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更新日:2021年10月28日 ページID:025507
(こうたいじ さんもん・におうもん・だいぶつでん)
平成21年4月3日
長崎市寺町1-1
晧臺寺は、寛永3年(1626)に現在地へ移転して形成された当地第一の名刹で、現在もそれにふさわしい伽藍(がらん)をもつ。
山門は、もとはもう少し前方にあったが、天保8年(1837)現在地に再建された。中央に四脚門形式の主門を置き、両脇には屋根を一段低くした棟門形式の小門を一体的に取り付けた、総欅(けやき)造りの重厚な構えが特色である。
仁王門は、本堂など寺の中枢部への入り口で、中門にあたる。中央に戸口を設け、両脇に金剛力士像を置く三間一戸の平面で、背面側は両側に伸びる回廊に接続した通路とする。2階建てだが、下層には屋根がない楼門の形式。延宝8年(1680)の創建と伝える県下の門では最古の遺構で、古式のよく引き締まった造形が秀逸である。
大仏殿は、延宝5年(1677)に鋳造された当地最大の銅像・慮舎那仏(るしゃなぶつ)を安置するため、明和5年(1768)に改築したもの。後世の改修部分も多いが、大要は江戸中期以来の姿を保つ。柱間が約17尺にも及ぶ方一間の身舎(もや)を囲んで裳階(もこし)が廻り、正面側に唐破風屋根の向拝を突き出した、雄大で珍重な造りが特徴をなす。
路面電車「めがね橋」下車徒歩10分
長崎バス「中央公園前」・県営バス「親和銀行前」下車徒歩10分
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