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2010/04/01 吉田勝二様のご逝去に伴う市長コメント

更新日:2010年4月1日 ページID:021257

 本日、吉田勝二さんの訃報に接し、心からお悔やみを申し上げます。
 吉田さんは、長崎県立工業学校2年生(13歳)のときに被爆し、戦争の悲惨さを身をもって体験されました。それからは病院で治療を受ける傍ら、戦争の愚かさや核兵器廃絶を強く訴えてこられました。最近では、桜馬場中学校の生徒が作った、吉田さんを題材にした紙芝居を使い、若い人たちへわかりやすく平和への思いを伝えてこられました。昨年は、嬉野市や平和市長会議などで講話をしていただきましたが、講話の最後はいつも、「平和の原点は人間の傷みがわかる心を持つことです」と話されていた御姿が、つい昨日のことのように脳裏に浮かんでまいります。
 貴重な語り部のお一人を失ったことを残念に思います。
 吉田さんの悲痛な願いを、私たちはこれからしっかりと胸に刻んで、「核兵器のない世界」を実現していかなければなりません。私も、被爆地の市長として、御意志をしっかりと受け継いで粘り強い努力を続けていく覚悟です。
 安らかなるご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

平成22年4月1日
長崎市長
田上 富久



 

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