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更新日:2023年7月6日 ページID:038715
都市部から地域への移住者を増やすため、Uターン・Iターンを促進している自治体は多いです。そこで今回は、自治体によるU・Iターン促進の取り組み内容について紹介します!全国的な取り組みや長崎市の支援内容をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
Uターンとは、地方で生まれ育った人が都会へ移住後、再び地元へ戻ってくることを指します。一方Iターンとは、都会で生まれ育った人が就職や転職をきっかけに、住んだことのない地方へ移住するというものです。
それぞれ少しずつ意味は異なりますが、どちらも地方への移住を指す言葉となっています。現在地方への移住者を増やすため、このUターン・Iターンをサポートする自治体が増加してきていますよ。
自治体によるUターン・Iターン支援の内容は、その地域によって大きく異なります。移住支援の補助金を支給しているところもあれば、企業と連携して仕事の紹介を行なっている地域もあります。
中にはレンタカー料金の割引や移住お試しプランなど、独自の取り組みを行なっている自治体も見られます。移住したい自治体がどのような取り組みを行なっているのかを確かめ、Uターン・Iターンをするかどうか検討してみてください。
自治体によるUターン・Iターン促進の取り組みとして、助成金や補助金の支給が挙げられます。都会から地方へ移住する際には、引っ越し費用をはじめ多額の資金が必要になります。移住希望者の中には「地方へ移住したいけれど資金が足りず諦める」という人も珍しくありません。
そういった人達を都市部から地方へ誘致するため、自治体が資金面の援助を行なっているのです。全国的にどのような取り組みが行われているのか、長崎市ではどんな支援が受けられるのかをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
都市部から地方へ移住した人を対象に、Uターン・Iターン補助金を支給するという施策が挙げられます。自治体によって異なりますが、「企業へ就職または創業したか」「移住後1年以内に申請を行ったか」などの条件が定められていることが多いです。
若者のUターン・Iターンを増やすため、就職奨励金を支給している自治体もあります。市外に居住していた若者の中で、市内の企業に就職して賃貸住宅に居住した人が対象です。地元に戻ろうと考えている若者にとって、かなり魅力的な取り組みといえます。
また中には、UターンやIターンを検討している人とその家族を対象に、宿泊補助費を支給している自治体もあります。市内のホテルへ宿泊してもらい、地域での暮らしを体験したり定住相談をしてもらったりすることが目的です。
ほかにも全国の自治体では、補助金・助成金に関するさまざまな取り組みが行われています。定住したいと考えている地域の自治体のHPをチェックしたり、窓口へ相談したりしてはいかがでしょうか。
長崎市が行なっている取り組みとして、「長崎市移住支援補助金」が挙げられます。これは東京23区に在住・通勤していた人の中で、長崎市へ移住して仕事をする人を対象にしています。単身者の場合は60万円、2人以上の世帯には100万円が交付されますよ。
また、働く子育て世代の移住・定住を促進する「長崎市子育て世帯ウェルカム補助金」という取り組みも行われています。長崎県外から長崎市に移住する子育て世帯が対象となっており、補助金35万円が交付されます。
これらの補助金を受け取るには、さまざまな条件や申請方法などが細かく決まっています。長崎市への移住を検討しており、これらの補助金を申請しようと考えている人は、ぜひ以下のサイトをチェックしてみてください。
UターンやIターンを行うとなると、どうしても就業や仕事のことが心配になりますよね。特に都市部からIターン就職をする場合は、「その地域にどんな企業があるのか」「どんな仕事に就けるのか」がわからず、悩むこともあるでしょう。
仕事や就業に不安を抱えている人に対応するため、Uターン・Iターン希望者の就業サポートを行う自治体もあります。具体的にどのような取り組みが行われているのかまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
全国で行われている就業サポートとして、Uターン・Iターンの就活応援事業が挙げられます。これは、県外在住の学生や卒業後3年以内の求職者に交通費等を支給している企業をサポートする、というものです。企業へ支援を行い、UIターン人材を求める会社を増やすのが目的です。
企業向けではなく、Uターン・Iターンを希望する人に向けた取り組みも行われています。例えばUターン・Iターン希望者へ仕事の情報を提供している自治体があります。無料の職業紹介所や生活への相談会、地元との交流なども実施されていますよ。
長崎市では、Uターン・Iターン希望者を対象にさまざまな就業サポートが行われています。その代表的な例が、「ながさき移住ウェルカムプラザ」です。こちらは無料職業紹介所の届け出をしており、相談員が希望者へ仕事を紹介しています。
仕事を斡旋してもらえるだけでなく、履歴書の書き方から面接の練習など就職が決まるまでしっかりサポートが受けられるのが魅力です。また、ながさき移住ウェルカムプラザではさまざまな専門機関と連携しているため、一般的には探しにくい仕事とマッチングできるのが強みです。
長崎県内の就職希望者をサポートするため、「ながさきUIJターン就活費用補助金」という取り組みが行われています。長崎県外から県内へ就職する学生を対象に、居住地域ごとに支援金を支給しているのです。
少しでも学生の負担を減らすため、申請へのステップは極限まで簡略化されています。対象活動に参加後、申請書を出すだけでサポートが受けられますよ。非常に魅力的な施策なので、都市部から長崎へUターン・Iターンを希望している学生さんはぜひともチェックしてください。
また長崎では、学生の奨学金の返済をサポートする「奨学金返済アシスト事業」を行なっています。大学などを卒業した後、対象業種の県内企業に一定の期間就業した場合、奨学金の返済を支援してもらえます。奨学金を借りている学生さんは、こちらの事業もあわせてチェックしてみてください。
長崎市は特に転職のサポートに力を入れています。何か気になる事があればお気軽にお問い合わせください!
移住に伴う支援金・補助金の支給や就業サポート以外にも、自治体ならではのユニークな取り組みを行なっている地域もあります。全国はもちろん長崎市にも便利で魅力的な取り組みが多数ありますので、気になる人はぜひ最後まで目を通してみてください。
全国の自治体の取り組み例としては、空き家を購入してリフォームする際の補助金や家財道具などの処分の支援が挙げられます。都市部などの県外から地方へ移住し、空き家情報バンクに登録されている空き家を購入した人が対象です。
Uターン・Iターン希望者への取り組みとしては、セミナーの実施が挙げられます。Iターンなどでその土地に住んだことのない人は、移住後の暮らしが想像できず不安に思うこともあるでしょう。そんな不安に対応するため、移住のしやすさや相談会などを企画している自治体は多いです。
実際に地域へ移住した人へ生活環境についての話を聞く企画や、移住先での生活を体験するモニターツアーなども行われていますよ。Uターン・Iターン後にどのような暮らしが待っているのか具体的にイメージできるため、移住後の負担を大幅に減らせます。
長崎市で行われているUターン・Iターン支援の取り組みとして、レンタカーの貸出サポートが挙げられます。これは長崎市の生活環境や暮らしなどを見てまわる際の移動をスムーズにするため、希望者へレンタカーを無料で貸し出すという施策です。
対象者は長崎県外から長崎市内へ移住を検討している人で、利用は長崎市内に限定されています。またレンタカー貸出サポートの利用前または利用後には、ながさき移住ウェルカムプラザで移住相談を受ける必要があります。細かく条件は定められているものの、非常に便利な施策の一つです。
また、長崎市では、「よかパス移住体験宿泊サポート」という取り組みも行われています。こちらは長崎市へのUターン・Iターン希望者に対して「ながさきウェルカムパスポート」を発行し、長崎市内で宿泊する際に宿泊料の割引などの特典が利用できるという制度です。宿泊施設だけでなく、その他の協力事業者の店舗を利用した際にも特典を受けられますよ。
自治体ごとのユニークな取り組みも多いため、気になる地域の取り組みを確認してみましょう!
自治体が行なっているUターン・Iターンの支援施策の中には、魅力的な取り組みが多数あります。自治体のサポートをうまく活用することで、Uターン・Iターンを効率よく進められるでしょう。今回紹介した支援内容を参考に、どういった取り組みが行われているのか把握してみてくださいね!
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