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更新日:2017年2月10日 ページID:029387
原爆被爆対策部 調査課
平成28年度第1回 平和祈念式典「平和への誓い」代表者選定審査会
平成29年1月17日(火曜日) 13時40分~15時00分
長崎市役所本館地下1階 議会第3会議室
1 会長選出
2 「平和への誓い」代表者選定スケジュールについて
3 「平和への誓い」代表者募集要項について
4 会議の公開・非公開について
議題1 会長選出について
委員の互選により会長を選出
議題2 「平和への誓い」代表者選定スケジュールについて
【事務局】
配布資料に基づき説明
【委員】
公に募集をかけるわけだから、なぜ長崎市が特定の人を推薦しなければならないのか、その意味がわからない。
【事務局】
これからの10年間は大切な時期である。これまで、5団体から持ち回りで推薦していただいていたが、団体に属していない方、市外・県外・国外でも被爆の継承、核兵器廃絶いろんな活動をされている方がいる。被爆者団体の推薦に加えて、そのような方も長崎市として推薦させていただき、それに公募の方も加えて、その中で一番ふさわしい方を選定していただきたい。今後10年間を見た中で、被爆者が少なくなっていく中で非常に貴重な機会だということで、見直しをさせていただいたということである。
【委員】
幅を広げるという点で公募なのに長崎市推薦という必要性がわからない。
【会長】
この審査会は公平公正に予断を持つことなく誠実に、長年5団体の実績のもとにさらにいいものを目指そうということではないかと思う。だから幅広く、門戸を広げようという観点から審査を行おうということだが、市の推薦に問題があれば論議していこうということで構わないかと思う。委員の皆さんいかがか。
【委員】
公募をするなら公募一本でいいんのではないか。あとは審査員がいろんな意見を出して、どうやって選ぶのかは審査会の中で検討すればいいと思う。
【委員】
どうしても市が選んできた方について、バイアス(偏り)がかかってしまうおそれがないとは言えない。公募の中に入ってくる人を選ぶというのが公平ではないかと思う。今の意見に賛成である。
【会長】
われわれは全く白紙の状態から、この5人のメンバーがどういう方がふさわしいかということで審査に当たろうとしている。5人の委員は特定の団体とか特定の人を優先するということは絶対ありえないわけで、そこは我々がきちんと心して審査に当たらなければならない。
【委員】
長崎市推薦の枠ははずされたらどうか。
【委員】
いろいろ推薦しなくても公募で集まった人から検討するのが本来の会の運営の仕方だと思う。だから、私たち(被爆者5団体)も推薦はしない。一般の公募に被爆者が応募するのであって、どこにいても長崎の被爆者であれば誰でもいいわけだから、それが基本ではないかと思う。
【委員】
被爆者団体の推薦も無いということで公募一本と。そういうことでも構わない。
【委員】
私たちは5団体としてこの40年間やってきたという実績を持っている。あるいは他の式典の役割も5団体としてやってきており、そういう自負と責任を持っている。ただ、市から公募ということで、いろんな方を参加できないかという市の多くの人を参加させてくれないかということについては、理解するので、そのとおり我々は受け入れたいと思う。ただ、長崎市推薦は無くした方向で、この5人の皆さんの審査でやるべきではないかと主張している。
【委員】
私も公募に一本の方がすっきりすると思う。団体も長崎市も心当たりの方に応募しないかという形ですれば皆さんの気持ちがすっきりすると思う。
【会長】
整理するが、公募一本ということで委員の皆さん了解ということでよいか。
【委員一同】
はい。
【会長】
それでは私もそれに賛同したい。5人全員が長崎市からも5団体からも推薦はないと、もちろん長崎市も5団体の方もそれぞれふさわしい方に応募を働きかけるということは自由ということで、公募一本ということでよいか。
【委員一同】
はい。
【会長】
応募された方については、真剣に、公平公正に誠実に、予断を持つことなく、最もふさわしい方を、今までの方もそれぞれ立派な平和への誓いを行ってきた、長年。だから、これまでの方と同様、立派な、世界に向けて発信できるような方を我々選ぼうとしてるわけだから、そういうことで心を一つにして審査に当たりたいと思っているので、そういうことで皆さんよろしいか。
【委員一同】
はい。
議題3 「平和への誓い」代表者募集要項について
【事務局】
配布資料に基づき説明
【委員】
応募する方でも推薦者がいれば推薦書を付けていただくことはあっていいかと思う。個人の資料だけでなく、その人を推薦する誰かの客観的な資料があることは、我々にとって資料が増えるわけで、参考資料にはなると思う。
【委員】
その場合、推薦があった人と、推薦がない人と、どう区別して選定をするかという問題が出てくる。
【委員】
これまで活動歴もないような一般の被爆者が手を挙げようとするときに、そのような推薦がない時にそれがプラスになるのかマイナスになるのか、何か先入観がどうしても入ってしまうと思う。広く白紙の状況ですべての被爆者に求める場合は、かえって無いほうが、すっきりするのかなという感じはする。
【委員】
かなりの活動と熱心な平和に対する意思がないと、この応募はできないと思う。日頃そういった活動をやっていない人がいきなり出てみようかと思ってもできないと思う。
【委員】
推薦はなくてもいいということか。
【委員】
私はそう思う。応募する人はかなり熱心な人だと思うし、何らかの形で平和運動に参加している人たちが出るんじゃないかと思う。
【会長】
意見も出たようなので、せっかくの提案であるが、推薦は求めないということでよいか。
【委員一同】
はい。
【事務局】
応募資格の3つの条件については異存が無いか確認したい。
【委員】
この募集の条件を皆さんにどのようにしてアピールするのか。
【事務局】
先ほど説明したように、市の広報誌、週刊あじさい、ホームページのほか、都道府県庁の被爆者援護を行っている部署にお送りして県下の被爆者団体にご案内いただくとか、海外の被爆者団体への周知を考えている。
【会長】
全国で活動している方に長崎市は公募していることを知らしめるべきだと思う。他に意見がなければ次に進みたいと思う。
議題4 「平和への誓い」代表者選定審査方法について
【事務局】
配布資料に基づき説明
【委員】
ちょっと気になるのが、判断、基準の問題で、どこに評価を置くかということだと思う。被爆体験はさまざまであり、悲惨な体験ほど評価が高くなるおそれがある。一方で、少し離れたところで被爆したが、平和への思い、核兵器廃絶への願いは非常に強い思いを持っている人もいる。どういう方法で選んでいくかという点では、判断基準としては非常に難しい問題だと思う。活動実績についてもさまざまであり、かなり捉え方によっては違いがあるというか非常に難しい判断が、違いが出てくる。審査会としては根底からそこをどういう風に評価するかという点で、洗いなおしていかないと最初はかなり判断の違いというのが、公的な思想の問題もあるので、最初は慎重にやっていく必要がある。
【会長】
悩ましい。言われるように被爆体験は全員それぞれ違うわけだから、物凄い瀕死の重症を負って生きるか死ぬかをくぐり抜けた方、家族を亡くされた方、ちょっと離れたところにいた方、それぞれ違うが、核兵器廃絶と戦争反対、世界恒久平和ということで一致できるわけだから、そこを原点としながら最終的には5人の委員が判断することになるのではないかと思う。最終的には出てきた段階で判断して審査するということでよいか。
【委員一同】
はい。
【会長】
他にないか。
【委員】
仮評価の点数は、あくまで参考資料としてみるということで、我々は点数付けをどうするのか。
【事務局】
先ほど委員が言われるように、どこを基準にして点数をつけるのかというのが非常に難しい問題がある。例えば5段階でやるのかなど、評価の方法については、今後つめていきたい。
【会長】
最終的に5段階評価になるとしても、それに至るまではそれぞれ意見を出し合って、他の委員の意見を聴くことによって、ああなるほどなという部分もでてくるわけだから。そこはできれば最終的に最大公約数で、理想的にいえば、5人一致してこの人が一番いいとなれば一番いいわけだから、論議を重ねた上で、最終的には点数で付けざるを得ないということになれば、そういうことで決めないと物事は決められない。
【委員】
すべての被爆体験を通じながら、平和への思いを強く述べてもらうことに重点があると思う。そこを間違えないように。自ら非常に重たい障害の方は非常に胸を打たれるが、それだけで評価が決まるのでなく、先ほど言った点をかみ合わせ評価をしていくように、是非この5段階か3段階かわからないけどもそこは間違えないようにしてもらいたい。
【委員】
今言われたように、被爆の体験は人によって差がある。瀕死の重症を負って生死をくぐり抜けた方、家族を亡くされた方、どちらも辛い体験はあったけども、どこにいて、どういう被爆をしたかによって、やはり考え方が違う。だからその比較はできない。
【会長】
それぞれの被爆体験をどっちがどうかと比較するのはおかしいと思う。それぞれ判断があるわけだから。そういうことを踏まえて最終的には審査員が判断して、自分の意見を述べて最終的には決めていくということでよいか。
【委員一同】
はい。
議題5 会議の公開・非公開について
【事務局】
配布資料に基づき説明
【会長】
個人情報が含まれることなどから審査は非公開が望ましいということだが、委員の皆様はどうか。
【委員】
中身の問題になってくると非常に問題があると思う。その部分だけは非公開がいいのかなと思う。
【会長】
やはりこれは、平和宣言文の起草委員会とは違うわけで、個人情報を含めて、最終的に代表になられた方はかまわないと思うが、その過程では代表になられなかった方も丁々発止で論議するわけだから、そういった方を公開の中でマスコミの中ですることはいかがなものかと。ただその前提としてきちっとしておかなければならないことは、非公開というのは例外的な措置だからそこはきちんと理解し、踏まえたうえで、終わった後は、事務局が、場合によっては会長としてメディアの方には説明をするということでよいか。
【委員一同】
はい。
【会長】
それでは非公開ということで、メディアについては、終わってから説明をすることとする。他に意見が無いようなので、代表者の選定については、非公開とすることで決定する。それでは、議事が終了したので、進行を事務局にお返しする。
【事務局】
それでは、以上をもって第1回平和祈念式典「平和への誓い」代表者選定審査会を閉会する。
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