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更新日:2013年3月1日 ページID:005620
まちづくりは、行政が行うもの、それぞれの地区の方たちが行うものと考えがちですが、斜面のまちづくりを民間の立場で、様々な角度から研究、活動している長崎斜面研究会(代表 平野啓子さん)を紹介します。
長崎は市街地の7割が斜面地であり、その斜面市街地の大半は、車が入らない細街路と階段で構成された居住地です。こうした斜面住宅地に暮らす高齢者や障害者は、地理的な制約により外出の機会が減少するなど暮らしの中での大きなハンディを抱えています。
総合病院の医師やリハビリのスタッフが中心となり、斜面住宅地での暮らしの全ての場面で生じた問題への支援には様々な職種の人たちの参加が必要であると考え、各方面に呼びかけました。
『どの様に老いても、どの様な障害をもっても、住み慣れたところで安心して暮らしたい』という思いに賛同し、集まったメンバーによって平成9年10月に「長崎斜面研究会」は発足しました。
現在の会員数は約200名、医療・保健・福祉・機械・土木・建築などの専門職だけでなく、サラリーマン・企業OB・OG・学生・地域自治会関係者・行政職など幅広い方々の参画によっていろいろな生活支援に取り組んでいます。
ニュース「長崎坂道発進」毎月300部程発行
今、特定非営利活動法人の認可申請を行っています。NPO化によって、高齢者や障害者からの暮らしの中での生活障害に関して求められている様々な支援や相談に対して、より積極的な対応を可能にし、さらに、介護保険の新しい動きに応じた活動や、地域のコミュニティづくりに関わる活動など、活発で継続的な活動へと発展させたいと思っています。
長崎市文教町1-14
電話番号&FAX番号 .095-819-2508
長崎大学工学部 石松隆和、竹山裕子
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