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更新日:2021年10月27日 ページID:000635
(せいすいじのぼんしょう)
指定年月日 昭和51年7月20日
所在地 長崎市鍛冶屋町8番43号
京都清水寺の真言僧慶順(けいじゅん)が元和9年(1623)当寺を開創。寺観の整備に意を用い、寛永19年(1642)博多の豪商伊藤小左衛門尉(いとうこざえもんじょう)吉次の援資により、京都三条釜座(かまざ)伊豆守藤原朝臣(ふじわらあそん)真次の鋳造(ちゅうぞう)した梵鐘1口を得た。戦時中の金属回収も免除された名鐘で、長崎に現存する日本の梵鐘では最古のもので、また京都の鋳物師(いもじ)の鋳造したものは現在これだけである。
禁制品の武具類を朝鮮へ密輸出して抜荷(ぬけに)の罪で捕えられ、寛文7年(1667)11月一味の首魁(しゅかい)として磔刑(たっけい)に処せられた伊藤小左衛門吉直は、吉次の子であったが、当時の貿易は大体抜荷と紙一重であったから巨万の財を得た。
備考
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