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更新日:2023年7月6日 ページID:038711
近年Uターン・Iターンを支援する自治体が増えてきていますが、具体的にどんな取り組みが行われているのか知らない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、自治体によるUターン・Iターンの支援制度の条件・内容について詳しく解説します!
Uターン・Iターンの支援制度とは、地方への移住者を増やすために自治体が行なっている施策のことです。自治体や地域によって支援内容は大きく異なりますので、どのような取り組みや活動が行われているか事前に確認しておきましょう。
Uターン・Iターン支援を受ける条件は、それぞれの自治体や施策によって異なります。例えば「現在県外に住んでいること」や、「移住後その地域で働く予定があること」などです。中には、かなり厳しい条件が決まっているものもあります。
自治体が定めている条件に合わないと、支援を受けられません。具体的に受けたい支援や利用したい制度が決まっているのなら、必ず自分に条件が合うかどうかチェックしましょう。
自治体によるUターン・Iターンの支援内容の中でも多いのが、移住や住居に関する施策です。こちらでは、具体的にどういった取り組みが行われているのかを紹介します!長崎市の取り組みも詳しく解説しているので、移住を検討している人は目を通してみてくださいね。
全国で行われている支援例として、住居の支援が挙げられます。Uターン・Iターン者に対して空き家バンクの住居を案内したり、リフォームの際に補助金を支給したりする取り組みです。地方へのUターン・Iターン希望者を呼び込むだけでなく、地域の空き家問題も同時に解決できる施策といえるでしょう。
また、移住や定住に関する相談窓口を設けて、Uターン・Iターンを希望する対象者への支援を行なっている自治体もあります。UターンやIターンを推奨している企業をサポートし、雇用を増やすといった取り組みなども実施されていますよ。
長崎市では移住者を増やすため、「長崎市移住支援補助金」という制度を実施しています。現在東京23区に住んでいる、または、通勤している人の中で、長崎市へ移住し、仕事をする人が対象です。2人以上の世帯には100万円、単身者には60万円が支給されますよ。
さらに長崎市では子育て世代向けに「長崎市子育て世帯ウェルカム補助金」という支援を実施しています。この支援では長崎県外から長崎市にUターン・Iターンし、仕事をする人へ、補助金35万円が支給されます。
移住や住居に関する取り組みのほか、Uターン・Iターン希望者の転職や就業をサポートする支援も行われています。具体的な取り組み内容をこちらにまとめていますので、どのような支援が受けられるのか気になる人はぜひ目を通してみてください。
地方での就職・転職をサポートするため、Uターン・Iターン希望者に向けて産業体験のお試しを行なっている自治体があります。この支援はUターン・Iターンする前に参加者に産業を体験してもらい、移住へのハードルを下げることが目的です。
また、Uターン・Iターンの就業や創業に対して、助成金を支給している自治体も多数あります。こういった取り組みは、地方中小企業の人材獲得や地域の発展を目的としています。自治体によって支給額は大きく異なりますので、気になる地域の情報を確認してみてください。
長崎市ではUターン・Iターン転職をサポートするため、さまざまな取り組みが行われています。例えば「ながさき移住ウェルカムプラザ」では、相談員が移住希望者に仕事を紹介するという取り組みを行なっています。
求人サイトでは見つけられないような仕事の紹介や、履歴書の書き方から面接の練習など転職活動が成功するまでのサポートなどを受けられますよ。長崎市でどのように仕事を探せば良いかわからない、転職活動に悩んでいるという人は、ぜひ「ながさき移住ウェルカムプラザ」を利用してみてくださいね。
また、長崎では、「ながさきUIJターン就活費用補助金」という制度も実施されています。これは長崎県外から県内に就職しようと考えている学生に、支援金を支給するという取り組みです。学生が利用しやすいよう手続きが簡略化されているため、気軽に申請できるのが嬉しいポイントですね。
そのほか、奨学金の返済をサポートする「奨学金返済アシスト事業」という取り組みも行われています。大学などを卒業した後、対象業種の県内企業に一定期間就業すれば、学生時代の奨学金の返済をサポートしてもらえます。
長崎市では仕事の紹介など移住したい人の転職支援に非常に力を入れています!まずは相談を!
全国で行われている自治体の支援例として、移住に関する情報の提供が挙げられます。会員に登録した人を対象に、特典サービスや優待割引などを行う取り組みが実施されていますよ。
また、移住を検討している人を対象に、宿泊費用や引っ越し代、レンタカー代の割引を実施する支援などもあります。自治体ならではのユニークな取り組みがたくさんありますので、気になっている地域の支援情報をチェックしてみてください。
長崎市で行われている支援内容として、「よかパス移住体験宿泊サポート」という取り組みが挙げられます。
長崎市内で宿泊する人に「ながさきウェルカムパスポート(よかパス)」を発行し、宿泊費の割引などの特典を利用してもらうという取り組みです。宿泊施設を利用したときだけでなく、制度に協力している事業者のお店を使った際にも特典を受けられますよ。
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また、長崎市では、「レンタカーの無料貸し出しサポート」も実施しています。この取り組みは、長崎市へのUターン・Iターン希望者にレンタカーを無料で貸し出し、市内の生活環境を見てまわる際にスムーズに移動してもらうという制度です。
このレンタカーの貸し出しサポートを受けるには、ながさき移住ウェルカムプラザで移住相談を受ける必要があります。また、レンタカーの利用範囲は長崎市内のみという条件もあります。かなり便利な支援制度なので、移住を検討しているならぜひ活用してみてください。
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Uターン・Iターンで就職活動を行うのには、具体的にどのようなメリットがあるのか気になりませんか?そこで今回は、Uターン・Iターンの魅力やメリットについて紹介します。理由も合わせてまとめているので、ぜひ最後までチェックしてください。
地方Uターン・Iターンをするメリットとして、子育てがしやすくなるというものが挙げられます。地方では都会に比べて、公園などの子どもが遊べる施設が豊富です。
また、「地域全体で子どもを育てる」という意識も強いため、かなり子どもを育てやすいとされていますよ。
生活コストを大幅に抑えられるのも、Uターン・Iターンのメリットの一つです。都会は家賃や物価が高く、交通費などもかかるためどうしても出費が多くなりがちです。
しかし、地方であれば住居費や物価を安く抑えられるため、生活コストをカットできますよ。余裕を持った暮らしがしたい、生活費を削って貯蓄に回したいと考えている人は、Uターン・Iターンに向いているでしょう。
UターンやIターンで地方へ移住すれば、豊かな自然のもとで暮らせます。子どもを伸び伸びと育てられますし、新鮮な食材も手に入りやすいですよ。
また、住居同士が離れているため、近所の騒音もほとんど気にならなくなります。
生活コストが抑えられ、豊かに暮らせることは大きなメリットですね!!
Uターン・Iターンのデメリットとして、仕事の幅が狭くなってしまうことが挙げられます。地方は都会よりも企業や会社の数が少なく、募集されている職種も限られています。そのため就きたい仕事がない、やりたい職種が見つからない可能性もあります。
公共交通機関の利便性が悪いという点も、Uターン・Iターンをする上での問題点だといえます。特に人口が減っている地域では、バスや電車の路線や本数が大幅に制限されていることが多いです。また、運賃も高めに設定されており、移動に手間がかかってしまいます。
ただし、長崎市の中心部など、公共交通機関が充実している地域もあります。長崎市には路面電車が通っており、大人は140円・子どもは70円で利用可能なのが特徴です。長崎市の中心部に住居を構えるのであれば、移動の心配はほとんどいらないでしょう。
都会での暮らしに比べて生活水準が下がってしまうのも、Uターン・Iターンならではの問題点でしょう。都会は娯楽や商業施設が多く、新しい情報や商品をすぐに入手できます。また、大企業が多いこともあり、収入が高めに設定されているのです。
一方、地方は都会に比べ、商業施設や娯楽が少ないのがデメリットです。例えば地方では東京や大阪などの大都市に比べて美術館や劇場といった施設が少ないため、物足りなさを感じる人もいるでしょう。地方は都会よりも収入が下がることが多いのも、生活水準が下がる理由の一つです。
近年移住者や若者を地方に呼び込むため、Uターン・Iターンの支援事業を行う自治体が増えてきています。自治体が行なっている支援を活用すれば、Uターン・Iターンを有利に進められますよ。
またUターンやIターン後に後悔しないためにも、地方移住の魅力やメリット、問題点などをきちんと把握しておくことが大切です。今回紹介した自治体の支援事業を参考にして、Uターン・Iターンを成功させましょう!
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