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第6回(平成25年度第1回)長崎市史刊行委員会

更新日:2013年11月21日 ページID:025473

長崎市の附属機関等について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 市史編さん室

会議名

第6回(平成25年度第1回) 長崎市史刊行委員会

日時

平成25年11月1日(金曜日) 11時10分~

場所

長崎市役所本館3階 第2応接室

議題

市史編さんの進捗状況について

審議結果

【事務局】本日は定数を満たされている旨報告。

【委員長】平成21年に市制施行120周年ということで、新しい長崎市史を編集するために、皆さまの力をお借りしながら、ここまでやってまいりました。本年度はいよいよ最終巻第3巻の近代編の刊行を予定しております。
本年度は第3巻に加えて、新たに普及版の制作を進めております。
今日は、年表についても議論いただく予定でありますのでよろしくお願いいたします。
まず、当委員会の委員の交代があっておりますので、事務局から紹介いたします。

(新任委員紹介)
【事務局】1名の委員が就任した旨の報告。

(議事)
【委員長】それでは早速ですけれども議事に入りたいと思います。
編さん委員会の委員長から、現時点における市史編さんの進捗状況についてご報告をお願いします。

(1)市史編さんの進捗状況について

【A委員】私の方から現在の進捗状況について、第1巻は予定どおり本年3月に、第4巻現代編につきましては、予定より2か月遅れましたが、本年5月に無事刊行することができました。
恒例となりました「新長崎市史発刊記念講演会」は2回連続講演会として、4月28日と5月12日に開催いたしました。
1回目は第1巻で、『「うつわ」とはなんだろう』をテーマに、下川達彌先生にご講演をいただきました。
2回目は、第4巻で、『長崎市の姿かたち----過去・現在・未来』をテーマに鮫島和夫先生にご講演をいただきました。
次に、本編最後の巻となる第3巻近代編につきましては、現在、初稿の段階でございまして、大変厳しい状況ではございますが、第3部会の部会長の塩崎先生を始め、編さん委員、執筆者の先生方のご協力で今年度中の完成を目指したいと考えております。
目次構成につきましては、序章及び第1章から第8章、終章の10章構成で、明治維新の動乱期を経て長崎が区制、さらには市制を施行、そして大正、昭和と時代の移り変わり、さらには日本全土が戦争への道を突き進むなど、戦時下での長崎市民の様子など、時代の流れに沿って執筆いたしております。
また、第3章第4節「明治期の女性と地域社会」や第7章第3節「人権問題と女性の社会文化活動」に見られますように女性の視点でのその時代を捉えている点がこの近代編のひとつの特徴だろうと思っております。
さらに、第3巻近代編では、第2巻近世編と同様に市民調査員の皆さまにご協力をいただき、佐古の招魂社の墓碑の調査や上長崎村の土地所有形態の調査、さらには西南戦争の資料である「非常囚徒」等の翻刻作業を実施いたしました。
本事業計画中にある「市民と歩む新長崎市史編さん」の締めくくりができたのではないかとそのように思っております。
報告は以上であります。

【委員長】今の説明について何かご質問があればお願いします。先生のイメージからいうと少し遅れ気味ということでしょうか。

【A委員】初稿段階でありますが、鋭意努力いたしております。

【委員長】進捗状況の説明は以上で、次に第3巻近代編の装丁と販売価格ですけれども、それについて事務局の説明をお願いします。

【事務局】装丁につきましては、各巻、長崎の港をテーマに作製して、第3巻は長崎大学附属図書館所蔵の古写真より、往時の長崎港を作製しています。
次に、販売価格につきましてですが、前回の委員会で全4巻とも8,000円に統一するということになっておりました。

【委員長】装丁と販売価格については、販売価格は前回全巻統一しようということで8,000円ということですけれども、装丁については港の変遷が装丁でわかるようにということで、今回は、明治期の長崎の港の賑いとなっています。
ご意見がありましたら、よろしくお願いします。

【B委員】ページ数は4巻とも同じくらいになるのですか。

【事務局】第1巻が、800ページと若干少なく、ほかのものは大体1,000ページございます。

【委員長】質問がなければ、装丁と販売価格については、ただいまの説明のとおりとさせていただきたいと思います。
続きまして、「新長崎市史」の普及版の作製について、事務局から報告をお願いします。

(2)「新長崎市史」普及版の作製について
【事務局】「新長崎市史」の普及版につきましては、「新長崎市史」の入門書として、中学生でもわかるようなコンパクトで読みやすいものを目指して、今年度と来年度の2か年で作製することとしています。
体裁はB5判、250ページ程度で、1項目につき見開き2ページ、全体で100項目程度を記述し、すでに、第1巻、第2巻の題材選定はほぼ完了しており、現在は、第4巻について題材を選定しております。
市では、寄贈分1,000部を作製し、販売分につきましては受託者の方で、作製販売することとなっております。
販売価格につきましても、1,000円をきる価格を受託者の方から提案されております。
なお、監修体制につきましては、長崎市史編さん委員会にお願いいたしております。
説明は以上でございます。

【委員長】普及版については、事務局から報告がありましたが、なにかご質問等ありましたらお願いします。
寄贈分については1,000部で、販売分については何部作製するのですか。

【事務局】販売分につきましては、当初は2,000部を作製すると伺っております。

【B委員】1,000部の中には、中学校配布分とかもありますか。

【事務局】寄贈分は、中学校、小学校まで配布させていただきたいと思います。

【委員長】受託者の方で作っていただくということで、監修が非常に大事になってくると思いますので、編さん委員会の皆さんよろしくお願いします。

【D委員】普及版の編集か監修の人のなかに中学校の先生あたりは入られているんでしょうか。

【事務局】中学校の先生は入っていませんが、中学校の教科書の策定に携わられた長崎大学の先生に委員長をお願いしております。

【委員長】ほかに普及版についてなければ、今の説明のとおり進行させていただきたいと思います。
次に、年表の作製について、事務局から説明願います。

(3)年表について
【事務局】普及版につきましては、次年度までに完成するよう事業を進めております。
一方、年表につきましては、すでに長崎市には「市制百年長崎年表」があり、平成元年3月までの出来事が詳しく書かれております。
また、昭和63年からは、「長崎市統計年鑑」に毎年「長崎年表」の記載があることから、年表としては見ることができる環境がすでに整っております。
従いまして、市制120周年の記念事業としては、新長崎市史刊行事業は普及版の作製をもっていったん終了し、年表につきましては、今後、どのような方向で進めていくか検討してまいりたいと考えておりますので、ご意見を賜りますようお願いいたします。

【委員長】年表をつくるかどうかということですけれども、資料として市制百年年表と統計年鑑の長崎年表がありますが、内容的には相当違うものになっています。毎年ストックされている統計課の資料を、今回市制百年長崎年表のように整理するかどうかということにつきまして、ご意見をいただければと思います。

【A委員】年表を作製するのにどれくらいの年数を捉えていますか。

【事務局】どういったものにするかということでかなり違うと思うんですけれども、これのもとになるのが90年に作製した長崎年表になりますが、それがどれくらいの時間をかけて作られたのかは調べておりません。

【E委員】4年かかった。長崎年表は非常に役に立つ。

【F委員】作っていただくのは大変だと思いますが、貴重なこと、大事なことですので、ぜひ作製する方向で考えていただければと思います。

【B委員】百年年表は元年まで書いてあります。これも資料になるわけで、それから先の20何年をきちんと書いていくということですね。
こういう機会があるときに資料を集めて残していかないといけないのではないでしょうか。

【C委員】25年ごと四半世紀ごとにまとめる。
インターネットもあるけれども、ペーパー、印刷したもののほうが使いやすい。
また、どれくらいの厚さになるかですね。

【E委員】古いこと、同じことを年表に書かなくてもよいのでは。

【G委員】百年年表と統計年鑑の年表では内容が違うが、これをどう作製するかは慎重に拙速にならないよう時間をかけてもいいんではないですか。

【D委員】イメージとしては、市制百年長崎年表みたいな感じですか。本編とはリンクしない形で考えているのですか。

【委員長】ご意見のなかに出ているのは、長崎市のスタートのときから1冊にする案と、元年までは出ているのでその後の分を年表にしたらどうかという意見が2つ出ています。

【C委員】平成元年から25年までを、25年ごとに資料としてきちんとしたものを作る。

【委員長】平成元年以降の、年表にまだなっていない部分を百年年表と同レベルの整理をして、資料として使えるようにしておく。それを25年ごとに作っていくという大方針を立てたらどうかという意見ですが、これについてどうですか。

【F委員】はい、結構です。

【A委員】25年ごとでいいです。

【D委員】本館に、過去のことを調べに来られた時に、こういう年表があればすごく調べ易いのではないかと思います。

【委員長】それでは、皆さんの合意として、年表については作製をする。そして、対象年代としては、百周年から現在までの25年間を年表にするということでよろしいでしょうか。

----委員同意----

【事務局】作製の期間ですが、今回の市史編さん事業からは外れたかたちで、長期に考えてよいでしょうか。

【委員長】市史編さん事業とは別にということでよろしいでしょうか。

----委員同意----

【委員長】それについて、案を作ってもらって、次回刊行委員会で最終的に方針を決めていただくということでよろしいでしょうか。

----委員同意----

【委員長】以上で議題は終了ですが、せっかくの機会ですので、なにかありませんか。

【E委員】戦後の文化財、青少年教育、風俗営業、食文化などはどうなってますか。

【委員長】今度の年表を出すときに、年表だけでなくプラスアルファをなにか。

【A委員】年表で読めるような形の、百周年の年表みたいな形で、情報を盛り込んだ形がいいですね。

【B委員】編さん方針にある、インターネット等の活用とあるが、どういった形のものを想定していますか。

【事務局】ITを使った年表を作製するということで、DVDの検索システムで手軽に検索できるようにと考えていました。 ITを使ったというのは、あくまで年表検索ということで、インターネットで公開するということは当初は考えておりませんでした。

【C委員】インターネットで公開するとなると、今やろうとしている25年分だけをしても役に立たないと思います。

【事務局】そこも含めて、今後検討した上でご協議いただきたいと考えております。

【A委員】インターネット化するのはまた別の問題で、まずは25年分をまとめないといけない。

【委員長】今お話があったように、年表については25年分を新たに作製するということで、その後のことは、その時点で新たな議論が必要であればやっていきたいと思います。
それでは、これをもちまして本日の会議は終了させていただきたいと思います。
長時間、どうもありがとうございました。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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