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更新日:2013年3月1日 ページID:000658
(おおはとのてつだま)
指定年月日 平成19年5月1日
所在地 長崎市元船町10番
この玉の由来については、江戸時代当時から不明な点が多い。しかし、古来より長崎名物の一つとして有名であり、当時これ程大きな鉄製の玉は他になく、我が国鋳物史の上からも貴重な資料と考えられている。周約175センチメートル、短径約52センチメートル、長径約55.7センチメートルを測る。
鉄玉の製作年については、長崎の鋳物師(いもじ)の阿(安)山(あやま)一族が盛んに活躍し、大きな梵鐘などを手がけた17世紀中頃と推測される。なお、2段目の台座は、明治25年(1892)の顕彰による製作物である。
この玉は、大砲の弾丸でない可能性があり、江戸時代当時に呼び名が定まらなかった背景もあるため、文化財指定にあたり、「大波止の鉄玉」と呼称し、長年の愛称「鉄砲玉」を併記することとした。
備考
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路面電車・バス「大波止」下車徒歩3分
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