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平成23年度第4回長崎市社会福祉審議会児童福祉専門分科会

更新日:2013年3月1日 ページID:006712

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

市民局こども部子育て支援課

会議名

平成23年度第4回長崎市社会福祉審議会児童福祉専門分科会

日時

平成23年9月30日(金曜日)午後2時~

場所

市役所本館地下1階 第1会議室

議題

(1) 長崎市立児童センター、児童館の今後のあり方について

(2) その他

審議結果

議事(1)長崎市立児童センター、児童館の今後のあり方について

事務局
議事(1)「長崎市立児童施センター、児童館の今後のあり方について」の説明

会長
まず、資料の1ページから2ページについて、ご意見をいただきたい。

委員
3番目の項目の「長崎市の児童センター、児童館の現況」について、児童センター、児童館は拠点的施設と放課後児童クラブは地域の中に設置されているなど、施設の違いをはっきりと記載したほうがいい。

事務局
検討します。

会長
次の資料3ページから7ページにかけてご意見をいただきたい。

委員
障害児の受け入れについて学童のニーズは高まっている。児童館における障害児の受け入れについても記載していいのではないか。

事務局
所管課と調整し、検討したい。

会長
施設を建替えるときには、スロープやトイレ等に配慮したバリアフリーについて検討していただきたい。

児童福祉法における児童福祉施設として、児童遊園について子どもの遊び場・居場所として記載もお願いしたい。

事務局
児童遊園は長崎市内に13公園ある。今回は、建物としての児童館、児童センターのあり方について議論をお願いしているが、外の公園についての記載について検討したい。

委員
小学校のグラウンドについて、教育委員会に現状を確認し、使えるのであれば開放してほしい。

事務局
所管課に現状を確認し、協議をしたい。

委員
今意見があったように、子どもの放課後が屋内の活動中心だけでいいのかという気もする。
もう1つは、子どもの居場所として、地域の先生OBや保護者・学生の協力や応援を得て、学習支援という活動を行ってもいいのではないか。

委員
学校のグラウンドを使えないのは、もったいないと思う。

委員
地域との関わりについて、児童館で行っている季節行事について、施設内だけでなく地域を巻き込んで交流・ふれあいを行っていただきたい。

会長
今の意見は、児童館の今後の運営方法に関係するいい案だと思う。地域に開かれた複合的な児童館になれば児童館の果たす役割がおのずと決まってくるのではないか。

委員
施設の図書が古い。体を動かすことと併せて読書も大事なので、地域から不用になった図書を募ったり、図書館からの本のリサイクルを活用して整備してほしい。

会長
図書や本の読み聞かせ等を充実させることも大事だと思う。

委員
先ほど学習支援ということで意見があったが、長崎大学教育学部では教育実習のみならず、多様な実習ということでインターンシップなどの蓄積型体験学習を行っている。その一環として、児童館での学生の支援もお願いしたいので積極的に大学に声をかけてほしい。

会長
長崎大学をはじめ、活水・純心大学などの教育学部系の学校は、大学生のボランティアが充実しているので連携することは大事だと思う。

委員
資料2の工作教室に記載している「ぷにょぷにょ」とは何か。

事務局
風船の中に、直径15センチぐらいになるまで小麦粉をいれて、思い思いに形を作って、自分仕様のおもちゃにするもの。

会長
児童館に年齢規定はあるか。

事務局
18歳未満である。

会長
滑石児童館で行っているようだが、小学生が利用する前の時間帯の施設の空き時間を活用して、未就学児を持つ保護者の支援をするということもできるのではないか。

事務局
滑石児童館と松山児童センターで10時から14時までの時間で、未就学児童とその保護者を対象として、親子ふれあい広場をモデル的に実施している。これらを踏まえ、他の児童館での実施については検討したい。

会長
子育て支援センターが今後3箇所開設予定のようだが、それ以外に滑石地区も子どもの数は非常に多いようだが設置について検討して欲しい。

委員
拠点という表現が気になる。そもそも昭和50年代に児童館を設置した時に、拠点として作ったのか疑問である。拠点というものになると、その機能や役割が位置づけられていて、そこから周囲に発信するようなことが存在意義としてあると思うが、そういったことが、今まで行われてきたかといえばそうではないと思う。

そんな中で、あえて拠点という言葉を使うのであれば、その拠点としての位置づけや役割を記す必要があるのではないか。

事務局
当初は、留守家庭対策として設置してきたので、子育ての拠点という位置づけではなかった。

今後の考え方として、位置づけをどうするかということについては、意見を伺いながら考えていきたいと思っているので、この辺も含めてご議論をいただきたい。

会長
拠点というよりも、今でいう学童の替わりとして設置したのが出発点のようだ。他の都市には、大きな児童館が沢山あるようだが、長崎市においては、これから新しく作るよりも、今ある児童館をどのようなあり方にしていくか、そして施設の改築時期に来ているようなので、それを契機に、地域に開かれ、多世代が交流できるようないろいろな機能を持った複合的な施設にするというようなことを考えていきたい。

今の学童の現状はどうなのか。

事務局
現在87クラブで、市内の小学生の2割弱の約3,900人の児童が活用しており、登録数は増えている状況である。

滑石児童館の利用児童が多いという意見が出ているが、滑石地区に放課後児童クラブがないことも要因の1つだと認識している。設置については、場所と運営者について整理することが第1条件であるが、未設置校区解消や大規模クラブの分割などバランスを見ながら適性な配置に努めていきたい。

会長
資料8ページの今後のあり方についての部分は、既存の児童館について前段で述べ、今後の運営についてご意見をまとめて記載することになっているが、特に、児童館の遊びの機能や指導員の関わり方、放課後児童クラブとの役割についてご意見を伺いたい。

実質的に児童館を学童的に利用している割合を把握しているか。

事務局
直接、学童として利用している割合にはならないが、保護者の就労形態で共働き家庭が55%程度ある。

会長
半分くらいは、学童的な役割をしていることが推測でき、率直に言うと学童はお金がかかるが児童館は無料であるということか。そういう面では、児童館を充実して何箇所も作ると、学童が衰退していくということになるのだろうか。

委員
児童館と学童の人数は非常に密接な関わりがある。児童館を充実して利用児童を増やした場合に、大規模クラブの利用人数が減って適正人数になることは好ましいことだが、小規模クラブにおいては死活問題であるので、この部分については配慮をお願いしたい。

委員
今後のあり方として、いろいろな意見が出た役割を果たしていくとするのであれば、答申の中に予算面の充実についても記載し、今後についての一定の方向性を出すことも必要ではないか。

会長
市の財政的にお金をかけることは厳しいと思うのでお金がかからない方法を求めていると思う。1つの意見として頂く。

副会長
どうしても学童クラブと比較してしまうころがある。どのようにして線引きするのか。学童クラブは低学年の児童が多くて、高学年になると行かない児童が増えてくるので、そのような子ども達が今度は児童センター、児童館を利用するような流れになればいいと思う。

また、就学前の保護者も活用できるようだが、小学生の保護者も横のつながりがなくなってきているので、気軽に利用でき、仲間作りができるような場であればいいと思う。

会長
今、意見があったように児童館を単に子どもだけの遊び場とするのではなく、保護者の支援の場であったり、遊びを教えることができるような場であってもいいと思う。

委員
子ども同士で遊ぶ場が少ないという現状から見ると、児童館のような場があるということは大事だと思う。

実際に建物の建て替えを検討するにあたっては、いろいろな意見が出てるように、子ども達が自由に遊べる場、保護者が利用できるサロンのような場、高齢者と交流できる場など様々な機能の可能性が広がってきていると思う。

また、議論の中で出てきていたが、ふれあいセンターのような地域にある施設を、子ども達を含めてみんなで活用できるようになることが将来的にはいいことではないかと思う。

委員
行政は児童館の用途として、子ども達の育成の場とするのか、或いは遊びを提供する場として考えているのか。目指す方向によっては今まで出た意見を切り捨てなければならないものもある。

この判断についても、この分科会に委ねているのか。そうであれば、放課後児童クラブとの線引きを一定つけていいのではないかと思うがいかがか。

事務局
子どもは遊びながら学び育っていく部分があるので、遊びを通じて子どもの育成を支援するということが、児童センター、児童館の位置づけになっているので、両方含んだ機能を持っている。

委員
施設の建て替えについては、それぞれの児童館の利用の特徴や地域性を検証したうえで検討するべきである。決して均一的なものにするのではなく、地域に即したものを考えることが拠点ということにもつながると思う。

会長
画一的な児童館ではなく、地域それぞれのニーズを踏まえた検討が必要だという意見だと思う。

委員
児童館、児童センターの役割・機能は地域の方に周知されるようなPRをしているのか。

事務局
積極的に、地域に情報を発信しているようなことはしていない。

委員
学童クラブを利用するか、児童館を利用するかは各家庭の環境によると思うので、学童クラブと児童館の役割や存在についてもっと伝えるべきだと思う。

委員
地域に密着して、多くの子ども達が集まるような施設が理想だと思う。

委員
児童館と学童の違いについて、もっとPRする必要がある。

委員
資料4のようなものをホームページに掲載して、照会したらどうか。

事務局
今年4月に開設した子育て情報ホームページ「イーカオ」に掲載しているが、写真等の掲載はしていないので改良していきたい。

委員
広報ながさき等でもボランティアを募ったり、イベント告知を行えば、地域の人が集まってくるのではないかと思う。

また、滑石児童館のように利用者が多いところでは、学年を分けてイベントを行うことで、解消できるのではないかと思う。

会長
他に意見はないか。

なければ、本日の委員の皆様からの意見を集約して、次回までに私と事務局で今回の案を整理し提示する。

また、今後の予定については、次回の会議で答申案をまとめ、11月に答申書の最終確認を行いたいと考えている。

(以上)

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電話番号:095-829-1124

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