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更新日:2013年3月1日 ページID:000612
指定年月日 昭和36年6月7日
所在地 長崎市南山手町8番77号
英人トーマス・ブレイク・グラバーは、安政6年(1859)9月上海から長崎に来てグラバー商会を設立し貿易に従事した。当初居住地を転々と変えたが、風光佳絶(ふうこうかぜつ)のこの地に接客用を主とした木造洋館を建てた。大工の墨書により文久3年(1863)の建築であることが確認された。木造洋館としては日本最古の遺構。のちここを住まいの根拠とし、増築や模様替えがなされて明治の中頃には概ね現在の姿となった。棟梁は大浦天主堂等を請負った天草の小山秀(こやまひで)であったと思われる。
グラバーは、薩長土各藩を支援し、明治維新を推進した陰の功労者で、造船・炭坑・鉄道等、日本の近代文明の進展にも尽くした。
備考
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