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平成25年度第3回 長崎市社会福祉審議会 児童福祉専門分科会

更新日:2013年10月15日 ページID:024548

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

こども部 子育て支援課

会議名

平成25年度第3回 長崎市社会福祉審議会 児童福祉専門分科会

日時

平成25年8月26日(月曜日) 14時30分~

場所

長崎市男女共同参画推進センター アマランス研修室1(市民会館1階)

議題

(1)長崎市次世代育成支援後期行動計画の平成24年度進捗状況について
(2)子ども・子育て支援新制度について
(3)ニーズ調査票について

審議結果

議事(1)長崎市次世代育成支援後期行動計画の平成24年度進捗状況について

【事務局】
議事(1)「長崎市次世代育成支援後期行動計画の平成24年度進捗状況について」説明

【委員】
資料説明があちこち飛んでわかりにくかったので次回からは改善をお願いします。子育て支援センターの設置については、商店街空き店舗の活用がないため達成度0ということですが、設置に対してどのような対応をしてきたのでしょうか。

【事務局】
空き店舗の活用については、まちなかに適切な施設がなかったこと、それから公共施設についても有効活用の観点から検討をしましたが、これについても適切な施設がなかったことから、達成度としましてはゼロとなっております。

【委員】
商店街には空き店舗自体は多くあると思うし、その活用を図ることで市の施策の可能性が広がると思いますので、重要な課題として取り組んでいただきたいと思います。その結果、人が集まり、商店街が活性化することにもなるので、是非積極的な活用を図っていただきたいです。

【事務局】
子育て支援センターの配置については現在市内に10か所設置しています。どのように配置するかについては、現在、庁内で検討を進めているところですが、今までは公共施設を中心に活用してきました。商店街とコラボして設置するというのが商店街活性化にもつながると思いますし、次世代の計画にも定めておりますので、今後は十分検討をしていきたいと思います。

【委員】
子育て支援センターは滑石辺りの北部地区への配置が人口の割には弱いと思います。場所的な偏りがあるのではないでしょうか。

【事務局】
確かに現在は北部方面は特に配置が不足していると考えておりますが、庁内で市内にどのように、何か所配置するかの検討を進めているところですので、ご意見をいただきながら適切な数と配置を検討していきたいと思います。

【委員】
高齢者の活用状況についてお伺いします。教育委員会との関係もありますし、なかなか進んでいない状況のようですが、これからは例えば土曜日の学校開放における活用ですとか、高齢者の方の経験を活かして、特に団塊の世代の方の体験を活かして指導していただくことが必要ではないでしょうか。そういう意味では、みなさんがされている事業は、今後の先がけになる可能性があると思います。体系づくりについては様々な問題があると思いますが、非常に重要な事業だと思いますので、そういった方々の活力を活かしていくことを積極的に進めていただきたいと思いますが、進まない背景には何があるとお考えですか。

【事務局】
公民館等のお遊び教室において地域の方が子ども達と交流する機会というのはありますが、活用というところまでは至っていないというのが現状だと思います。確かに団塊の世代の方々の経験というのは非常に重要であると思いますので、教育委員会をはじめとして関係部局との連携を図り、活用について検討していきたいと思います。

【委員】
高齢者の活用は場所としてはどこを想定しているのでしょうか。保育園では地域の高齢者と交流を図っていますが、計画に記載されている高齢者の活用というのはどういうことをイメージしているのでしょうか。

【事務局】
地区公民館等におけるお遊び教室など、公共施設における地域の民生委員の方ですとか、高齢者の方との交流ということを想定しています。また、現在もこんにちは赤ちゃん事業というかたちで民生委員の方々にご協力していただいております。民生委員の方に限らず、地域全体で子どもを守る活動を進めていきたいと考えております。

【委員】
21ページの福祉サービス第三者評価についてお伺いします。24年度は実施されていないということですが、この制度は保育の質の確保・向上につながる制度だと思います。厚生労働省は将来的には必須にするような話もあるようですが、昨年実施されなかったのは国においてそういった制度の見直しが進められていたからというような理由があるのでしょうか。

【事務局】
未実施の理由は制度の変更があったからというわけではありません。実際に評価を実施するには経費の問題もありますので、長崎市としても積極的な実施を推進していなかったというのはありますが、保育所、児童福祉施設としての評価そのものは必要なものだと思います。昨年、児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を市の条例で定めましたが、その中で自己評価を行うよう義務付け、それぞれの施設で質の向上を図っていただこうとしているところです。第三者評価については重要性を理解していますので今後の課題とさせていただきたいと思います。

【委員】
地域での取り組みもわかりますが、まずは家族が大事なのではないかと思います。祖父母と離れている家族が多いと思います。市内にも高齢者の単身世帯というのはありますが、天涯孤独というのはほとんどないと思います。家族はいるけれど離れて暮らしている。祖父母をもっと頼っていいのではないかと思います。家族が近くで暮らせるような施策も必要なのではないでしょうか。

【委員】
子どもは以前から純真で清らかで変わっていないと思います。大人が大人の理屈で子どもを変えているのだと思います。核家族の増加で両親でしか子どもを見ていないという状況が多くなっていますが、子供というのは多くの目で見て育てる必要があります。核家族の原因の一つに転勤があるのではないかと思います。せっかく地域になじんで友達ができたころに転勤していく。少なくとも小学校低学年までは転勤の頻度や距離というのを減らしていければいいと思います。

【会長】
保育所や幼稚園、地域でも高齢者との交流を図っているというのは先ほどご意見がありましたが、それが一過性のものであってはいけないと思います。地域の人と子どもがつながるような、子育てや子どもに理解のある地域の人を、どうやって核にしていくか、そこを進めていく必要があると思います。地域の知恵を行政が拾って周知し、核をつくるところまで関わっていただきたいと思います。

【委員】
転勤で長崎にきて、周りに知り合いがいないというママが何人かいますが、自分が病気になったときに預けられる人がいないという声をよく聞きます。長崎市の施策の中にファミリーサポートセンター事業というのがありますが、浸透していないのが現状だと思いますし、目標値が1200人は少ないというのが率直な感想です。それに、いざ病気などで預けるとしても、おまかせ会員の方に連絡して、調整して、となると手続きが煩雑に感じます。もっと簡単に利用できる制度だといいなと思います。せっかくやっている事業でも、一般的には知られていないと思いますのでもっと情報周知をしてほしいと思います。

【事務局】
私どもとしても一番の悩みは広報・周知という分野です。イーカオというホームページなどで情報は出していますが、届いてほしい方に届いていないのではないかという思いは常にあります。改善すべき点、工夫できる点などあればご意見を頂ければと思います。

【会長】
ファミリーサポートセンターの情報は小児科や産婦人科には出していないのでしょうか。

【事務局】
小児科や産婦人科には出していません。

【委員】
最も困るのは子どもの病気の時だと思います。私は隣に娘がいるので、何かあったときは誰かが交代で休んで面倒を見たりしていましたが、そうでない場合は、親がそうそう休めないと子どもが病気だとわかっていても保育所に預けて、結果病気が蔓延することもあります。保育所に病児保育の機能をもたせたら、多くの人が助かりますし利用すると思います。

【委員】
私はファミリーサポートセンターの研修を受けた、まかせて会員ですが、急に言われてもマッチングができないというのも問題の一つだと思います。それと確かに他の地域から長崎市に来た人はその情報も知らないので、地域で開催する色々な講座の時に情報を周知したほうがいいと思います。

【委員】
認定こども園について25年度、26年度、新制度開始の27年度における整備計画、見込みも含めてどのようにお考えでしょうか。ご存じのとおり現在の幼稚園は、定員を大幅に下回る入所状況で、新制度においては認定こども園へ移行を希望する園も相当程度あるかと思いますので、行政としてはどのようなお考えか教えてください。

【事務局】
21年度4ヶ所、24年度6ヵ所という状況です。25年度は、4月1日に4ヶ所が新たに認定こども園として認定を受けていますので、現在は10か所となっています。今後の状況につきましては、このあとご審議いただきます新制度における事業計画やニーズ調査の中で、保育所や幼稚園のニーズを把握して、27年度以降の計画を作っていくこととなります。長崎市におきましても入所できない待機児童がいますので、保育所の施設整備ですとか、幼稚園の認定こども園への移行を促進しているところです。

【委員】
こんにちは赤ちゃん事業についてですが、現在のこんにちは赤ちゃん事業では地域の民生委員の方が訪問されていると思います。私は宮崎の出身ですが、宮崎では民生委員の方ではなく助産師の方が訪問されるそうです。確かに、出産後間もないときというのは、民生委員の方よりも助産師の方のほうが有難いのかなと思います。3ヶ月くらいの赤ちゃんを育てる親としては地域とのつながりも大切ですが、親子のつながりのほうが大切な時期なのではないかと思います。もう少し大きくなってからは地域のいろいろなところへ出かけていって地域の方々と触れ合うことも重要だとは思いますが、まずは親子のつながりが大切なのではないでしょうか。

【事務局】
長崎市でも、出産後、特に必要と思われる場合やご希望される場合には保健師又は助産師による訪問もおこなっています。こんにちは赤ちゃん事業は地域とご家庭をつなぐという目的で実施していますので、それぞれの地域の民生委員の方にお願いしているところです。


議事(2)子ども・子育て支援新制度について 

【事務局】
議事(2)「子ども・子育て支援新制度について」説明

【委員】
子ども・子育て支援の新制度については今の説明のとおりかと思いますが、国が示す制度の概要だけでなく、市の子育て支援の政策ビジョンが重要だろうと思います。そういった意味ではまだまだ長崎市における子ども・子育て支援のビジョンというか、哲学というか、そういったものが見えないなと思います。

【会長】
哲学という非常に難しいご質問ですが、会議の時間の関係もありますし、本日はこのあとの議題でありますニーズ調査票についても委員の皆様からご意見を多く出していただきたいと思いますので、まずは事務局から説明をしていただいて、その中で、制度に関する部分についてもご意見等をいただけたらなと思います。それでは事務局より議事(3)ニーズ調査票について説明をお願いします。

議事(3)ニーズ調査票について 

【事務局】
議事(3)「ニーズ調査票について」説明

【会長】
ただいまの説明について何かご質問ございませんか。

【委員】
本日追加で配付された資料の中の発送数についてですが、就学前児童の7,000件というのは全体に占める割合はどの程度でしょうか。

【事務局】
就学前児童の数がおよそ20,000人ですので、35%程度になります。

【委員】
次世代の計画を策定するときの質問項目と同じ項目はどの程度盛り込むのでしょうか。比較という意味では同じような質問があったほうが、取り組んできた施策に対する評価を経年比較できるのですが、一方では設問数がかなり多くなり、答える側の保護者が困ります。

【委員】
子育て中の保護者として委員になっていますので、保護者として率直な感想を言わせていただくと、正直面倒くさいと感じます。見るだけでも時間がかかりそうですし、答えたくないというのが率直な意見です。それから、調査をするなら調査の目的や調査の結果がどのように活かされるのか、回答者へのメリットがあるならそれを強く表現したほうがいいと思います。

【事務局】
設問数が多いというご意見につきましては、私どもも同じように感じております。今回お示ししている資料は、あくまで国の子ども・子育て会議で審議され、たたき台として示された調査票です。この中で、青文字で表現されている設問は、量の見込みの推計を行う上で必須項目となっていますので削除することはできませんが、表現を修正するなどして見やすく工夫したいと思います。黒文字の設問は、量の見込みの推計には直接影響しないため、削除することも可能ですので、なるべく設問数を減らしながら、一方で追加したほうがいい設問については追加したいと考えておりますので、多くのご意見をいただきたいと思います。

【委員】
保育料についてですが、おそらく保育料は所得に応じて区分けがされていたかと思います。他の市町村ではその区分が細かく設定されているところもあるようですが、長崎市はその区分が少なくて、所得が違っても保育料の区分は同じところで設定されてしまうという声をよく聞きますので、保育料を決定するための区分けをもっと細かく設定していただくことを検討していただきたいと思います。

【事務局】
保育料の算定は世帯の所得状況により決定するもので、長崎市におきましては8区分に分けております。本日は資料を持ちあわせておりませんが、ご希望があれば別途ご説明いたします。

【委員】
例えば問15の部分で施設について尋ねる質問がありますが、もう少し詳しく書いてもらわないと、行政の方にとっては一般的な言葉なのかもしれませんが、普通の親はわからないと思います。

【事務局】
青文字の項目ですので必須事項ではありますが、もう少し表現を加えたり、余白部分を活用するなどして一般の方にもわかるように記載したいと思います。

【委員】
説明のための書類も同封されるとは思いますが、調査票を受け取った親はいきなり届いたら、やっぱり何だろうという感覚で見てしまうと思いますので、就学前の子どもを持つ親が良くいくような場所、例えば子育て支援センターやお遊び教室の会場などでもこういう計画を作るために調査を行いますということを事前に周知しておくと、調査票が届いた世帯だけでなく全体にも浸透しますし、いざ調査票が届いたときにもすんなりと回答することが出来るのではないでしょうか。

【委員】
委員の皆様が言われているように、このままでは分かりにくいと感じますし、文字の量が多いと思いますので、簡略でわかりやすい表現をしていただきたいと思います。

【事務局】
今回の調査は、やはりどのような要望があるのかという部分を把握するために、なるべく多くの回答を得たいと思っていますので、分かりやすい表現を心がけ、事前の周知については子育て支援センターをはじめとして、各地区の支所や行政センターでも周知を図り、併せてそういった場所でも回答の受付ができるような準備を進めたいと思います。

【委員】
ニーズを把握するのであれば全員に調査するのが一番いいとは思いますが、費用の関係もあるのでしょうから抽出調査でもいいとは思います。今回は就学前児童と小学生とで10,000件を発送するということですが、どの程度の回収となるのでしょうか。その数量で不足するということはないのでしょうか。

【委員】
調査にあたっては公立の施設、私立の施設のバランスや、長崎市の場合は合併した地域でもありますので、そういった地域特性も考えてバランスよく実施していただきたいと思います。

【事務局】
ニーズ調査の数についてですが、統計学上では人口など自治体の規模には関係なく、1,100~1,200の回答数があれば、信頼できる推計が可能であると言われています。今回の調査では約6,000件の回収を見込んでいますのでデータとして不足するようなことはないと考えています。また、調査の実施にあたっては、無作為抽出ですが、一定の地区に集中することが無いように、一定の区域ごとに無作為で抽出して実施したいと考えています。

【委員】
幼稚園や保育所など施設に通っていない世帯を集中的にやるのも一つの手段かと思います。

【事務局】
ニーズ調査の目的としましては、現在の利用状況と今後の利用希望を把握するものとなっていますので、現在の利用状況についても十分把握する必要があるかと思います。確かに、現在幼稚園や保育所といった施設に通っていない子どもについても、その理由や実際の希望を把握する必要があると思いますが、あくまでまんべんなく、施設に通っているいないにかかわらず調査を行いたいと思っています。

【会長】
調査票についていろいろな意見が出ましたが、調査票についての議論は今回の会議で終了ということになりますか。

【事務局】
調査票につきましては、冒頭でご説明したように国のたたき台をベースにした就学前児童用と、独自に作成する小学生用とありますが、小学生用につきましては今回お示ししておりませんので、次回の会議の際に、今回のご意見を参考に修正した就学前児童用と小学生用について改めてご意見をいただきたいと思います。

【会長】
わかりました。本日の議題は以上ですが、今後の分科会開催等について事務局から何かありませんか。

【事務局】
本日の会議では多くのご意見をいただき、ありがとうございました。
しかしお帰りになられた後、改めて疑問になられた点や、ご意見等ございましたら、本日配付しております「質問表・意見書」をサンプルにメールやFAXで、いつでも提出していただければと思います。
今後は毎月のようにこの分科会の開催を予定しております。
ですので、今回だけでなく、ご意見があればいつでも、提出していただければと思います。
また、次回の会議でございますが、9月24日火曜日14時から16時の間に開催したいと考えております。今の時点で出席が可能かどうかお分かりでしょうか。
もし、お分かりでしたら、教えていただけたらと思います。
なお、出欠確認については、改めてメールまたはファックスにより確認させていただきますので、よろしくお願いいたします。

【会長】
それでは、次回の開催については9月24日で進めていただき、具体的な場所などについては後日、委員の皆様に開催のご案内を致します。
他に何も無ければ、これで本日の審議を終わります。委員の皆様のご協力ありがとうございました。それでは、進行を事務局にお返しします。

【事務局】
これをもちまして、平成25年度第3回長崎市社会福祉審議会児童福祉専門分科会を終了いたします。本日は長時間に渡り、ありがとうございました。

(以上)

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総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1118

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