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更新日:2021年10月27日 ページID:000674
(そうふくじのまそどう)
指定年月日 昭和35年7月13日
所在地 長崎市鍛冶屋町7番5号
媽祖は、海上守護神で天后聖母(てんこうしょうぼ)・天妃(てんぴ)・老媽(のうま)・菩薩(ぼさ)その他の呼び名があり、華南地方で尊崇される。唐船は船毎に媽祖像を祀り、入津(にゅうしん)滞泊中は唐寺の媽祖堂に奉安したから、媽祖堂は寺内でも重要度の高い建物で、長崎の唐寺(とうでら)の草創は媽祖堂の建立にはじまるという傾向があった。
現在の建物は寛政6年(1794)唐船主からの砂糖1万斤の代銀12貫目で再建された。基壇(きだん)上の勾欄(こうらん)・前廊の黄檗(おうばく)天井・半扉(はんとびら)その他の黄檗様式と和様の細部様式とが混在している。船の媽祖像を揚げ卸す儀式のために、前庭の空間が必要である。港内から望見できる目印の旗を立てた刹竿(旗竿)石1対が、鐘鼓楼の前にある。
備考
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