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更新日:2013年3月1日 ページID:000727
(しほんちゃくしょく しーぼるとしゃけつしゅじゅつず)
指定年月日 昭和10年8月3日
所在地 長崎市立山1丁目1番1号 長崎歴史文化博物館
川原慶賀筆、1820年代末の制作。「慶賀」の朱印と、Toyoskij(慶賀の通称登与助)の署名がある。
本図は、 西洋人医師が外科手術をしている場面を描いたもので、 長崎の洋風画の典型的なものである。 図中、被術者の顔が最も目立つが、これはフランスの石版画家ボアリーの石版画シリーズ「しかめ面」の中の一人物の顔をそのまま借用したものである。
苦痛を忍ぶ患者のリアルな表現に西洋の版面を利用したところに、慶賀の着目の卓抜さが窺えると同時に、彼の洋画研究の一側面を見ることができる。
備考
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