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米国国際連合大使の長崎訪問に関する市長コメント【2024年4月19日】

更新日:2024年4月19日 ページID:042011

 本日、米国のリンダ・トーマスグリーンフィールド国際連合大使が被爆地・長崎市において、平和公園及び長崎原爆資料館を訪問されました。

 資料館視察後には、「核戦争に勝者はいない、決して戦ってはならない。だからこそ、私たちは核軍縮のための環境づくりに協力し続けなければならない。私たちは、世界のあらゆる場所で核兵器の拡散を阻止し続けなければならない。」と力強く発言されたうえで、「本日、私は、政府として、 同盟国として、そして1人の人間として、戦争の惨禍を永遠に終わらせるための私たちの責務を思い起こしました。」と芳名録に記帳されました。

 現在、緊迫化する中東情勢や長期化するウクライナ情勢をはじめ、核兵器をめぐる国際情勢は悪化の一途を辿っており、このままでは核兵器が使われてしまうのではないかという強い危機感を抱いています。

 そうした中で、核大国である米国の閣僚が被爆地を訪れ、被爆の実相に触れられ、決意を込めたメッセージを発信された意義は非常に大きいと考えます。

 なぜなら、「原爆によって、人に街に何が起こったのかということを知ることが、核兵器のない世界への出発点であり、世界を変えていく原動力にもなり得る」と、被爆地は考えているからです。

 今回の訪問で、大使におかれては、「長崎を最後の被爆地に」という被爆地長崎市民の願いを、真に共有していただけたものと確信しています。

 また、この機会を捉え、私からは、是非とも米国政府には、核抑止への依存から脱却し、核兵器のない世界の実現に向けて力強いリーダーシップを発揮するよう求めるとともに、バイデン大統領の長崎訪問を要請させていただいたところです。

 今回の訪問が、世界各国の指導者や若者など多くの人々の被爆地訪問につながる契機となり、「核兵器のない世界」に向けた潮流を再びつくり出す契機になることを心より願っています。

令和6年4月19日
長崎市長  鈴木 史朗

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