在地領主として発展した。鎌倉時代は幕府の御家人となり、南北朝以降は松浦党(まつらとう)の一員として活躍し、近世では五島藩の家臣、幕末には家老職を務めた。青方氏に伝来した文書群は鎌倉時代の初期から近世末まで年代・内容ともに多岐にわたる。
鎌倉期の文書では、建久7年(1196)に青方氏の始祖ともなる僧尋覚(じんかく)が宇野御厨内小値賀島の地頭職を源頼朝より安堵された文書の写しである「前右大将(源頼朝)家政所下文案(まんどころくだしぶみあん)」を最古の年号をもつものとして、以後、一族内部での領地権をめぐる訴訟文書や、異国警固番役(いこくけいごばんやく)に関する文書、南北朝期・室町期の文書では、国人一揆関係の文書、また漁業や牧など生業に関わる文書など興味深いものが多い。
備考
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