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更新日:2013年3月1日 ページID:000646
(けんぽんちゃくしょくふどうみょうおうさんどうじぞう)
指定年月日 平成2年6月29日
所在地 長崎市立山1丁目1番1号 長崎歴史文化博物館
長崎の某家に旧蔵していたものを、長崎の古美術愛好家8名が譲り受け、昭和7年(1932)「除病延命祈願為」清水寺に寄進したものである。
海中の岩座に立ち正面を見据える不動明王と三童子、倶利迦羅竜(くりからりゅう)のまつわる宝剣を描く。衣文線(えせんもん)は肥痩(ひそう)の強い墨線で引き、着衣の文様は金泥、彩色で細かく描くなど、鎌倉時代後期の作風を示している。
迫力ある描写や、火災・羂索(けんさく)・頭髪を靡(なび)かせ、強い風をあらわす動的な表現などに、筆技の並でないところが見られ、類例の少ない三童子をあらわす作品であると同時に、3メートル近い大幅の不動明王画像として注目される。
備考
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