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更新日:2022年7月13日 ページID:038920
総務部人事課
令和4年度第1回 長崎市政治倫理審査会
令和4年5月20日(金曜日) 16時00分~17時00分
長崎市議会 第4会議室
(1) 長崎市長の所得等報告書等の審査について
(2) 長崎市議会議長及び副議長の資産等報告書の審査について
(3) 職員の倫理条例等の運用状況について
事務局から、議題1「長崎市長の所得等報告書の審査について」、議題2「長崎市議会正副議長の資産等報告書の審査について」、議題3「職員の倫理条例等の運用状況について」に関し、配付資料に基づきそれぞれ説明が行われ、その後、説明に対しての質疑応答のほか、具体的な審議が行われた。
議題1 長崎市長の所得等報告書の審査について
委 員 前回の会議を踏まえ、4ページの書式を新しく加えてもらったという理解でよろしいか。
事務局等 そのとおり。4ページを追加したのと、5ページについても、資産等の確認をして増減がなかったというところを改めてつけた。
会 長 それでは、その他意見がなければ、議題1については、特に指摘すべき事項はないということでよいか。
各 委 員 異議なし。
会 長 特に指摘すべき事項はないものとする。
議題2 長崎市議会副議長の資産等報告書の審査について
委 員 まず、議長と副議長の任期の関係だが、前年1年間を通じてその職になかった場合に所得等報告書の作成義務はないとされているが、去年の議長と副議長も前年1年間を通じてその職になかったので同様に所得等報告書はない。議長と副議長の任期の切り替わりのタイミングによっては延々と同じようなことが続くのではないかと思うので、その点、現在の議長と副議長の任期はいつまでなのか教えていただきたい。
2点目は、今回、議長と副議長の資産等報告書の中には土地の固定資産税の課税標準額があがっているが、参考として、固定資産評価額がわかれば教えていただきたい。
3点目は、14ページ目のゴルフ場の利用に関する権利のところで「聞き取り(取得日:平成23年9月21日)」とあるが、これはゴルフ場会員権を取得したのが平成23年9月21日ということでいいのか。ちなみに、聞き取りはいつしたのか教えてほしい。
事務局等 1点目について、現在の市議会議員の任期が令和5年度5月1日までとなっているため、途中での議長の改選等がない限りは5月1日までが任期となっている。
2点目について、議長の坂本3丁目295番2の土地の固定資産評価額が8,349,344円、坂本3丁目295番3の土地の評価額が10,372,496円、坂本3丁目465番2の土地の評価額が6,310,424円、江平1丁目560番の土地は墓地のため0円となっている。坂本3丁目295番2の建物の固定資産評価額は21,447,511円と固定資産課税標準額と同額となっている。副議長の蚊焼町字上揚1821番地の土地の評価額が368,342円、蚊焼町字上揚1825番地の土地の評価額は2,607,696円、蚊焼町字古茶屋2396番地の土地の評価額は7,548円、蚊焼町字峠2478番地の土地の評価額が14,057円、蚊焼町字峠の土地の評価額が17,493円となっている。建物は蚊焼町字上揚1825番地の居宅が2,920,708円、同じく車庫が908,126円となっている。
3点目について、議長に聞き取りをしたのは今年の4月18日。その後、ゴルフ場の喜々津カントリーゴルフクラブにも議長の会員権の取得日が平成23年9月21日であると確認した。
委 員 議長と副議長の所得等報告書は任期が年の途中で切り替わるため報告されないのは今の条例の規定上、そうならざるを得ないと思うが、それがいいのかどうかという検討の余地はあるのではと思う。
会 長 当座預金及び普通預金を除く、預金・貯金というのはどういうものを指すのか。
事務局等 わかりやすいもので言えば定期預金などが該当する。
委 員 資産等報告の趣旨を改めて教えてほしい。想像では特定の人と財産的なつながりを明らかにするとか、市長の場合は所得等報告書で在任期間中に資産がすごく増えていないかなど、経年の比較がされるというところだが、特定の時点での議長副議長の資産の在り方が条例で定められてないのに従って明らかにされているというのはわかるが、もともと資産等報告をさせる趣旨はどのように理解したらいいのか。
事務局等 一言でいうと政治倫理の確立。資産を公開して市民の皆さんの不断の監視と批判の下におくことで自らの政治倫理を確立して、不透明な資産の流れがないと示すことを目的に公開していることが趣旨。市議会議員の任期については、4年1度の統一地方選で基本的に代わるが、今回、1年で代わったのは一身上の都合によるもので、サイクルが何か決まっているということではなく、基本的には4年ということで決まっている。
委 員 市議会のホームページを見ると議長が58代、副議長65代で掛け算するとすごい数値になるので実際は1年か2年で代わっているのではないかと思う。趣旨として説明してもらったところの資産の流れということになると、経年で見ないと流れがつかめない。不断の監視と資産の流れの確認という意味ではあまり機能していない制度なのではないか。市長についてはなんとかそれが機能しているとして、議長副議長については本来達成したい目的に対してあまり役立ってないのではないかという印象が強まった。
会 長 議長副議長の実際の任期は1年2年と短いのか。
事務局等 正副議長の任期については色々な事情があり他都市でも経験者を増やすなどいろんな理由があるかと思うが、1年ないし2年で辞任をして、議長選挙があるということがある。長崎市議会に関しても、議長は1年ないし2年で交代をしているというのが実態。
会 長 それでは、議題2については、任期と経年でのチェックについての疑問が呈されたと思う。そのあたりを担保するようなチェックの仕組みで例えば1年間の初めと終わりでチェックするなど、なにか工夫することができないのかなとも思った。これを委員からの指摘として報告書に記載いただくということでよいか。それを前提として認めるということでよいか。
各 委 員 異議なし。
事務局等 記録させていただく。
議題3 職員の倫理条例等の運用状況について
委 員 昨年の審査の際に、その他指摘事項としてあげた、不正な働きかけや不当要求を受けている職員がひとりで抱え込まないように周囲の職員によるチェック体制を求めることに関する検討状況についてご説明いただきたい。
事務局等 不正な働きかけがあった場合、依頼等の報告書を記述してもらうことになっている。特にこういった倫理に関するところは市役所に入って若いうちから徹底させていく必要がある。若い職員がひとりで抱え込んで悩んでしまうことがないようにするのは大切な視点であるため、新規採用職員の研修や、2年目の職員については昨年度の指摘を踏まえ、不正な働きかけ等があれば依頼等の報告をするようにと話もしている。どのようにチェックするのかというところをマニュアル化するのは難しいところではあるが、所属の管理者である課長が常日頃から職員に目配りをして異変に気付くように気掛けておくようにというのは私の方から管理職に対する倫理の研修で伝えている。
委 員 25ページの注意書きに「依頼等報告書は依頼を受けた後1週間を目途に速やかに報告すること。」とあり、24ページの前所属あて照会が令和4年4月7日となっているが、照会があってから、かなり前の依頼等報告を遡ってするなど、そういうことがどのくらいあるのか、ないのか教えていただきたい。
事務局等 総務部人事課の方で市役所全体のトータルの件数は記載している令和4年4月7日に全所属あて照会をして集約しているところだが、「依頼等報告書は依頼を受けた後1週間を目途に速やかに報告すること。」というところは部下から所属長に対して報告するものであり、それがどのくらい遅れているのか、あるかないかも含めて把握はできていない。ただ、1週間を目途にということで伝えているため、基本的には1週間を目途にしてもらっているという認識である。
委 員 今回、全所属あて照会をしているのは取りまとめている上司に対して報告をしてくださいという照会であるという理解でよいか。
事務局等 そのとおり。
会 長 事務局から提示された議題は以上ですが、その他に何か意見等はないか。
委 員 差替えたページに通し番号がなかったので、つけてもらえると助かる。
事務局等 失礼いたしました。そのようにする。
委 員 24ページの依頼等報告の不正な働きかけのなしの3,058件で昨年度と500件の違いがあるが、その増えた理由をどう捉えているのか。
事務局等 年度ごとにどうしてもばらつきがある。具体的にどういう背景があるかというところは把握ができていない。ただ、できるだけ市民のみなさまのニーズに応えられるような予算の措置などに努めているところ。地元からの要望が今年度は多かったとか、予算の関係で対応できるものがあったとか、対応できなかったとか、ということもあるためどうしてもばらつきが出るというところはご理解いただきたい。
会 長 最後に審査報告書については私と事務局に一任していただけるか。
委 員 異議なし。
会 長 それでは、以上をもって、今回の審査会を終了する。
- 閉 会 -
(17:00)
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