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更新日:2013年3月1日 ページID:000594
(よろずやまちかさぼこさがりいっしき)
指定年月日 平成15年5月1日
所在地 長崎市南山手町8番グラバー園内長崎伝統芸能館(くんち資料館)倉庫
江戸後期に制作された万屋町傘鉾垂が長崎刺繍「魚尽くし」であるのは、この町にかつて魚問屋があったことに因む。刺繍は文政10年(1827)縫屋幸助(下絵・原南嶺斎)による作品と、弘化5年(1848)塩屋熊吉による作品の新旧二種が存在する。
刺繍内部に綿などを含ませ立体感を出す技法には中国刺繍の技法が認められ、また刺繍の写実的表現には長崎に渡来した清朝絵画の影響が見受けられ、長崎刺繍工芸史上貴重な資料である。
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