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更新日:2020年10月19日 ページID:035450
企画財政部 地域コミュニティ推進室
令和2年度第1回 長崎市地域コミュニティ推進審議会
令和2年8月28日(金曜日)19時00分~
消防局5階講堂
(仮称)地域自治振興計画について
前回の審議会での委員の皆さんの意見を踏まえ、「今まで本審議会で話し合ってきた事項」と「先進地区のこれまでの取組み」を今回の審議会で共有することとしていたため、前回のふりかえりを行ってから、議題審議に入った。
前回の振り返り
事務局より資料に基づき説明を行い、説明内容に関する質疑応答を行った。質疑応答の内容は次のとおり。
【委員】
今回の計画は、これまでの地域福祉計画の第3期を作るのではなく、地域福祉計画を包含する新たなまちづくりの計画をつくるという認識でいいか。
⇒(事務局)ご意見のとおり域福祉計画を包含する新たな計画である
議題:(仮称)地域自治振興計画について
(1)資料の説明
まず、事務局より資料に基づき説明を行い、質疑応答を行った。
→質疑応答なし
(2)目指す地域の姿について
会長の進行で、各班(3~4人)で、「5年後の理想の地域の姿」をテーマとして、意見交換を行い、各班で話し合った内容を全体で共有した。各班の意見等は次のとおり。
【A班】
・コロナ禍でオンラインが急速に進んできており、それを活用して地域全体がつながるしくみづくりを進めていければ。それを活用することで、買い物に行けないお年寄りが買い物に行く予定がある人に何か買い物を頼んだりとか一緒に連れて行ってもらったりとかにもつながっていくのでは
・コロナ禍でオンラインを用いて遠くの人とはつながれるようになったのに、近くの人とはつながれてないため、近くの人とのつながりにもオンラインを用いて、もっとつながれるしくみを作る
・誰も取り残さない地域ができればいい
【B班】
・他人のことを我がごとにできる地域
・人に寄り添える地域
・地域によって差が出ないように市が細やかに手を取っていけるようにしないといけない
・自治会加入率90%を超えるまち
・若い世代が住み続けてくれるまち、子育てしやすい地域
・プラットホームのように情報や人が集まる場がある地域
【C班】
・若い人を巻き込んでいきたい
・高齢者を支えてくれる人がたくさんいたらいい
・活動をするにもメンバーが大事。ひとりでは何もできない。まずは人(人づくり)が大事
・近所付き合いが大事だから、人のつながりが大事
・自分たちのまちを好きになるということも大事
【D班】
・人(特に若者)が集まるまちになってほしい
・若者が集まるまちとして、観光施設に1回来て終わりにしないように、それに伴ってワーケーション、どこでも働ける場を提供できるようなものや、お金がまわるしくみをつくるまち
・若い人が一度外に出ても戻ってくるようなまち
・若い人の意見を吸い上げるしくみがあるまち
・安心して老後を過ごせるまち
・若者はまだ老後のことを考えるのは難しいので、40~50代が地域のことを考えていくまち。ただ、40~50代は現役世代でなかなか時間が取れずすぐ動けないため、何かきっかけが必要
・第2期の地域福祉計画で「支え合う力を強くする取り組み」という表現があったが、「強くする」という言葉に強制的につながらないといけないと感じる。今後は緩やかなつながりが大切ではないか
・まちづくり支援担当職員が地域のことを良く知っているので、地域の活性化にその知識を活かすことはできないか
・この目指す地域の姿は行政の考えではないか。この計画は地域福祉計画も包含しているので、孤独死などの問題の解決も求められる。それは地域だけでの解決は難しい。そこも意識した目指す地域の姿にしてほしい
【E班】
・若い人たちの意見が出せる機会があるとよい
・現役で働いている世代は忙しいと思うので、若い方たちにはまず意見を出していただいて、それを実現するために、今も頑張っている自治会の方々が動いていく姿が良い
【F班】
《今地域にある課題》
・マンション居住者の中には自治会に入らない人もおり、誰が住んでいるか分からない
《理想の地域の姿》
・自治会の加入に関わらず、情報共有できるとか助け合える地域
・地域の活動に参加してもらえるような地域
(会長)
各班の意見をふまえたまとめ
・情報をみんなで共有できるということを目指さないといけない。働く世代、あまり地域に出ていない、若い人たち、特に子供とか全世代が情報共有できることが必要
・そういう人たちが今はあまり情報発信できる場もない。発信してそれが取り上げられると自分もやってみようかなと思ってくれる
・それが積み重ねられると、このまちが好きになるし、そこのまちに住み続けたいと思う
・今後、ワーケーションなどが標準的になる社会が来る。その時に長崎の実家に帰ってみようかなと思えるようになったらいいなということ。
(3)骨子案について
理想の地域の姿を実現するためにどうすればいいか。「骨子案の不足点や追加点」をテーマとして、意見交換を行い、各班で話し合った内容を全体で共有した。各班の意見等は次のとおり
【A班】
・「当事者意識の醸成」や「多様な主体の参画・連携」など言葉が堅苦しい。こういう書き方だと、強いつながりを求めている人たちだけが対象と思えてしまう。そのため、地域の情報を少しだけ知りたいなとか緩やかなつながりを求めている人たちにも対応した書き方がいいのではないか
【B班】
・「地域団体」「市民活動団体」というのがどの団体のことなのか分からない
・「まちづくり支援担当職員のスキルアップ」とあるが、地域の方のスキルアップも必要
・取り組み例として、SNSでさらに情報発信していく必要がある。また、地域のまちづくりについて、学校の授業で子どもたちに話す機会を設けたい
・全体的に言葉が硬い
・今までの計画と同じような文言に見える。今までも掲げて達成できなかったものを、また同じような文言で掲げることに疑問
【C班】
・まちづくりを担う若い人材の育成と養成が大事
・ITを活用した情報伝達のスピード化が必要では。例えば、高齢者の見守りアプリの活用や、地域の会議録や会議の予定を若い方がすぐLINEで送ってくれる等の事例がある。
【D班】
・「当事者意識の醸成」と出されると難しく感じるので、緩やかでもつながれる環境、自治会よりももっと小さな範囲でのつながりを継続することから始めていく必要があるのでは
・地域で共通の課題を共有することが大事
・地域からの情報発信は回覧版などがあるが、すぐに地域の情報が手に入ることでもっと地域に頼りやすくなるのでは
【E班】
・団体同士の情報共有、地域の情報共有の部分だが、地域の中でもっと情報共有できる場所を醸成するためにどういった取り組みが必要か、情報をどう伝えれば効果的に地域の全世帯の方々に発信できるのか
・情報共有できる場が重要で、そこから若い人たちとのつながりも生まれてくるのでそこに着目してはどうか
【F班】
・「多様な主体の参画、連携が大事」については、各団体同士の情報共有が一番大事
・「地域の体制づくり」については、まずは地域の核となる自治会に入ってもらうことが大事
(会長)
各班の意見をふまえたまとめ
・全体を総合すると、若い人たちも地域の活動に参画したいと思うような書きぶりがいい。キーワードは「情報をどう共有するのか」ということ。今までは対面だけ、知っている人だけが知っているという状況
・「自治会に入ってほしい」という割に情報を発信できていないので、共有しようにも共有できていない。そこをいかに強化して、自然と参加したくなるような地域を作っていくために、何が行われているのか、どんなことができるのか、みんなが知るということがキーワード。そうすると自治会の加入率も自然と上がってくる。
・事務局で今日の意見をまとめて、骨子案に反映させて、次回はもうすこし細かいところまでみなさんに意見を伺いたい
(4)今後のスケジュールについて
議事終了後、事務局に進行が戻され、令和2年度地域コミュニティ推進審議会の開催回数を3回から4回へ変更することを委員へ諮ったところ、了解を得られ、 第1回長崎市地域コミュニティ推進審議会を閉会した。
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