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市長記者会見(臨時)【2021年7月27日】

更新日:2021年7月28日 ページID:037175

市長記者会見(臨時)

1.日時

令和3年7月27日(火曜日) 午後2時30分~午後3時00分

 ▶ 会見の様子(YouTube動画)は、こちら(新しいウィンドウで開きます)。

2.市長発表・質疑応答

市長発表

新型コロナウイルスワクチン接種の予約再開等について

市長発表への質疑応答

その他の質疑応答

3.会見録

市長発表

新型コロナウイルスワクチン接種の予約再開等について

田上市長
 お忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。きょうは、ワクチン接種の予約の再開について、皆さんにお知らせをしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 まず今の状況ですけれども、ワクチンの接種スケジュールに関しては、現在、65歳以上の方、それから、60歳から64歳の方、それから、基礎疾患がある方ですとか、教職員ですとか、保育士の皆さんですとかいった優先接種に該当する皆さんについては、これまで予約を受けて、接種をしていただくというところまで進んできました。ただし、この時点以降、59歳以下の方については、ワクチンの入荷状況が少し読めない状況になってきましたので、接種券は既に16歳以上の方にはお送りをしていますけれども、予約については少しお待ちくださいという状態が今の状態ということです。
 その中で、今回、ワクチン接種の予約を再開いたします。なお、再開については、一度に16歳以上の皆さん全員が予約オーケーですよという形ではなくて、年齢ごとに予約の受付日、それから、接種日等を決めながら順次再開をしていくこととなります。
 もう一度この表をごらんいただきたいと思うんですが、50歳から59歳の方に関しては、7月30日から予約を開始することができます。そして、実際の接種開始は、個別接種の場合は8月8日、それから、集団接種の場合は8月22日からのスタートということになります。なお、この中で、例えば、優先接種に該当する方で、まだ予約をしていなかたったという方も、この7月30日からは予約をすることができるようになります。そして、それから順次、40代の方は8月10日から予約を開始し、8月29日から接種開始、30代の方は8月20日から予約を開始でき、接種は9月12日からといったような形で、少しずつ年齢の幅を広げていく形になります。
 なお、この下の、12歳から15歳の方に関しては、現在まだ接種券をお送りしていません。8月の上旬には接種券をお送りすることができると思います。なお、12歳から15歳の方の接種については、一定の配慮が必要になるということで、今、医師会と、その接種の仕方等について協議を進めているところですので、これは決まり次第お伝えをしたいと思います。
 それから、今のは、いつごろからという時期の、スケジュールのお話でしたけれども、会場についても少し変更があります。集団接種会場につきましては、8月22日から、これまで2つの会場だけに絞ってきましたが、さらに2つをプラスして、4会場を再開ということにします。4会場で8月22日から再開し、さらに、その1週間後の8月29日には3会場を追加、再開をします。そのことによって、長崎市が接種する集団接種の会場としては7会場が、8月29日以降はオープンということになります。それぞれの会場については、こちらにお示ししているとおりで、赤い文字が追加で再開する会場ということになります。
 なお、予約開始時期の確認、いつごろだったか、いつから接種できるのかといったようなことについての情報につきましては、長崎市のホームページ、あるいはワクチン接種コールセンター(0120-095827)、または、長崎市の公式LINEでもお知らせをしています。予約もすぐできるような形になっていますので、ご利用いただければと思います。
 ここまでが、ワクチンに関する直接のお知らせですが、今、新型コロナウイルス感染症の状況ですけれども、全国的に感染が拡大している状況にあります。
 長崎県については、そういった状況を受けて、感染段階、現在、「ステージ2(注意報)」の段階ということになっています。
 そういう状況の中で、今後、飲食店等を通じての感染が広がらないようにという目的で、長崎市内の銅座・思案橋周辺につきまして、これまでも2度、無料PCR検査を行ってきた経緯がありますが、今回も、接待を伴う飲食店のクラスターの発生を抑えるために、銅座・思案橋周辺の、接待を伴う飲食店の従業員等のうち無症状の方を対象にPCR検査を実施します。このことによって、無症状であって陽性という方を早期に発見をすることにしたいというふうに思います。対象店舗は約700店舗で、8月上旬から申請を受け付けて、中旬までの間に受付を済ませて、実際の検査は、受付が終了後速やかに行うような段取りにして、8月いっぱいまで検査を行うことといたします。現在の感染の状況は、飲食店等を通じた、あるいは、感染が広がっている地域との、県外の往来を通じた感染がやはり多いということを受けまして、この対応を今回少し早い段階から行うことといたしました。
 市民の皆さんには、ぜひ、今、夏休みが始まったこの時期ですけれども、改めてご注意をお願いしたい点が幾つかあります。1つは、緊急事態宣言、あるいは、まん延防止等重点地域になっている都道府県、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、沖縄県との不要不急の往来を自粛していただきますよう、お願いいたします。また、やむを得ず帰省する方、これからお盆にかけていらっしゃるかと思いますけれども、前後2週間は会食などのリスクの高い行動をお控えいただいて、ご自分の健康管理の徹底をお願いしたいと思います。
 それから、飲食店を利用される際は感染防止対策を徹底していただきますようお願いいたします。認証飲食店、今、少しずつふえていますけれども、ご利用いただくということであったり、大人数、長時間を避けるなどの工夫をお願いいたします。それから、基本的な感染防止対策の徹底、マスクとか手指消毒、密の回避などにつきましても、引き続き継続をしていただくようお願いいたします。
 それから、もう1点ですけれども、これは既にお願いをさせていただいているところですけれども、ことしの精霊流し、8月15日の精霊流しにつきましては、極力お控えをいただきますようお願いを申し上げます。これにつきましては、先日お願いをさせていただいて、まず「流さない」というのが1つですけれども、精霊流しは来年に延期という形にはなかなかなりませんので、流される場合につきましては、「こも」の形で流していただく、あるいは船を小さめにしていただくことで、流し手の皆さんの間の接触をできるだけ避けていただくといったような工夫をお願いいただきますよう、この場をおかりしてお願い申し上げたいと思います。私からは以上です。

市長発表への質疑応答

新型コロナウイルスワクチン接種の予約再開等について

記者(共同通信)
 今回のワクチン接種の再開に関して、基本的で恐縮なんですが、今回再開されることによって、接種を見込んでいらっしゃる方、11月までに2回完了できるようになったという理解でよろしかったんでしょうか。

田上市長
 はい、これから少し平準化しながら、ワクチンが入ってくる量など見ながら、少しずつ減らしていく形になりますので、今の予定でいきますと11月には接種を完了するということになります。

記者(共同通信)
 夏休みとかも控えて、感染の拡大も心配されていると思うんですけれども、改めて、ワクチンの接種がようやく再開したことによる期待とか、改めて接種の呼びかけがあったら教えてください。接種に期待することとかがあれば、改めて聞きたいんですが。

田上市長
 ワクチン接種、高齢の皆さんから開始をしたわけですけれども、実際、全国的にも重症化が少なくなったりとかという効果は既に出てきているというふうに思います。そういう意味でも、接種を順調に進めるということが非常に重要ですし、ぜひ多くの皆さんに受けていただくこと、特に若い世代の皆さん、50代以下の皆さんにつきましての感染、それから、入院等がやはり相対的にふえてくる状況にありますので、順調に接種をできるように準備をいたしますので、積極的に接種を受けていただくようにお願いを申し上げたいと思います。

記者(KTN)
 接種券についてなんですが、今もう既に発送しているということではあるんですが、中には接種券が届いていないという人もいるようなんですが、それは何かのミスなのか、システムのトラブルなのか、何かご存じですか。

新型コロナワクチン接種事業室長
 ただいまのご質問、すべての方に今、接種券の方は、12歳から15歳を除いてお送りしている段階で、届いていない方というのはいらっしゃると思います。この中にはいろいろなご事情があられると思います。例えば、長崎市内の方に転入されてきた方で、もともと、前の所在の市町村の方から接種券を受け取るべき人が届いてなかったりとか、あとは、今、ちょっとコールセンターの方にもいろいろお問い合わせが来る中で、やはり郵便局の方に、郵便物の届出先ですね、こちらの方を届けていなかったりして、そういう形で返送されたりとか、そういった方がいらっしゃるみたいです。ただ、そういった場合については、コールセンターの方にご連絡をしていただいて、再発行、再交付、こちらの方の手続をしていただければと思います。

記者(KTN)
 じゃ届いていない人に関しては、コールセンターに再発行の手続をするということですね。先ほどおっしゃった中では、届出先が登録されていないとか、そういう問題があるということなんですが、それ以外でトラブルが起きていたりとか、発送がおくれていたりとかいうことはないんでしょうか。

新型コロナワクチン接種事業室長
 一応、今、届いていないというふうな形でご連絡があっております。いろいろなご事情があられようかと思うんですけれども、その一つ一つのところまで、こちらの方把握はしていない限りですが、とにかく、届いていないことで接種が受けられないと、そういったことはあってはならないというふうなことだと思いますので、そのあたりについては、先ほど申し上げましたが、コールセンターにご連絡いただいて、再発行をしたりとか、再送付させていただきたいと思っております。

記者(NCC)
 確認なんですけれども、今回の予約の再開は、供給量が確保できたから再開するということでいいんでしょうか。

田上市長
 今回、50歳代から予約を開始しますけれども、直近の入荷量といいますか、それがある程度はっきり明確になってきたということで、予約を開始しますが、この後についても、まだ明確に決まっていない部分がありますので、そういったものを確認しながら、接種を順次再開していきたいというふうに思っています。基本的には、全体、もちろん確保できる形になるんですけれども、いつごろ、どれぐらいかということが明確になることで予約が明確にできるようになりますし、一たん予約を受けたんですけどキャンセルしますとか、あるいは、1回目受けていただいたんですけど2回目の分がないということがないような形で進めていく必要がありますので、入荷量をきっちり計算しながら、今後順次再開していきたいと思っています。

記者(NCC)
 あと、もう1点確認なんですけれども、今回の再開する分というのはファイザー製と考えていいんでしょうか。

田上市長
 そうです。全部ファイザー製です。

記者(長崎新聞)
 先日からの、一旦見送りになった分が再開になったという理解でいいかと思うんですけれども、これ、かなり慎重に、かなり期間を区切っていますけど、これは、いわゆる供給量がまだわからない中で慎重に再開したという理解でよろしいんでしょうか。

田上市長
 一つは、先ほど申し上げた、今おっしゃったように、供給量のスケジュールがまだ決まっていないということが1点、それから、もう1点は、ここに書いてある16歳以上59歳までを一遍に予約を開始すると、個別接種のクリニック等でやはり混乱するということがありますので、その両方の混乱を防ぐために、順次再開をしていくということになります。

記者(長崎新聞)
 これ、先の話をしてもあれなんですけれども、供給量によれば、供給量が入ってこないということになれば、また改めてキャンセルとか、とりやめとか、その可能性はまだ残っているんでしょうか。

田上市長
 国の方でも何度も説明をされているように、総量としては十分確保されているんですね。それが国に入ってくる時期が一つありますし、それから、各県、各市町村にそれが配送される時期というのがあります。そういったものを全部スケジュールに勘案しながら組んでいく形になりますので、最終的にはきちんと入ってくることになります。それがいつごろかということで、市民の皆さんに迷惑をかけないように順次再開をしていくということで、今のスケジュールでいけば、11月中にはほとんど終了するという形になると思います。

記者(長崎新聞)
 最後に1点だけ、銅座・思案橋の、クラスターが発生したということで、PCR検査を実施するということですけれども、これ、規模は前回並みということなのかということが1点と、先ほど市長おっしゃられましたけれども、かなり早目の対策なのかなと思うんですが、そのあたりのねらいとかを改めて伺えますでしょうか。

市民健康部長
 スクリーニング検査、先ほどご説明させていただいた内容については、前回、2回目をやったときの内容で考えております。対象店舗が、先ほど説明したように700店舗、想定人員が、対象店舗からすると約1,500人ということになるんですけれども、前回も400人台ということがありましたので、募集をしてどれぐらい応募があるのかというところは、また今後の状況次第というふうな形になっています。先ほどおっしゃられたように、少し早目の対策、ちょっと今まで対策が少し時間的に遅くなっていた部分もあったかなと思っておりまして、今回、第5波が来るという部分もやっぱり考えまして、できるだけ早目にということで対策をとらせていただいたというところでございます。

田上市長
 クラスターの発生等を早めに防ぐという意味と、それから、もう一つは、働いておられる皆さん、不安があると思いますので、そういう不安を、ずっと陰性かどうかわからないんですけれども、その時点で確認できるという意味で、不安の解消という意味もあります。

秘書広報部長
 先ほどの質問の中で、このワクチンの供給量の話で、多分、後藤さんの質問が、もしこれ入らなかったら、これもまたキャンセルになるおそれがあるのかというふうにお伺いされたと思うんですけど、これは、市民健康部長、答えてもらっていいですか。

市民健康部長
 皆さんのお手元にA3の資料があるかなと思っております。右側の上の方に、供給推移のイメージというふうな形を置いております。11クール、12クール、まだはっきりした数字はわからないというところではあるんですけれども、その中で、今までよりも供給量は減っていくというところです。今まで、できるだけ接種を急いでというふうな形で我々も考えておりまして、そうなったときの接種のマックスというのが3万6,000回くらい、1週間で接種をしていたというふうな状況が、左の下の方に書いてある状況です。それを見たときに、供給量がやはり足りないというふうな形になりまして、今、国の示しております8月以降のスケジュール、それから、9月以降のスケジュール、その供給量が、人口の按分である程度推計をしまして、恐らくこの3万から4万の間で入ってくるような形を、我々見込んでおります。そうした中で、今、表のスクリーンにありますけれども、こういった形で分散して予約も行っていって、なおかつ接種の段階も段階的に分けていただいて、今までより少し平た目な感じで接種を進めていって、先ほど市長が言ったように、それで11月ぐらいに終わるような感じの計画を今、立てているというところでございます。

秘書広報部長
 ということで、これは固めにということで、あとは供給量に応じて変更することもありますということで、ご理解いただければと思っています。

田上市長
 国の、今、説明されている分でいうと、基本的に人口割で市町村に配ると、ただ、それと別枠で、市町村の状況を見ながら、県の方で裁量しながら分配するという部分も一部あるという形なので、今、その市町村割の部分を基本に計算していますので、場合によっては、少し分配量がふえた場合は、日にち、予約開始日等が少しずつ早くなっていくということはあり得ると思います。

「黒い雨」訴訟の上告断念について

記者(KTN)
 昨日いただいたコメントもありますが、市長の口から、今回の「黒い雨訴訟」上告断念について、受けとめをお聞かせください。

田上市長
 現状、今のこの段階で、上告断念についての詳しい内容等についてはまだ発表されていない、お聞きできていない状況なわけですけれども、国が政治判断によって、今回、「黒い雨」の体験者を救済という形に踏み切ったというふうに考えています。長崎市の被爆体験者の問題についても、さまざまな科学的知見を収集する、あるいは検討していただく一方で、そういう知見に基づくのではなく、救済という観点でぜひこの問題を解決してほしいということをお願いしてきました。その意味では、今回のこの政府の判断が、長崎の被爆体験者のケースにも当てはまる形で解決に結びつくことができないかと、そのことについては期待をしています。

記者(共同通信)
 今ほどの質問に関連して、今日の官房長官の会見でも、長崎の方でも何か具体的に影響があるので検討ができないかという発言があって、今時点で、談話とかも出ていない段階ではあるんですけれども、何か市の方で、関連の部署に指示をしたですとか、何かこういうところをさらに国に要望しようとか、そういった検討の状況とかはありますでしょうか。

田上市長
 今の段階では、先ほど申し上げましたように、期待ができるという状況だと思うんですけれども、具体的に、これから国にさまざまな要望をしていくに当たっては、内容を少し分析をする必要があると思っています。国の方の見解について少し情報を収集して、それを分析する中でどういった形の動きにしていくのか、どういった形の内容の要望にしていくのか、できるだけ成果に結びつくような形の要望の仕方にしていきたいというふうに思っています。

記者(共同通信)
 広島とは厳密に比較はできないと思うんですけれども、どこが共通の課題で、ここはちょっと改めて、ここはまた違うところだなというのが、今時点でわかれば教えてほしいんですけれども。

田上市長
 今回の国の方針の中で、昨日、全面的に受け入れたわけではなくて、一部難しいところがあるというようなお話も聞いていますので、そこがどこなのかといったようなことをきちんと分析をする必要があると思います。それが長崎のケースとどう関係してくるのかといったようなこともきちんと分析をする必要があると思っています。ただ、そのことに長い時間をかけるつもりはもちろんありませんけれども、しっかりと情報を収集して、分析して、対応を決めていきたいと思っています。

記者(西日本新聞)
 一つ確認させてもらいたいんですが、まだ不確定な部分がたくさんあると思うのですが、これまで市が要望してきた、被爆地域の拡大ということについては、今後も継続して要望していかれるという理解でよろしいでしょうか。

田上市長
 それはもちろんです。そういった中で、今回のこの国の上告断念という状況を契機に、さらにどういうふうな形で前に進めることができるのかといったようなことを具体的に検討したいということです。

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