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更新日:2013年3月1日 ページID:000715
(うおのまちのかさぼこかざり)
指定年月日 昭和49年3月8日
所在地 魚の町町内倉庫に保存
くんち奉納踊の際、 魚の町使用の傘鉾として製作したもので、 町内の玉屋硝子細工所で製作したビードロ細工として有名。 上部の飾は町名の魚の町に因んで魚篭・打網等と魚に関係するものが作られている。ビードロ細工は長崎特産の一つであるが、その製作年代(嘉永6年-1853)を詳らかにした資料で長崎製と確認できるものは本品のみで、 長崎工芸史上貴重な資料であり、わが国に現存するビードロ細工のうち、 型としては最大である。天保年間(1830~1844)、 魚の町の傘鉾を描いた石崎融思(いしざきゆうし)の扇面に、すでに竹・網・魚篭が描かれており、魚の町には、 ビードロで現在のような飾を作る以前に、これとほぼ同型の傘鉾飾があったと考えられる。
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