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更新日:2013年3月1日 ページID:000636
(てんじょうえ)
指定年月日 昭和33年6月5日
所在地 長崎市脇岬町2330番地 観音寺内
観音寺本堂の格天井(ごうてんじょう)150枚の1枚毎に描かれた花卉図(かきず)である。1枚の大きさは一辺42センチメートルの正方形。うち4枚に川原慶賀(かわはらけいが)、他の4枚に清人華蘭徴(からんちょう)の落款があり、筆者を知ることができる。その他は無落款である。ただ、1枚に「長崎画史賞鑑家七十九翁、禁衣画師石崎融思(ゆうし)敬写、同石崎融済(ゆうざい)謹写、補助石崎融吉(ゆうきち)敬写」とあることから、この石崎一族が中心となってこれらが描かれたこと、弘化(こうか)3年(1846)融思79歳の時にこれが完成したことが判る。また、絵裏面の書入れにより長崎の飛鳥氏らが先祖菩提のため奉納したこともわかる。天保13年(1842)に所払いの刑を受けた慶賀が4年後の弘化3年には、既に当寺で仕事をしていたことを知る貴重な資料でもある。
備考
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バス「観音寺前」下車徒歩5分
(補足)公開の有無は所在地に直接お問い合わせください
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