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平成30年度第2回 長崎市市民力推進委員会

更新日:2019年1月28日 ページID:032338

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

企画財政部 市民協働推進室

会議名

平成30年度第2回 長崎市市民力推進委員会

日時

平成30年7月23日(月曜日) 18時30分~

場所

長崎市民会館男女共同参画推進センター「アマランス」 会議室1

議題

1 長崎市における市民力・協働について
2 市民力・協働の現状の測り方について(グループワーク)
3 委員長まとめ

審議結果

■協働研究部会の調査について

【委員長】

市民力推進委員に就任されたばかりの方もいるので、長崎市の市民力や協働について説明し、約10年経過した長崎市の市民力や協働が、どこまで進んでいるかを評価するため、その測り方について検討いただきたい。

 1 長崎市における市民力・協働について《委員長より説明》 

(1)市民力とは

自治会など地縁組織、NPO法人など志縁組織の活動で発揮されてきた「地域にある課題の解決を他人任せにせずに、できることは自分でやろう!という意志を持った市民が、自主的、自発的に地域課題の克服に取り組もうとする力」

(2)協働とは

異なる属性の主体が、地域課題の解決(公益)を目指し、人、モノ、金、情報等を補完し合いながら、事業の企画実施や評価に取り組み、win-win・三方良しを実現、目指している状態

(3)市民力・協働が求められる背景

・地域課題の多様化、深刻化、価値観の多様化

・少子高齢社会、人口減少社会

・企業の社会貢献(CSR、CSV)意識の向上

(4)長崎市の市民力・協働について 

・市民力向上検討会議提言(2008年3月)

(施策の4本柱)市民活動の総合的な拠点の設置、人材の育成、支援の充実、情報の受発信

・長崎市市民協働推進室本格始動(2008年10月)

(主要施策)ランタナ設置、市民活動支援補助金、提案型協働事業、ランタナ大賞、講座等

・長崎市よかまちづくり基本条例・・・「参画」と「協働」によるまちづくりの推進

自分でできることは自分たちで取り組む心がけを大切にしながら、情報を出し合い共有し参画し協働すること

・ランタナの指定管理者制度への移行(2018年4月)

2 市民力・協働の現状の測り方について《グループワークよる主な意見》

(1)「市民力」とは?

 ◆1班 

・市民の「自発的」「能動的」活動

・自分で考えて行動していくこと

・個々が持っている力のこと

・基本的には自分本位、自分の好きなことが市民力につながっていく

・誰かのために何かをする→ささえ合い、見まもり(子ども、高齢者)、隣近所への気づかい

・楽しくないと続かない→楽しさをどう伝えるか、楽しいことも人によって違う

・個々の意識づけが大切

・組織にはまると自由度が狭くなる

・何かを踏み出す力=市民力

・各世代が考えること、できることは違う。当たり前が違う

・シニアの力を活かす

 ◆2班

・一人ひとりが自分の考え方で動くこと

・ビジネスであっても市民力

・税金を払うことも一人でできる市民力

・シニア世代が子どもに伝えることも大切

・若い力(子どもも)がまちを思ったときにどうしたいか

・みんなが輪になって楽しくやってみる

・一人ひとりがまちのこと、まちの人のことを思って動けば市民力になっていく

・それぞれ土台が違うので「市民力」と言ってもそれぞれ違う

・楽しいことが大事。楽しいことはそれぞれ違う

・それぞれができることをする。みんなで1つでなくてもいい

・まず一歩踏み出す、この力が市民力。議論だけではダメ、やってみることが大切

・できないことを話しても、できないことはできない。自分に出来そうなことを考える

・市民のためでの、自分のためでもあって良い。当事者意識が大切

・自分にできることで良い。勝手にボーダーラインを引かない

・市民力が高いところにあってはいけない。もっと当たり前のところで

 ◆3班

・みんなで生み出す力

・助け合うこと、補いあうこと

・ささえ合い活動

・できることから始める。自分のフィールドを確認する

・行政は個々をつなぐ役割

・当事者として動く人が多いまち(市)

・できることは一人ひとり違う、メリットも各々違う、自分のフィールドを分かっていることも大切

・批判するのではなく、できることを見つける

・一人ひとりが、人のために何ができるのか考える

 ◆4班

・自分たちのまちは自分たちで守る。自分が暮らしやすくなるように自分で行動する

・評論家ではなく、当事者意識を持つことが大切

・まちづくりはひとづくり

・まずは自由に生きる。そして、個々が持っている力を、楽しく能動的に発揮する

・一歩踏み出す力

・相手を思いやる心、人に伝える力が大切

■「市民力」各班発表まとめ

・まずは一歩踏み出すこと、子どもも大人も動くことが大切

・お互いに分かりあうことから始まる

・自分がしたいことから始まる → 集まって、広がっていく

・キーワードは「楽しく」

・それぞれの価値観を認め合うことが大切

・まずは自分の周りを良くしていく、それが広がることで、まちづくりにつながる

・当事者意識を高めることが大切

・他人のことを決めつけない、ボーダーを決めない

 (2)「協働」とは?

 ◆1班

・「コラボ」win-winであること、やって良かったという気持ち

・形にこだわりなく、2つ以上のグループが1つのことを行う

・得意分野を活かすことが大切

・できることをやる、補い合う

・対等であるという意識、認め合うこと

・おまかせ協働というのがあってもいいのではないか

・資金提供もひとつの協働・・・協働の形は色々

・持っていない視点を持ち込む

・協働に対するイメージ→すごく難しく考えてしまうけど、本当は違う

・「協働」は行政が作った言葉、もっと市民が分かる言葉に

・一緒にやって成果を上げる

・守備範囲の違いを活かす

・お互いの違いを知ることが大切

・距離感をしっかりとつかむ、違いを知って何が一緒にできるか考える

・つながりたいところとつながる

・行政との協働が全てではない

・最初に目的を明確にすることが大切

・大切なことは「人」、そして「ファシリテーター」の存在も大切

 ◆2班

・協働とはコラボすること、1つは行政との協働だが民と民との協働もあると教えた方がいい

・協働するときはお互いをリサーチすることが大切。足りないところを知ること

・目的が明確になっていないと協働がスタートできない

・窓口(入口)で動く人は親切な人であることが大切。骨を折ってくれる人、汗をかいてくれる人

・市民と行政の間には川が流れている。お互いにその川を越えていくことが協働

・お互いをつないでくれるアドバイザー、コーディネーターの存在が必要

・支所が地域の窓口。話しやすく、つなげてくれる。

・市民はマラソン、行政は駅伝(担当が交代しながらつないでいく)。異動することをプラスに捉えて、つき合っていく。

・お互いが手をつないで「輪」になることが本当の「協働」

 ◆3班

・特定の団体や1人の人に集中してしまうイメージがあり、「面倒、大変、難しい」という感じがする。

・どこと協働できるかが分からない。

・市と市民に距離があるイメージ

・様々な協働の協働事例(行政と団体、団体と団体)を知らせてほしい、つなげてほしい

・市民力は「一歩踏み出すこと」、協働は「広げる、つながること」

・コラボ→それぞれの強みを活かす

・それぞれでやるよりも、成果を上げる方法

・ビジョン、目標、情報等の共有が大切

・調整能力が必要

・協働のアドバイザーがいるといいのではないか

・一度、形ができると後の人が続くと思う

・協働には必ず相手がいる。人間関係をきちんと築くことが大切

 ◆4班

・市民と行政の間には溝がある

・窓口になる人は親切な人が良い

・課題解決に向けて、各々がつながり、形になったもの

・最初に役割分担をしっかりと確認することが大切

・対等に認め合うことが大切

・協働→市民力を知る

・協働=できること+できないこと(ここを補い合う)

・知識、外部の視点によって、より良いものを目指す

・一歩踏み出すこと→活動する、ステップアップする

・コーディネーターの存在が重要、コーディネーターの育成も必要、最後は「人」

■「協働」各班発表まとめ

・コーディネーターが大切、人をつなげる

・人柄が大切、親切な人・・・窓口で汗をかく人がいると助かる、信頼関係が大切

・行政と市民・・・それぞれの違いを理解する必要がある

・協働のレベルも様々(労力のみ、資金のみなど)・・・お互いに目的を共有することが大切

・これからは市民同士の協働の必要

・協働とは、2つ以上の者ができること、できないことを補い合うこと

・協働することで成果が大きくなる、win-winの関係

・上下関係はない、平等・対等

3 委員長まとめ

・市民力などの測り方について、「KPI・KGIの設定」。

・「まち別の評価」もあるのではという意見、これは、その地域が住みやすくなったのかを評価しようというもので、これは、完全な成果指標といえる。

・これだけやって、こんないいことがあり、その結果まちが住みやすくなったという、少し本来の目的で測った方がいいのではないかという意見。

・「地域での経済循環ができているか」これは、すごく面白い視点だと思う。地域で必要な生活サービスが地域の中で供給されているかという話なので、まちが充実しているのかどうかというのがすごくいい。

・「ポイント制度」についての意見は、今でも、ボランティアの時間貯蓄制度というものがあるが、これは、多くの人がボランティアを行い、将来、自分が老後に介護が必要となった時に助けて欲しいという思いなので、自分の老後が見えてこないとなかなか皆やり始めないというデメリットがあるが、そのようなものを、いろんなところに広げていこうという意見。

様々な貴重な意見が出たが、市民力・協働の測り方については、市民力や協働を10年間継続してきたことを検証をして、今後に生かしていくためにも、今日皆さんからいただいた意見を参考にして、協働部会で協議し、皆様にお戻ししたい。

 - 以上 -

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1118

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