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更新日:2024年7月4日 ページID:024907
長崎市は、市民・事業者の皆様とともに、歴史的なまちなみの保全や美しい景観まちづくりを進めてきました。
その取り組みが高く評価され、景観に関する様々な賞を受賞しています。
これらの賞を励みに、今後とも良好な都市景観の形成のため、一層の景観まちづくりを推進していきます。
2013年アジア都市景観賞
都市の誇りを育む景観
出島復元整備事業とまちづくり
長崎市
昭和40年代の出島 | 本格的な復元整備が進む出島及び出島対岸地区 |
アジア都市景観賞は、国連ハビタット福岡本部、アジアハビタット協会、アジア景観デザイン学会、福岡アジア都市研究所の4団体によって2010 年に創設された、景観に関する国際賞です。
アジアの都市景観の形成に寄与し、他都市の模範となる優れた成果をあげた都市や事業などに贈られます。
アジア都市景観賞についてはこちら(新しいウィンドウで開きます)
2013年アジア都市景観賞は「都市の誇りを育む景観」をテーマに募集が行われ、都市景観の価値をそこに暮らす人々の歴史から再発見し、地域社会の創造やイノベーションにおける都市景観の新たな位置づけや可能性を見出した案件が表彰されました。
授賞式の様子 | 岡田副市長のプレゼンテーション | 全受賞都市 |
賞状 | 記念盾 | 市庁舎での展示の様子 |
長崎市は、戦後間もない昭和26年(1951)に出島の復元に着手、翌昭和27年(1952)から出島史跡内民有地の公有化に取り組み、平成13年(2001)には、公有化着手から50年の歳月を経て、出島史跡の完全公有化を果たしました。平成8年(1996)には、19世紀初頭の出島の施設・景観の完全復元を目指す「史跡出島和蘭商館跡復元整備計画」を策定し、本格的な復元整備事業に取り組んでいます。
歴史的遺産を活用した都市景観を未来に伝えていく長崎市の息の長い取り組みと、学術的分析に基づく精緻な復元、周辺地区を含めた質の高い都市空間づくりの取り組みが「都市の誇りを育む景観」として高い評価を受けました。これからの復元整備事業とまちづくりの大きな励みとなるものです。
「都市景観の日」実行委員会は、良好な都市景観を育むため、互いに協力しあい、工夫をこらした意欲的な実践にともに取り組むことを広く呼びかけ、その一環として平成3年度から都市景観大賞を実施しています。
平成3年度から平成12年度までの10年間は、都市景観大賞(建設大臣賞)「都市景観100選」が実施され、都市空間の構成並びに意匠についての総合的な工夫、配慮及びその結果作られている都市空間のデザインに着目し、総体としての都市環境が優れた地区並びに高い水準の都市空間デザインが行われている地区として、「東山手・南山手地区景観形成地区」「中島川・寺町地区」が表彰されました。
都市景観大賞についてはこちら(新しいウィンドウで開きます)
平成9年度「都市景観100選」 東山手地区・南山手地区景観形成地区 |
平成12年度「都市景観100選」 中島川・寺町地区 |
長崎市では、東山手・南山手地区、中島川・寺町地区など、特に歴史的な特徴があり、重点的に景観の保全や誘導を行う地区を「景観形成重点地区」として、景観まちづくりに取り組んでいます。
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