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市長記者会見(定例)【2022年4月28日】

更新日:2022年4月28日 ページID:038551

市長記者会見(定例)

1.日時

令和4年4月28日(木曜日) 午後1時00分~午後1時38分

 ▶ 会見の様子(YouTube動画)は、こちら(新しいウィンドウで開きます)。

2.市長発表・質疑応答

市長発表

令和3年度の移住者数について
魚の町公園リニューアルオープンイベントについて
新型コロナウイルスワクチンにかかる集団接種(3回目接種)の対象年齢拡大について

市長発表への質疑応答

その他の質疑応答

3.会見録

市長発表

令和3年度の長崎市への移住者数について

田上市長
 本日も忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。冒頭に、私から3点お知らせをさせていただきたいと思います。
 まず1点目は、「令和3年度の長崎市への移住者数」についてです。令和3年度の長崎市への移住者数が3年連続で増加となり、前年度から74人増えて418人となりました。UIターン別でお伝えしますと、グラフにありますようにオレンジ色のUターンが320人、青色のIターンが98人となっています。
 移住者数の内訳の主なポイントとしましては、移住元の都道府県でいいますと、上位が福岡県、東京都、大阪府となっており、この3つの都府県で全体の51%となっています。この3つの都府県からお見えになっている方が多いということです。また、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県で34%、全体の3分の1となっています。
 次に、年代ですけども、移住されて来た方の年代につきましては、49歳以下が88%、おおよそ9割、特に39歳以下が76%と子育て世代の方に多く移住いただいています。
 また、移住者の世帯構成については、子育て世帯が67%、全体の3分の2、次いで単身世帯、夫婦世帯となっています。前年度と比較して増加した要因としましては、Uターンが73人増えております。そのうち特に子育て世帯が68人増加したことが挙げられます。移住された方へ行ったヒアリングの結果ですと、移住の動機として、「実家の近くで子育てをしたい」という回答が増えています。若い世代にそういったニーズが高まっているものと考えています。
 コロナ禍の影響で地方移住への関心が高まっている時期でもあります。長崎に帰りたい、長崎で暮らしてみたいと思っていただける方が、一人でも多く長崎市に移住していただけるよう、引き続き移住支援に取り組んでいきたいと考えています。

魚の町公園リニューアルオープンイベントについて

田上市長
 次に、2点目は、魚の町公園の再整備完了に伴うリニューアルオープンのイベント開催についてです。
 長崎市民会館前に位置する魚の町公園は、新市庁舎の建設及び周辺道路のバスベイなどの整備に併せまして、令和2年度から再整備を行ってきました。3月に工事が終了し、3月18日に、新市庁舎より一足先に供用を開始しています。この整備前後の様子をご覧ください。左側が着工前の様子で、右側が完成後の様子です。着工前に比べてかなり開放的な雰囲気になったのがお分かりいただけると思います。
 この魚の町公園の整備については、3つの整備コンセプトがあります。
 1つ目は、開放的で自由度の高い「緑の憩いの空間」にするということです。再整備前の魚の町公園は、周囲の歩道と段差がありました。また、公園の出入口も限定されていました。今回の整備では、その段差をなくして、またどこからでも出入りができる開放的で自由度の高い空間を目指しました。また、ここはオフィス街にもなりますので、オフィス街では貴重な緑に親しめる空間となるよう、樹木を計画的に植栽しています。新たに植えた樹木は、主に落葉樹ですので、夏は涼やかな木陰をつくってくれますし、冬は暖かい日差しを皆様に提供できることと思います。
 2つ目は、長崎駅とまちなかをつなぐ新たな回遊動線の創出です。魚の町公園は長崎駅、そしてそこからつながる新庁舎からまちなかにつながっていく動線の中にあるために、2つの地区をつなぐ斜めの動線を主な回遊動線と考えて、今、この図面にもありますが、矢印で示されているように、人の流れをこの動線に促すようなデザインとしています。
 また、3つ目は、新市庁舎前広場のデザインとの統一感を持たせることです。この魚の町公園と、今、建設しています新市庁舎の前の広場は、新市庁舎と長崎市民会館の間にも挟まれた位置にあります。そこでここを一体的な空間として、ベンチなども統一したデザインを組み込んで整備をしています。デザインも同じ方にしていただいています。
 こういった以上の3つのコンセプトの下でリニューアルした魚の町公園が、皆様にとっても新たな憩い場となるように、多くの皆さんへのお披露目の場として、マルシェによる雑貨の出店やキッチンカーによる軽食を販売するリニューアルオープンイベントを開催します。これまで長崎になかった「オフィス街の憩いの空間」としての活用例を具体的に、そしてまた実際にご紹介したいと思います。開催日時は、5月15日11時からとなっており、雨の場合は1週間後の5月22日に順延をする予定としています。多くの方にご来場いただき、新しい魚の町公園の雰囲気を楽しんでいただきたいと思いますので、周知と当日の取材についても、よろしくお願いしたいと思います。

新型コロナウイルスワクチンにかかる集団接種(3回目接種)の対象年齢拡大について

田上市長
 最後、3点目ですが、新型コロナウイルスワクチン接種に係るファイザーを使った3回目の集団接種の対象年齢の拡大についてです。
 現在、18歳以上の3回目の集団接種については、モデルナを使用して実施していますが、12歳から17歳までの方については、使用できるワクチンがファイザーのみですので、間違い接種を防止するため、ファイザーの専用会場を設けて接種を実施しています。
 しかしながら、12歳から17歳までと年齢を限定していますので、対象者が少なく、予約状況にもまだ空きがあります。そこで、予約枠を有効に活用するため、5月14日から対象年齢を12歳以上の全年齢に拡大することにしました。
 接種場所は、市民会館など5会場となっていますので、ワクチン接種を希望される方は、自分や身の回りの大切な人を守るために、ぜひ早めの接種をお願いしたいと思います。
 また、1、2回目にモデルナを接種した際の副反応などで、3回目のモデルナ接種を躊躇されている方などがいらっしゃいましたら、集団接種でファイザーが接種できますので、ぜひご検討いただければと思います。私からは、以上です。

市長発表への質疑応答

令和3年度の長崎市への移住者数について

記者(NHK)
 まず、移住者数の増加についてお尋ねしたいのですけども、3年連続で増加したことについて、改めて市長の受け止めをお聞かせいただければと思います。

 田上市長
 移住支援室を設置してから3年間、毎年確実に移住者が増加しています。移住を検討される皆さんに寄り添った支援の在り方を、これまでも工夫しながら進めてきましたけれども、これからも様々な工夫を凝らしながら移住者の増加に努めていきたいと、力を入れていきたいと思っています。
 それからもう一つ、移住支援などは比較的短期に成果が出てくる分ではありますけども、全体的に言いますと、まだ、人口減少の大きな流れは進んでいます。そういった中で、移住支援のような短期的に成果が出ている取組みと同時に子育て支援ですとか、あるいは若い世代に選ばれるまちになるために、住む、働く、楽しむ、挑戦するといった条件を備えたまちづくりへの取組みなどもしっかりと進めていきたいと思っています。
 今、コロナ禍の中で、地方への人の流れが少しずつ強まっていると言われていますけども、長崎のような地方都市が都市の魅力を磨いて、そこで暮らすことの豊かさをしっかりと伝えていくことで、その流れをよりしっかりとしたものにしていきたいと思っています。以上です。

記者(NHK)
 今のお話とも重なってくるところがあるかもしれませんが、説明を最初にいただいたときに、引き続き移住支援をしていくというお話でしたが、新たに新しい何か支援策、支援方法などをとるご予定がありましたら、教えていただけるとうれしいです。

田上市長
 支援策はいろいろ、東京から移住される方、あるいは子育て世帯の方の移住に対する支援ですとか、様々な制度を今整備しているわけですけども、やはり一番大事なのは寄り添った支援だと思っています。その方がどういう仕事を望まれているのか、企業とのマッチングのような動きですとか、あるいは住居などでもどういうところに住みたいのか、どういう目的で長崎に帰ってこられているのか、長崎に新しく来ようとしているのか、そういった話をよく聞いて、寄り添って支援するということが何よりも重要だと思っています。そういう意味で移住支援室の存在はやはり大きいと思いますし、それぞれの地域で、迎え入れてくださる地域の皆さんがおられるということも大きいと思っていますので、そういった受け入れの体制づくりをしっかりやっていきたいと思っています。

新型コロナウイルスワクチンにかかる集団接種(3回目接種)の対象年齢拡大について

記者(NHK)
 ワクチンのことで一つお尋ねしたいのですが、12歳から17歳の3回目のワクチンの接種率、数字があれば教えていただけるとうれしいです。

田上市長
 4月26日現在で12歳から19歳が3回目9.5%、約1割です。12歳から19歳でよろしかったですか。

記者(NHK)
 12歳から17歳の数字もあれば教えていただけますと幸いです。

新型コロナウイルスワクチン接種事業室
 12歳から17歳の3回目接種の接種率ですけど、4月26日現在で3.3%になっております。 

記者(NHK)
 この3.3%、まだ空きがあるので有効活用のために、全年齢に拡大されるという話だったと思うのですが、この3.3%という接種率、この数字をどう受け止めてらっしゃるのかというのをお聞かせ願います。

 新型コロナウイルスワクチン接種事業室
 今、全体の接種率ですけども、資料にもありますとおり55.5%となっていて、やはり12歳から17歳の方が3.3%、これ3回目ですけども低い数字になっております。ただ、12歳から17歳の接種というのが、まだ4月の半ばから始まったばっかりですので、まだ、その辺のところで接種率がスタートのところということで、全年齢と比べると低い状況になっているところでございます。

その他の質疑応答

ウクライナからの避難民の受入について

記者(NHK)
 2つお尋ねしたいことがありまして、まず、長崎市のウクライナからの避難民の方の受け入れ態勢についてですが、実際にこれから避難される方が来る見込み、予定があるのかということ、あと問い合わせがどのくらい、どんなものが来ているのかということ、あとこれからどのような受け入れ態勢をとっていくのかというのを教えていただければと思います。 

田上市長
 ウクライナからの避難民の方については、大学で既に受け入れの予定があると聞いております。5月になってからです。ただ、それ以外の方で、長崎市に来られるという方は現在のところ確認できておりません。
 それから対策については、今、国の対策、様々な渡航した時点での対策であったり、あるいは住居、生活費等の対策等については、一定基本的な対策が今出されていますけども、それと併せまして、いろいろ日本財団等の動きもあっています。長崎市としてはそういう国から入って、その後自治体に受け継ぐといいますか。引き継ぐ形になりますので、そういった中でできる支援、特に住宅に関する支援を現在のところ、民間の住宅の借り上げの形で住居ですとか、あるいは光熱費等を支援する形で、まず住む場所を確保することを優先して行いたいと思いますし、それ以外にもいろいろな、きめの細かい支援が必要になってくる部分もあるかと思いますので、そういった面については、今、様々な関係機関と連携しながら対応、検討を進めているところです。

長崎くんちの開催について1

記者(NHK)
 もう一つが「長崎くんち」についてですけども、今日これから正式に発表がありますが、一部報道で今年は「奉納踊」中止、一部神事に限って行われる。今年もそういう形での開催となるという話がありましたけども、市長はどのようにそれを受け止めていらっしゃるのか、教えていただけますと幸いです。

田上市長
 まだ、正式にこの時間帯は、発表があってない段階ですので、それを受けてというコメントは、今の段階ではまだ少し出しにくいところがありますけども、いずれにしてもくんちは長崎のまちにとって非常に重要な存在でありますので、まさしく、長崎の市民が秋を感じる風物詩でもあって、そして、またそこで絆を深める機会でもありますし、外に向かっても長崎の魅力を伝える、非常に大事な機会でもあります。そういう意味ではくんちがこれまでの2年間、続けて「奉納踊」を見ることができなかったというのが、やはり市民にとって非常に大きな喪失感を持つものだと思います。それが、さらに3年間となりますと、そういう喪失感だけではなくて、くんちの継承についてもいろいろな課題が、また新たに生じてくる可能性もあります。そういう意味では、今回どうなるのかというのは、これからの発表の内容によると思いますけども、いずれにしてもしっかりとくんちが継続していけるように、長崎の宝でもありますので、様々な関係者の皆さんと力を合わせて、それが途切れることがないように、できることを一緒に協議をしたり、検討したりしていきたいと思っています。

市長選について1

記者(長崎新聞)
 市長選についてお尋ねをしたいのですけども、来年の4月まで任期が残り1年を切りましたけども、市長5期目に向けて出馬の意向については、現状いかがお考えかまずお尋ねしたいと思います。

 田上市長
 今の段階ではまだ考えておりません。何も考えていないという白紙という状況です。今、目の前のテーマだけを挙げましても、先ほどからお話になっていますコロナ禍への対策がありますし、それから新幹線の開業に向けての準備も、あと150日を切っている状況になっています。それから核兵器の問題等についても、ウクライナの状況等を受けて締約国会議であったり、NPTの会議であったり、様々な重要な案件も控えておりますし、被爆地としての発信も非常に重要になってきます。そういった様々な動きは、まちづくりの動きも含めて非常に動いている重要な時期ですので、そういった課題にしっかりと取り組むことに集中している状況です。

 記者(長崎新聞)
 今は白紙ということでしたけれども、5期目を目指すかどうかという判断材料だったり、判断時期について一定の何かお考えとかはございますか。

 田上市長
 今はまだ具体的にいつ頃どうこうと考えてはいませんけれども、適正な時期に判断をしていきたいと思いますし、後援会の皆さんとも相談しながら判断をしていきたいと思っています。

 記者(長崎新聞)
 先ほどのお話の中で、新幹線の開業が9月23日に控えているかと思いますけれども、そこまでは少なくとも注力するというか、そこに集中したいというお考えでよろしいでしょうか。

 田上市長
 現段階で、いつ頃どんな形で判断をしていくことをまだ決めている状態ではありませんので、先ほどお話したように具体的にいつ頃どうするかということ、まだ考えていない状況ですので、今後そういった検討を始めた段階で、少しずつそういう時期についても見えてくるのではないかと思っています。

 記者(長崎新聞)
 最後になりますけれども、長崎県全体で見ると国政や県政などで、多選や高齢化などを背景に世代交代が進んでおりますけれども、そういった政治に関する市民、県民の皆さんの、そういった状況があることに対してはどのようにお考えでしょうか。

 田上市長
 いろいろな変化の時期であることは間違いないと思いますし、社会全体が大きな変化の時期がしばらく続いていくだろうと思っています。そういう意味では、長崎市もそういった変化の時期、時代だということを見据えて、様々なまちづくりに着手して、既にそれを進めてきている状況の中にありますので、そういった時代の変化にしっかり対応したまちづくりというのは非常に重要になっている。ますますそれが見えやすくなって、そういう時期だということが、以前はもっと、兆候がまだ薄かった時期にはなかなか認識しにくかったわけですけども、今は誰が見ても、今が大きな変化の時期であるということは認識をするような、そういう時期になっていると思いますので、先ほどおっしゃったようないろいろな動きなども、そういうことと相まってでてきている現象ではないかと思っています。

 記者(長崎新聞)
 
まだ白紙ということなので繰り返しになりますけれども、そういった変化とか、そういったものを含めて、今後検討されていくということでよろしいでしょうか。

 田上市長
 先ほどお話したように、時代が変わっていく中に、その時代の変化にしっかり対応していくかどうかということがすごく大事だと思っていますので、それに付随して期数ですとか、あるいは年齢ですとか、そういったものもそこに結びつくのかどうか。重要なことはやはり変化にしっかり対応していく、いけるのかどうかということだと思いますので、そういった観点を中心に考えることになるのではないかと思っています。

新型コロナウイルス感染症対策について

記者(朝日新聞)
 この前の、先日、臨時の記者会見でもあったコロナの感染についてですけれども、連日感染者数が市内でも増加して、昨日も300人台が出ています。この状況でこのゴールデンウイークを挟むことで、今後、この感染者数がどうなっていくのかという見通しと、ゴールデンウイーク中に市民の方はどういうところに気をつけて過ごされていけばいいのかを、いま一度教えていただけないでしょうか。

 田上市長
 先週、この場所で記者会見をさせていただいて、ゴールデンウイークの前にということで、市民の皆さんへの注意を改めて呼びかけさせていただきました。そのときにもお話しましたけども、一つはワクチン接種をぜひ積極的に検討していただきたいという点です。高齢者の皆さんがワクチンを打っている率が高い、その影響等で感染者数は比較的少なめに抑えられている一方で、若い世代の皆さんがワクチンの接種がまだ行き届いていないということで、感染者数がやはり伸びている状況が続いています。そういうことも含めてワクチンの接種を、まず積極的に考えていただきたいというのが1点です。
 それから、暮らしの中でどうしても接触が増えると、ゴールデンウイークなども含めて、感染者が増えるという傾向はこれまでも出ていますので、まず、普段の生活の中でマスクですとか、密を避けるですとかいった、基本的な感染防止対策をしっかりととっていただくということと、それから県外に旅行に行かれたり、あるいは県外から帰省する方や家族を迎えるといった、そういう場所での接触については十分に注意をしていただく、来られたときにPCR検査を受けられるですとか、PCR検査を受けておいでいただくとか、そういったことも含めてより注意深く対応していただければと思っています。

 記者(朝日新聞)
 現時点で、例えばゴールデンウイーク明けに、ここまで感染者が増えたらこういう対応をとるとか、そういうことは今のところ考えていらっしゃるのでしょうか。

 田上市長
 ゴールデンウイークに向けて、ゴールデンウイークが終わった後、感染者数が増えていくのではないか、そういうシミュレーションも当然しています。そういう中では、今、新規感染者数というのは非常に重要な指標の一つですけども、あわせて入院者数がどれぐらいになるのかというのがより重要な指標になると思っています。そのことが病院の医療の逼迫につながっていきますし、それはコロナ関係の医療だけはなくて、一般医療にも影響が及んできます。第4波のときには、まさしく医療崩壊にかなり近づいた状態までいったわけです。今回、そういう意味では、そういう状態にならないようにすることが非常に重要ですので、先ほどお話したようなことをそれぞれの場所で注意していただく、昨年のように観光施設を全て止めるといったような社会経済への影響が大きい形の対応は、今回はとりませんので、それぞれの場所で注意をしていただいて、できるだけ感染の波を低くしていただくと同時に、病院間の連携あるいは介護施設等の連携をしっかりととって、医療が必要な方をすぐ医療に結びつけられるような、そういう体制をしっかりと確保しておきたいと思います。それから自宅療養の方も当然増えてくる可能性が高くなりますので、そういう皆さんの中で医療が必要になった、状態になった場合には、そういう方を医療につなげていくと、そういう体制づくりを今つくっているところです。

市長選について2

記者(西日本新聞)
 市長選の話に戻るのですけど、市長これまでの4期、まだあと1年残ってますが、これまでの4期でのご自身の成果というのは、どう考えられてますでしょうか。

 田上市長
 まだ総括する時期ではないと思っていますが、ちょうど時期的に言いますと、先ほどお話したようにいろいろなものが変化していく時期に、この4期の期間が当たっていましたので、1期目の最初の施政方針の中でも私たちは大きな変化の時代にあるということ、そして変化に翻弄されるのではなくて、変化を自らつくっていく、自ら変化してくという姿勢で、この変化に対応することが大事だということを述べさせていただいたわけですけども、それから一貫してそういった時代の認識の中で、長崎の在り方が新しい時代に対応していけるようにというまちづくりを進めてきました。それはハード面だけではなくて、ソフト面も含めて、様々な仕組みを変えたり、そして新しいニーズに応えた施設をつくったりといった形で取り組んできています。
 そういう意味では、時代の変化にたくさんの皆さんが一緒になって対応しようと取り組んでくださっている中で、今、産学官金を含めた連携体制も随分向上して、そういった変化に対応するまちづくりが進んでいる状態、「ing」の状態だと捉えています。
 そういう流れが一定できてきたことは、本当に多くの皆さんのお力のおかげですけれども、これは長崎のまちにとっては非常に重要な動きだったと思っていますし、今後も、まだそういった新しい時代への対応の動きをしっかりと進めていかなければならないと思っています。

 記者(西日本新聞)
 この前の知事選で、市長が応援された中村さんは4期目を目指して負けられましたけども、そういったところはご自身の判断、次の選挙に出るかどうかの判断に影響しますでしょうか。

 田上市長
 基本的には私の判断とはまた別のことだと思っています。長崎市政の動き等を考えながら、またいろいろな皆さんのご意見もお伺いしながら、私自身の市政に対する考え方なども整理しながら、判断をしていきたいと思っています。令和3年度の移住者数について

原子爆弾無縁死没者追悼祈念堂での不審火について

記者(毎日新聞)
 今聞いた情報なんですけど、平和公園横の無縁の原爆死没者祈念堂の献花台があると思うのですが、そこでぼやというか、焦げた跡があるということで浦上署も覚知しているそうですが、何か市長として聞かれていることはありますでしょうか。

 田上市長
 そのことについては報告を受けました。今、警察のほうとも連携をしながら対応しているところですので、そこも大事な場所ですので、警察とも連携しながら、しっかりと対応していきたいと思っています。

 記者(毎日新聞)
 今のところ何か事件性というか、わざとやられたような形跡とかは見つかってはないのでしょうか。

 田上市長
 今週に入ってからの動きですけども、様々な注意を喚起して、貼り紙などもして行ってきたわけですけども、その中でもなかなか止まない部分がありますので、しっかり、実際にそういう荷物を置かれたりしている方が把握できるように、警察と連携して、これは警察と連携しないとなかなか難しいところがありますので、対応していきたいと思っています。

 記者(毎日新聞)
 付近で、平和公園を含めて付近一帯で何かそういう不審火とか、そういうのは確認されてないのですか。

 田上市長
 大きな、例えばぼやが起きたとか、そういうことではないのですけども、例えば肉を焼いたですとか、そういった形があるとは聞いてますので、その辺の状況もしっかりと把握しながら、今後そういったことが続かないように対応していきたいと思っています。

 記者(毎日新聞)
 肉を焼くというのは、そういうバーベキューとか、レジャー目的という感じですか。

 田上市長
 私もまだ写真と報告を受けただけなので、具体的に細かい状況は分かりませんけれども、いずれにしても献花台ですとか、そういったものにも少し影響が及ぶような形になっていると聞いていますので、しっかりと対応していきたいと思っています。

長崎くんちの開催について2

記者(KTN)
 2点お伺いします。
 まず一点目はくんちについてですが、1時半の会見の時間が始まりまして、メディア各社には、今回、その奉納を断念せざるを得ない結果となったという文書なども配られて、今説明があっているようです。ですので、改めてくんちが今年も残念ながら中止という結果になったことについての受け止めをお願いします。 

田上市長
 今のニュースまだ直接把握していませんので、今おっしゃったことを前提としてお話しするとすれば、くんちが3年間続けて「奉納踊」が中止になるという事態は、これまで歴史上もない、初めての事態ということになります。これまでのくんちは長崎の文化の個性を表すものとして、市民が大事に受け継いできた祭りですけども、それが3年連続市民の目に触れることが難しいという状況になったことは、非常にくんち自体の今後に向けても大きな危機だと思っています。そういう意味では、何らか今後に向けて、市としても対応できることがないかといった点について、踊町の皆さん、あるいはくんち関係者の皆さんともお話をしてみたいと思いますし、今日の状況を踏まえて、もう一度直接お話をさせていただく中で、そういった方策についても検討していければと思っています。

アメリカ大統領の被爆地訪問について

記者(KTN)
 また、完全に別件ですけども、今後、バイデン大統領が来日する見込みという報道もありますけども、被爆地訪問への期待ということで、市長どのようにお考えかお聞かせください。

 田上市長
 バイデン大統領の来崎については、エマニュエル大使に直接松井広島市長と一緒にお願いをさせていただいたわけですけども、大使自身の長崎訪問も含めて、私は非常に可能性が高いと思っています。ただ、今回の5月下旬の来日がどういった状況、どういった時間割になるのかということは、まだ分かっていないと思いますし、このウクライナの状況を受けた中での来日になりますので、そういった時間がとれるのかどうかということは、今の状況では分かりませんけども、ただ、そういう状態であるからこそ被爆地を訪れていただいて、そして被爆地、原子雲の下で何が起きたのかということを自らご覧いただいて、そしてそのことをメッセージとして発する、これは3度目があってはいけないのだということを発信していただくという意味では、非常に重要な契機になると思いますので、ぜひ長崎を直接訪問して、ご自分の目で見て、耳で聞いて、そしてご自分の心で感じていただきたいと思っています。

お問い合わせ先

企画政策部 広報広聴課 

電話番号:095-829-1114

ファックス番号:095-829-1115

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(8階)

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