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更新日:2021年4月1日 ページID:036244
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作成協力:岡村真理氏、今井桃子氏
天后堂は、1736年に、南京地方出身の中国人たちが建てたお堂です。(※1)
本堂には、航海安全の女神「媽祖」を祀っています。
媽祖は、実在の人物で、幼少の頃から非常に特異な能力で数々の奇跡を起こしたことで神格化され、道教の神となりました。
かつての中国人たちは、航海安全の神である媽祖像を船内に祀り、長崎に着くと、まずは唐人屋敷内の天后堂へと安置しました。(※2)
この媽祖像を運ぶ行列の様子は、毎年冬の一大イベント「長崎ランタンフェスティバル」の「媽祖行列」で再現されています。(※3)
※1 左上に描かれている建物が天后堂
石崎融思「唐館蘭館図絵巻」(長崎歴史文化博物館蔵)
※2 上部に描かれているのが、媽祖行列。
この道は、現存する土神堂から天后堂へ続く300年の歴史の道。
石崎融思「唐館蘭館図絵巻」(長崎歴史文化博物館蔵)
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