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令和4年度第1回 健康長崎市民21市民推進会議

更新日:2022年11月8日 ページID:039539

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部 健康づくり課

会議名

令和4年度第1回 健康長崎市民21市民推進会議

日時

令和4年9月29日(木曜日) 19時00分~20時30分

場所

長崎市民会館 6階 第9・10会議室

議題

1 開会
2 委員及び職員紹介
3 議事
(1)会長の選任について
(2)「第2次健康長崎市民21」計画の進捗状況と今後の取組みについて
(3)「第3次健康長崎市民21」計画の策定について
4  その他
5  閉会

審議結果

1 開会

●資料確認

市民健康部長挨拶

2 委員及び職員紹介

3 議事

 (1) 会長の選任

(事務局)

 お手元の資料 「健康長崎市民21市民推進会議規則」をご覧ください。

この規則は、条例第3条の規定に基づき、必要な事項を定めており、会長の選出につきましては、健康長崎市民21市民推進会議規則第4条の規定により、委員の互選によることとされております。

委員の皆様、どなたかご推薦がございませんでしょうか。

(全国健康保険協会長崎支部 委員)

長崎市医師会の委員を推薦します。

(事務局)

今、長崎市医師会の委員のご推薦がございましたが、いかがでしょうか。

      ~長崎市医師会の委員了承~

委員の皆様は、よろしいでしょうか。

      ~委員了承~

ありがとうございます。

次に、会長に事故があるときは、会長があらかじめ指名する委員が職務を代理するとされております。会長、どなたかご指名をお願いします。

(会長)

 長崎県看護協会県南支部の委員を指名します。

(事務局)

 会長からご指名がありました。長崎県看護協会県南支部の委員よろしいでしょうか。

      ~委員、他の委員了承~

ありがとうございました。

会長を長崎市医師会の委員、会長職務代理者を長崎県看護協会県南支部の委員とさせていただきます。

恐れ入りますが、会長、会長席へお移りください。

それでは、改めまして、選出されたお二人の委員に就任のごあいさつをお願いいたします。

(会長)挨拶

 

(会長職務代理者)~挨拶~

 

(事務局)

それでは、これより、議事(2)に進めさせていただきます。

これ以降の議事進行につきましては、会長お願いいたします。

(会長)

早速ですが、議事にそって進めてまいります。どうぞよろしくお願いします。それでは、議事 (2) 「第2次健康長崎市民21」計画の進捗状況と今後の取組みについて事務局より説明をお願いいたします。

(事務局説明)

資料1に沿って説明

(事務局)

 資料1の1ページをご覧ください。

 今回より、初めて参加いただく委員もいらっしゃることから、まず、「第2次健康長崎市民21」計画について簡単に説明いたします。

 当計画は、健康増進法第8条に基づく市町村健康増進計画であり、国の「第2次健康日本21」に基づいた長崎市の健康づくり計画となります。

 「市民が健やかに心豊かに生活できる活気あるまち」を目指し、大目標を「健康寿命の延伸」、重点目標を「生活習慣病の発症及び重症化予防」とし、中間見直し後の後期5年間は1.~7.の各健康分野について、市民自ら行う健康づくりの行動目標と市民が主体的な取組みをできるような支援のあり方としての行動目標という2本の柱を立て、計画の推進に向けて推し進めているところです。

 なお、当計画の期間は、平成25年度~令和5年度の11年間となります。

 2ページをご覧ください。

 次に、令和3年度及び今年度上半期の主な取組みについて説明いたします。

 イベント等による健康長崎市民21の普及啓発につきましては、生活習慣の見直しと自主的な健康づくりに対する意識向上を図ることを目的に、地域の保健医療・職域等の関係団体との協働により、市民を対象に生活習慣病の発症及び重症化予防のための普及啓発を行いました。

 平成29年度から、健康まつり「元気がいちばんたい!健康まつり」として、長崎ブリックホールにて、関係課及び関係団体のご協力により、各種健康チェックや健康相談、及び5大がん検診と歯科健診の同時開催をしており、少しずつ市民にも定着しつつあります。令和2年度と3年度は新型コロナウイルス感染拡大により中止しましたが、今年度は、感染対策として参加者は全て予約制の形をとったうえで、各種がん検診に特定健診を追加し、歯科健診を口腔保健指導に変更した形で、表に記載しております関係課及び関係団体のご協力により、開催することができ、実136人の市民の方にご参加いただきました。

 参加者からのアンケートを見ると、以前の混みあいと比べると、寂しい感じはあったものの、待ち時間が少なく、気になっていたことを丁寧な説明を受けることができ、改めて健康の大切さに気付き、今後の生活に生かしていきたいといううれしい感想が多くみられました。けん診のメニューも増やしたことで1度に多くのけん診を受けることはできましたが、その反面、けん診に要する時間が長くなってしまい、けん診受診者が健康チェック・相談コーナーへの参加が少なかったことから、次年度は、より多くの市民が楽しく参加できるよう、春に健康チェック・相談コーナー、秋に各種がん検診と特定健診のセットけん診という形で開催をしたいと考えております。

 3ページをご覧ください。

 次に多様なイベントへの参加ですが、令和元年度までは、多様なイベントに出展することで、イベントの参加者の年齢層が30代前後の子育て中の家族も多いことから、日ごろの保健活動では、なかなか啓発できない若い世代への貴重な啓発の場となっておりましたが、令和2年度以降、コロナ禍のためほとんどのイベントが中止となりました。そんな状況の中、「歯っぴいスマイルフェスティバル」は、昨年度は中止、今年度はベルナード観光通りにおけるパネル展示と動画配信のみの開催内容となったことから、「『健康長崎市民21』計画」「食育」「口腔」に関するパネルを作成して展示いたしました。また、「エコライフ・フェスタ」では、昨年度は出展し、大腸がんに関するクイズとパネル展示・健康づくりに関するリーフレット等を配付しました。今年度も昨年度同様の出展予定としております。

 「子育てフェスタ」では、東総合事務所が出展しており、昨年度は食生活改善推進員とともに慢性腎臓病「CKD」の普及啓発と血管推定年齢測定を実施し、今年度も出展予定です。他にも、掲載はしておりませんが、各総合事務所では、地域のイベントを活用しての健康づくりの普及啓発に取り組んでいます。

 4ページをご覧ください。

 次に、(ウ)ホームページや広報紙の活用及びパネル展示等による普及啓発ですが、今後もイベントの開催は多く望めない可能性が高いことから、多様なイベントに参加しての普及啓発に代わる取組みとして、健康に無関心な市民にも、健康づくりに関する情報が届く情報発信をしていく必要性を強く感じております。

 a ホームページの活用としては、健康づくり関連記事を掲載している市のホームページが分かりにくいことから、健康づくりについて調べたいと思う市民が、容易に情報収集ができるよう、まず掲載のレイアウトを見直しました。しかしながら、まだまだ検索しにくかったり、掲載内容が更新されないままになっている内容があるため、引き続き、ホームページが市民にとって身近な最新情報となるよう改善に努めていきたいと考えています。

 b 3歳児健診での保護者向けの健康情報のリーフレット等の配付につきましては、令和2年度から各総合事務所の協力により今も実施をしております。

 c 「健康増進普及月間」(9月1日~9月30日)に併せての啓発としては、長崎市立図書館にてお手元の資料の写真にあるように、「第2次健康長崎市民21」計画における健康7分野ごとのパネル展示 及び当計画の情報を台紙にしたポケットティッシュと健康7分野ごとのリーフレットを配布いたしました。

 また、5ページに掲載しているように、厚生労働省のホームページに全国の取組み内容が掲載されますので、今年度も長崎市の取組みを集約して掲載していただきました。

 今年度の取組み内容としては、通年取り組んでいる事業以外では表のとおりです。

また、資料への記載以外にも、こころの健康の普及啓発については地域保健課が「ギャンブル等依存症問題啓発週間」や「自殺予防週間」、「アルコール関連問題啓発週間」に併せてのパネル展示等を実施しております。

次に(エ)青年前期への普及啓発ですが、平成26年に「がん教育総合支援事業」が開始され、がん教育が必須カリキュラムとなったことから、長崎市教育委員会の健康教育課を通して、昨年度6月の長崎市立中学校保健部会にて、健康講話を希望される学校はぜひ申し込みをしてほしい旨を説明させていただき、今年度は、長崎市立山里中学校にて「増えている大腸がん」という内容にて実施できました。講話の中にクイズを入れたり、生徒に問いかけたりしながら、スライドに沿って説明しましたが、生徒さんたちは、こちらの問いかけに元気よく反応してくれました。また、当日使用した資料は、参加した生徒全員のタブレットに送信していただき、帰宅後、大腸がんの普及啓発用のトイレットペーパーとともに、保護者にも見てほしい旨を依頼し、保護者への普及啓発にもつながったのではないかと感じています。

今後も、引き続き、市民、地域、企業、保健医療関係団体と協働しながら、コロナ禍という環境において健康7分野の各活動を積極的に展開していく中で、市民に分かりやすい形となるよう工夫しながら、効果的な健康づくりに関する情報発信をしていきたいと考えております。

 次に健康分野別の指標について6ページ~10ページに記載しております。

当計画策定時の現状値と中間見直し時期の達成状況、その後の現状値の推移、令和5年度の最終目標指標となっています。

見ていただくと、改善傾向にある項目は多いものの、昨年度の時点で、最終目標値に達している項目は9ページの5.禁煙の推進の中の「20~40代女性の喫煙習慣がある人の割合」と「家庭における受動喫煙の機会」、10ページの7.健康づくりをすすめるための環境づくりの中の「ロードウォークサポーター」及び「シルバー元気応援サポーター」の登録者数のみとなっております。今後は、今年度実施中の市民健康意識調査等にて最終評価をし、目標値に達しなかった項目については十分に分析を行うことで課題を明確にし、次期計画に繋げていく必要があると感じております。

 11ページには、当計画の中で目標としている項目が達成できるよう、通年を通して長崎市が取り組んでいる昨年度の実績を計上しております。

まず、健康教育です。年間、263回実施しており、延参加者数は3,925人となっております。参加者の年代別を見てみると、8割近くが65歳以上となっています。下の表には、健康教育の主な内容と当計画である健康7分野のどの分野において実施したのかを〇印で示しています。

13ページには、健康相談と訪問指導の実績値となっております。

説明は以上となります。

(会長)

はい。ありがとうございました。

それでは、事務局からの今の説明を受けて、委員の皆様から疑問点・ご意見をお願いしたいと思います。

いかかでしょうか。リモートの方は挙手をしていただけると分かりやすいので、発言前に挙手をお願いいたします。

まず、私からけん診の実施状況についてお尋ねします。まん延防止等重点措置の期間には、長崎市は集団けん診を中止した時期があったかと思いますが、最近、県知事が、できるだけ活性化を保つため、以前のようなまん延防止等重点措置等は出さない方針であることから、今後は以前のようなまん延防止等重点措置等は出ないと思うのですが、そういう中での第七波のように感染が増えた時に、まん延防止等重点措置は出なかったけれども、その時の状況と以前のまん延防止等重点措置防止している時では、けん診の実施状況に差はあったのでしょうか。いかがでしょうか。お願いします。

(健康づくり課 課長)

 まず、がん検診について、健康づくり課からご説明いたします。やはり令和2年度は、大きく受診率が低下しました。感染が増えた時でも、医療機関での検診については、全く受診できないという時期はなかったのですが、集団検診につきましては、一旦中止し、その後は全てを予約制に変更したこともあり、令和2年度は例年に比べて約1割減少しました。全国的には約3割減少しておりましたので、全国と比較すると長崎市の受診率の減り方は緩やかだったのですが、もともと長崎市の受診率は低いという課題がありましたので、全国の受診率と比較するとやはり低いという結果でした。今年度に関しては、コロナ禍の影響を受ける令和元年度ぐらいまでに持ち直したというような状況でございます。

(国民健康保険課 課長)

国保の特定健診の受診につきましても、がん検診と同様であり、やはり令和2年度のコロナ感染拡大の時期は大変低下しております。お手元の資料7ページ、<健康チェック>3.自己管理の表1.に特定健診実施率を掲載していますが、やはり令和2年度は28.4%と、それまでの受診率と比較すると、かなり減少しております。では、今現在はどうなっているかといいますと、集団につきましては予約制に変更しましたが、予約者が急激に減少しているということはなく、また、第6波や第7波という感染拡大の状況によって受診者数が大きく左右されることは見られておりません。ただし、長崎県の特定健診の受診率は他県に比べて低いものですから、同表にあるように国の受診率の目標値は60%となっておりますが、長崎市は30%ちょっと低い受診率となっております。そういう現状から、今後も引き続き、がん検診とのセット検診等、市民の方が受診しやすいよう様々な工夫を取り入れて受診率を上げていきたいと考えております。

(会長)

ありがとうございます。委員の皆さまから、けん診や実施状況等についてご意見等いかがでしょうか。

(全国健康保険協会長崎支部 委員) 

協会けんぽの加入者は、お仕事をされているご本人とその扶養家族のかたということになっておりますが、コロナ禍の状況では、やはり全体的に見ると、令和2年度は受診率が落ち込み、その後令和3年度以降は徐々に回復しているという状況です。その中でもお仕事されている方については、労働安全法もあり、けん診を受けなければなりませんので、それほど受診率に影響は受けませんでしたが、やはり被扶養者となるご家族の受診がなかなか難しく、令和2年度はかなり落ち込んでいました。ただし、その後、コロナの影響が少なくなったことで、先ほどの、がん検診や特定健診の説明同様、徐々に回復してきたという状況になっております。

(会長)

ありがとうございます。そのほか委員の皆さまの方から何か、ご意見等いかがでしょうか。

長崎県看護協会県南支部の委員いかがですか。なにか、けん診に関することで情報等はありますか。

(長崎県看護協会県南支部 委員)

やはりコロナの影響が大きく、予約制という体制はよろしいかと思うのですが、やはり外出を控えるとか密にならないようにしたい等、市民の皆さんは気がけているんではないかという印象があります。

(会長)

ありがとうございます。その他、いかがでしょうか。

それでは、長崎市食生活改善推進協議会の委員、何かけん診に関して感じていること等何かありますでしょうか。

(長崎市食生活改善推進協議会 委員)

私自身、がん検診は年に1回受診しておりますけれども、周りの人を見ると、何ともなければ、あまりけん診には行かないという方が多いように見受けられます。予約制というのもちょっと面倒になっている点ではないかと思います。家系的にがんに罹患した家族が多いという方はこまめに、ご自身で率先してがん検診を受けていらっしゃると思うのですが、そうでない方には、もっとけん診に関心を持っていただけるよう取り組んでいかないと、受診率は増えていかないのではないでしょうか。

(会長)

ありがとうございます。やはり予約をするということが受診へのハードルを上げている一因にもなっており、予約が必要ならば受診はやめておこうという意識も出るのではないかと思いますので、市としては、やはり意識が高い人だけではなく、けん診をなかなか受けようとしない市民をどうやったら受診に繋げることができるのかを、もっと考えていく必要があるのではないかと思います。

その他いかがでしょうか。長崎市レクリエーション協議会の委員、けん診関係で何かご意見はございますか。

(長崎市レクリエーション協議会 委員)

長崎市は、けん診の受診率がどうして低いのかとずっと思っているところです。広報ながさきへの掲載やハガキによる個別郵送等々色々と周知をしているのにと不思議に思っています。

あと、別件ですけれども、10ページ「環境づくり」の中で、高齢者ふれあいサロン等のデータが掲載されていますが、実際、高齢者ふれあいサロンは去年と今年、新型コロナウイルス感染症拡大によりかなり中止になったにも関わらず、高齢者ふれあいサロンサポーターの数は、現状維持できているのは、何か秘訣があるのではないかという気がするのですが、その頑張った内容を教えていただければと思います。

(高齢者すこやか支援課 次長)

コロナ禍の中で、住民の皆さまで高齢者ふれあいサロンを開催していただくということで、やはり高齢者の方が中心になって運営していかなければならないため、非常に心配も多いことだったかと思います。その中で、私どもとしましては、各サロンの代表の方に、国や県からの情報を提供して行く際に、無理をしてまで開催をしない、また開催する場合には感染対策をしていきましょうと、その時の状況とサロンの現状に合わせた情報提供をさせていただきました。やはり、サロンを楽しみにしてらっしゃる方が非常にたくさんおられますので、現状としてはその時の状況に合わせて開催をしてくださいというお願いをしておりますが、地域の皆さんは、本当に頑張って運営を継続していらっしゃるという状況です。

(会長)

ありがとうございます。コロナもしばらく続きますので、今後も集まる際には、しっかりと感染対策をしたうえで集まりましょうという流れに変わっていくと思います。

あと、長崎市レクリエーション協議会の委員からなぜ長崎のけん診受診率が低いのだろうかという質問がありましたが、これに対して長崎市として理由等何かありますか。

(健康づくり課 課長)

がん検診の受診率が低い理由はまだよくわかっておらず、そのため非常に四苦八苦しているところです。がん検診の傾向を見てみますと、コロナ感染が落ち着いても受診率は低いままとなっているのが、女性のがんである乳がんや子宮がんにて特に見られています。また、外出するという行為を控えているという状況が今もまだ続いているというのも感じております。さらに、自覚症状が全くない元気な方にけん診を受けて健康に気を付けてくださいと伝えることの難しさというのも非常に感じているところです。ご質問の直接の回答にはなりませんが、特定健診やがん検診の受診場所を見てみると、多くは集団検診ではなくて医療機関で受診されており、8割9割が医療機関となっています。その傾向からも、個人で医療機関にて受けるほうが、たぶん臨機応変に調整しやすいのではないかと思っておりますので、かかりつけ医の医師から検診を受けるよう一言勧奨していただくことで、先生から言われると、受診行動へつながりやすくなるのではないかと思いますので、そう意味で、医師会や歯科医師会、薬剤師会の団体の方々ともっと連携ができないかと考えているところです。

(国民健康保険課 課長)

 受診率が増えないということに対して、最近ちょっとした調査を委託業者が実施しておりまして、その中で受診しない理由としては、やはり「かかりつけ医がいる」、「月に1回は治療のため必ず病院に行っているので、わざわざ特定健診やがん検診を受ける必要はない」といった考えの方が相当数いらっしゃるということでした。その意識を変えるためにどうしたらいいのか長崎県の国民健康保険担当課となる長崎県国保・健康増進課とも話をしているところであります。それから、医師会の協力につきましても、2~3日前に、長崎県国保・健康増進課と私どもで、医師会の事務局に赴きまして、ぜひ医師会の理事会等々で議題に挙げていただけないかと依頼をしてきたところでありますので、今後、うまくいけば、各医療機関の医師の方々との連携により、がん検診や特定健診の受診を促進できるのではないかと期待をしているところです。 

(会長)

ありがとうございます。かかりつけ医などで治療のため受診しているからと満足してけん診を受けていないという方が多いということでしたが、医療機関での受診率は何%でしょうか。

(健康づくり課 課長)

がん検診で申しますと、医療機関での受診率の中で、もっとも高いのが胃がん検診で、96.2%となっています。また、子宮がん検診と乳がん検診につきましても90%を超える方が医療機関で受けられておりますし、肺がん検診と大腸がん検診に関しましても80%以上の方が医療機関で受診されているという状況です。

(会長)

ありがとうございます。多くの方が医療機関で受診されているんですね。今でも受診者の9割近くが医療機関で受診されているのであれば、これ以上は医療機関での受診者を増やすのは難しいということはないのでしょうか。 

(健康づくり課 課長)

補足をさせていただきますと、あくまでも非常に受診率が低い中での割合を見ると、集団検診より個人病院で受診されている方が多いということになります。

(会長)

受診者の数が少ないということで、その受診者数を増やしてほしいということですね。分かりました。特定健診も受信場所別の実績値はございますか。

(国民健康保険課 課長)

特定健診に関しましても、やはり医療機関での個別健診が多く、令和2年度では88.6%と、全体の約9割が病院や医院で受診をされているという結果になっております。

(会長)

受診者数が少ないということは、かかりつけ医である医療機関での受診者数が増えていないということでしょうか。

(国民健康保険課 課長)

かかりつけ医の医療機関では、特定健診を実施していない医療機関もかなりの数あることから、医療機関での受診者のうち、かかりつけ医の方が受診率は高いかどうかについては、今のところ確認ができていないという状況になっています。

(会長)

わかりました。では、受診者数をどれぐらい増やせば、全国レベルまで達するのでしょうか。

(国民健康保険課 課長)

現時点で、個別健診と集団健診を併せて約2万人ですので、この数を少なくとも2倍にする必要があります。

(長崎市医師会 会長)

ありがとうございます。医師会等に協力依頼をする場合には、ぜひ数を提示し、その現状値をこの目標値まで達したいという提示をしていただき、その数をもって、年度ごとに評価していく形のほうが、医師会側も分かりやすいです。ただ漠然と協力してくださいというのではなく、今年度の実績の結果から評価をし、今後目標値達成に向けて協力を依頼した方がより依頼先に響くのではないかと思います。よろしくお願いいたします。その他いかがでしょうか。

長崎市歯科医師会の委員、いかがでしょうか。

(長崎市歯科医師会 委員)

けん診についてですが、歯科検診で言えば長崎市歯周疾患検診では、節目検診として20、30、40、50、60、70歳という年齢で個別郵送にて勧奨していただいているんですね。その感想として、ほとんど受診されている方は、口腔の状態がとてもいいんです。半面、本当は受診していただきたい方はこういう制度があっても利用される方はいらっしゃらないです。そのため、長崎市歯科医師会としては、健康意識の高い方ではなく、意識の低い方に多く受けてほしくて、不特定多数の方に興味を持っていただくという目的で歯っぴいスマイルフェスティバルという形で、健康意識があんまりない方に声をかけさせていただいている次第です。

(会長)

はい、大変貴重なご意見、ありがとうございました。 

では、その他に何かご意見ありませんか。

(連合長崎・長崎地域協議会 委員)

我々の連合長崎地域協議会では、パワーハラスメントやセクシャルハラスメント等メンタルヘルスの問題が最近少し増えてきていると感じております。8ページにもこころの健康づくりとありますが、我々労働組合がある企業とか、我々を頼ってきてくださる労働者の方であれば、ある程度組合がセーフティーネットの役割を担うことができるのですが、会社に組合がなかったり、パートやアルバイトで働いていらっしゃる方というのはなかなかそういったセーフティーネットにかかりにくいということもありますので、長崎市としてこういう取組みをされているということは非常にありがたいと感じております。

(会長)

ありがとうございます。

その他に何かご意見ありませんか。

(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 委員)

コロナ禍ということで外出を控えていますけれども、その中で、個人的にですけれども、図書館に行ったときに、9ページの下の写真にあるパネルを見つけまして、資料にある写真よりも、実物はすごく大きく、一枚一枚がかなり大きいサイズで立派なものでした。図書館は、不特定多数、特に高校生とかもよく訪れる場所であり、外出を自粛している状況の中で、ああいうきれいな場所で、立派な広報をされているのは、すごくいいことだと思いました。また、長崎駅が新しくなったりしておりますが、そういう場所には、若い世代やまだ病院になかなか行かないような年代の方でも、きっとそういう新しい場所には、出向くと思うので、ああいう素敵なパネルを今後、長崎駅周辺でも置いていただけると、目に留めていただける方がさらに広がっていくのではないかと思いました。

(会長)

展示関係はどういう部署が行っているのでしょうか。

(健康づくり課 課長)

市立図書館での展示につきましては、健康づくり課で、例えば、がん検診の受診者を増やすために展示等を市立図書館等にて定期的に実施しております。やはり有馬委員のご意見の中にもありましたように、不特定多数の方が集まる場所として、新庁舎も、おそらく多くの方が気軽に来ていただける場所になると思われますので、そういった場所での展示等にも力を入れていきたいと改めて感じた次第でございます。

(会長)

ありがとうございます。ぜひ、多くの方が興味を持ち、目に留まるような展示をよろしくお願いしたいと思います。長崎市薬剤師会の委員どうでしょうか。

(長崎市薬剤師会 委員)

薬剤師会としては、特定健診の啓発への協力ならば実施できると思うんですけど、この前の世界禁煙デーの際、私自身も長崎市の肺がん検診を受診いたしましたが、40代では、おそらく長崎市のがん検診のことを知らないのではないかと感じています。一般市民としての感想なんですが、実際に体験してみると、思っていた以上に簡単に短時間に受けることができ、その後もきちんと検診結果が「異状なし」と郵送されてきますので、もっと40代や50代という若い世代にこういう検診を受けていただきたいと、自分自身が受けてみて、強く感じたところです。

薬剤師会としましては、8ページの「禁煙の推進」で、長崎市民を対象に「禁煙サポート事業」を展開させていただいております。この事業は、以前から長く続けさせていただいている事業であり、長崎市薬剤師会としても、市内の薬局として市民の方に協力できているのではないかと実感している事業であり、毎年、定員の50人まで参加希望者がいるという中で事業を展開させていただいております。今後も引き続き、禁煙希望者のかたを薬剤師会として支援していきますので、ぜひ協力させていただきたいと考えております。 

(会長)

ありがとうございます。禁煙に関しましては、チャンピックス(内服薬)に発がん性物質が含まれていたということがありましたが、その後のニコチンパッチは十分流通しているのでしょうか。

(長崎市薬剤師会 委員)

はい。当事業において、薬局で初回と2週目の2回、ニコチンパッチを無料で配付させていただいております。そこで、まず、ニコチンパッチを体験していただいて、その後4週間後に、自費で購入していただいたりと、薬局の薬剤師がその対象者に合わせて支援をすることで禁煙を推進している事業になります。

(会長)

ありがとうございます。他にはいかがでしょうか。

(長崎県栄養士会長崎支部 委員)

すみません。ちょっとよくわからないのですが、けん診というのは無料なんですか。私自身は就労しており、いつも職場で人間ドックを受けるんですけれど、費用は無料なのですか。

(健康づくり課 課長)

長崎市のがん検診につきましては、肺がん・大腸がん・胃がん検診は40歳以上という年齢制限があるものの一定の金額、例えば、医療機関では受診される場合は、肺がん400円、大腸がん600円、胃がん2,000円の自己負担額がございますが、通常ご自身で払っていただく金額よりは、市が助成することで一定の負担額で受けていただきやすいように設定しているところです。

(長崎県栄養士会長崎支部 委員)

それを受けるには、病院とかに行くといいんですか。

そういえば、うちの病院でも、乳がん検診の無料クーポン券の使用期間が切れそうになる前に、受診希望者が増えたりしています。

例えば、病院でそういうけん診を受けた場合に、病院にメリットというか病院が得することってあるのでしょうか。

(会長)

損をすることはないですね。患者の負担額が減り、本来ならばレントゲン1枚分を請求されるところが安価で済んだりするわけで、患者さんのメリットは大きいです。だから、そこは我々医療機関側が、年に1回は長崎市のがん検診は利用できますとしっかりと患者に説明をしていき、どんどん受診していただくことで、受診者数を増やせるかどうかにつながると思います。

(長崎県栄養士会長崎支部 委員)

病院側にもメリットがあるのであれば、病院の方でもどんどん来てくださいと、もっと勧奨していただければいいのかなと思います。病院側にメリットがなければ、病院側もあまり勧奨をしないのかなと思いますが、いかがでしょうか。

(会長)

そうですね。各先生方の考え方もさまざまでありますが、医師会側としては、受診者数の目標達成できるために何ができるのかを理事会等で検討しながら進めていきたいと思います。ありがとうございます。

(長崎県栄養士会長崎支部 委員)

医師会が頑張って引っ張っていってもらいたいと願います。 

(長崎市医師会 会長)

貴重なご意見ありがとうございました。

では、他に長崎県理学療法士協会の委員はいかがでしょうか。

(長崎県理学療法士協会 委員)

私たちの団体は、なかなか職業柄、あまりけん診の方に直接的に関わることがないのですけれども、会員たちにまず自分たち自身がちゃんと受診するようにということであればできるのではないかと皆さんの話を聞いていて思いました。私たちもがんに関しては日本理学療法士協会の方で、理学療法とがんの関係という啓発用のパンフレットも作成しておりますので、積極的に市の方が実施されております健康まつり等の際に活用させていただきたいと思っておりますし、そういったことも会員の施設に、自分たちが持っている啓発パンフレット等配布するような形で、間接的な啓発支援につながればと思っております。

当協会が、直接的に協力させていただいているのは、健康まつりやがんばらんばキャンペーンですが、コロナ禍ということで企画がどうしても中止になっております。しかし、実は私たち団体では、実際に実施できるとなりましても、感染レベルの問題で、協力スタッフが集められなかったりという会員側の事情も色々あるため、なかなかコロナ禍の中では、積極的に不特定多数の方々が集まる場所に理学療法士が参加するということに対しては、病院職員や介護施設の職員ですので、自分たちの感染に対して神経質にならないといけない部分があるため、対外的な事業に協力できなかった3年間ではありました。感染対策を十分に配慮しながら 行政の事業には極力前向きに協力するよう、会員としても努めておりますが、第7波では職場がクラスターだというところが多々ありまして、そのため協力できなかったという会員が多かったのではないかと思っております。

先ほど言いましたように、理学療法と色々な疾患・介護予防・健康づくり等のパンフレットを当協会にて作成しておりますので、今後機会がありましたら、積極的に活用していただきたいと思っておりますし、けん診受診率等のさまざまな参加率を増やすには、市がせっかく苦慮、工夫しながらホームページなども見やすいように工夫されていらっしゃいますので、そういう点についても私たち会員が、間接的に、自分たちが日ごろ接している市民の方々にご紹介するような体制づくりができるよう、当協会に持ち帰りまして、まずは長崎市の会員の施設のところから、健康づくりの情報を間接的に、住民の方々に周知できるような仕組みを作れないか、長崎市の地区担当と協議していきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

(会長)

貴重なご意見ありがとうございました。 

では、これからはテーマを少し絞って意見交換をしていきたいと思います。

まず、栄養について、長崎市の取組みとか改善すべき点等いかがでしょうか。

(長崎県栄養士会長崎支部 委員)

私自身、病院に勤めており、今地区の高齢者ふれあいサロンに積極的に参加させていただいておりますが、かなり高齢の方々でも元気という、本当に元気な方が多くて積極的にこちらに話を聞いて下さいますので、そういう場合は絶対に依頼をお断りはしないで参加するようにしています。

ところで、6ページの調査ですが、これは何名ぐらいを対象としているのでしょうか。

(健康づくり課 課長)

3,500人を対象としておりますが、実際の回答者はそのうち1,000名弱です。

(長崎県栄養士会長崎支部 委員)

たまたま私もこの調査が送られてきて、回答したのですけれど、すごく回答が難しく、私は栄養士だから回答できるのではないかと思う調査内容でした。他の方々がどう感じたかは分からないですけど、3分の1でも回答があったのならば、それはすごいことだと思います。しかし、あれくらいの内容でないと、多分こういう結果は出せないのかとも思う立派な調査内容でした。私自身、回答が難しかったのではないかと感じた設問は、3歳児の主食・主菜・副菜を揃えて食べることが1日2回以上ある人の割合の結果です。非常に結果が良いですよね。この設問については聞き取りと書いてありますが、たぶん健診等での聞き取りだったと思うのですが、ああいう健診の時に、母親に聞き取りした際には、たぶん、保護者である母親は、実際にはあまり食べていなくても、実際には食べていない事を言わないのではないかと感じました。例えば、私の孫を見ても、こんなに食べているかと疑問です。私は栄養士なので他の分野についてはよくわからないのですが、食生活の分野をじっくり見させていただき、そういう感想でした。

(会長)

ありがとうございました。

その他、いかがでしょうか。

(長崎市食生活改善推進協議会 委員)

私は、食生活改善推進員の担当を、また、地域の中で高齢者ふれあいサロンの代表もしておりまして、いつも野菜摂取があと一皿足りませんということが課題になっておりますけれども、私自身も一日で350グラム摂取はなかなか難しいと感じておりますが、中には一皿が70グラムの5皿をお惣菜等の利用にて摂取しているという方もおり、いろいろですが、塩分を控えましょう、野菜を摂りましょうと高齢になりますとそれにプラスして、サロンでも食に関してみんなで考えており、やはり食べ物で健康になるということは、みんなわかっていらっしゃいます。90代の皆さん、本当にお元気で、70代の方と同じように楽しんで参加されています。

(会長)

長崎市レクリエーション協議会の委員、サロン関係における栄養について、何かご意見ありますか。

(長崎市レクリエーション協議会 委員)

サロンに参加されている高齢者は、お元気で皆さんしっかり食べられているのではないかと思います。ただ心配なのは、高齢者ふれあいサロンが始まってから年数が経過しており、サポーターの方々もかなり高齢者が多くなってしまい、これから先の継続を考えると大変だとサロンの中で話しています。いかに60歳代をサロン運営に取り込んでいくかがこれからサロンを継続していくうえでの課題かと考えております。

(会長)

ありがとうございます。

次に、こころの健康についてはいかがでしょうか。

(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 委員)

具体的なところは難しいですが、今、長崎市では、新幹線やウォーターフロント、新庁舎ととても明るい話題がありますし、私自身、体重が増えているので、定期的な運動、やはり歩くというのはこころの健康につながるのではないかと考えます。

歩くことで、体調がよくなり、さらに体重も維持できる、気候も涼しくなってきましたので、ウォーキングにちょうどいいモデルコースとかあると、ウォーキングをする人が増えると思うのでご検討願います。

(会長)

はい、ありがとうございました。

では、予定の時間も超過しましたので、次の議題に移らせていただきます。

それでは、議事(3)「第3次健康長崎市民21」計画の策定について事務局より説明をお願いします。

(事務局説明)

資料2に沿って説明

(事務局)

 資料2をご覧ください。

ア 今後の予定につきましては、(ア)健康増進法に基づく、国・県・市の健康づく計画は、当計画が先ほど説明しましたとおり、健康増進法に基づき、厚生労働省が定める「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」である『第二次健康日本21』及び県健康増進計画である「健康ながさき21」を勘案して市町村が定めることとされている市町村健康増進計画となりますことから、次期計画につきましては、表のとおり、国及び県同様、計画期間を 令和6年度から令和15年度までの10年間とし、中間評価を5年目となる令和10年度、最終評価を令和14年度から15年度に行う予定です。

(イ)健康長崎市民21及びその他計画のスケジュールにつきましては、

平成25年3月に策定した当計画は、次年度で最終年度を迎えることとなりますので、今後は今年度実施している市民健康意識調査結果等による評価のまとめを基に、「第3次健康長崎市民21」を策定していくとともに、国の方向性を踏まえつつ、長崎市民の現状や具体的な事業展開の方法、並びに表に明記している当計画と関連のあると思われる他の計画との整合性も考慮しながら、連動して進めていけるような計画にしていく予定です。

 今後のスケジュールにつきましては、資料の裏面にありますように、国が最終評価の報告書を作成し、令和5年春頃を目途に次期プランを公表、令和6年度から実際に次期プランの開始を予定していることから、市としましては、今年度中に、当計画の分析と評価、及び次期計画の方向性を、令和5年度中に次期計画の策定を進めていく予定としております。委員の皆様の任期が令和5年11月末までとなっておりますので、それまでに計画の骨子を策定できるようスケジュールに沿って進めていきたいと考えています。以上説明を終了します。

(会長)

それでは、事務局からの今の説明を受けて、委員の皆様から疑問点・ご意見をお願いしたいと思います。

なければ、最後に全体的なことで、何か意見等あればお願いいたします。

(会長)

では、まず、私からですが、いつも普及啓発についてはホームページになってしまいがちですが、ホームページをどれだけの人が見ているのかわかりませんので、ホームページを見ない人向けに、テレビ・ラジオの活用をしていただきたい。古典的なメディアも活用した方がよいのではないかと思います。

(全国健康保険協会長崎支部 委員)

協会けんぽでは、4月と1月にコマーシャルの放映を検討しており、お曲がり猫という猫をモチーフに今度の1月放映しますので、ご覧いただけたらと思います。

(会長)

テレビで放映する際には、なるべく1・2月はインフルエンザシーズンのため、医療機関はその患者で混雑するため避けていただきたい。できれば、11~12月前後等のなるべくなら早めにけん診を受診してもらいたい。1月はけん診を受けようと思う人も医療機関に来たがらない。

国民健康保険の方でも情報を流していただくのはどうでしょうか。

次に、サロンの高齢化の問題ですけれども、我々医師会も高齢化しており、総合計画会議も毎年人数だけを見たら問題はないが、実は年代別に見てみると、年々高齢化していき、数年後には減少となってしまいます。若手の育成も大事なことであり、後継者の育成も併せて取り組んでいってもらいたい。後継者の人材育成を5年20年と長い目で取り組んでいかないと継続は難しく、途絶えてしまうと思います。

(長崎市歯科医師会 委員)

個人的な意見なのですが。我々歯科医師会も動画YouTubeの公開をしておりますが、情報発信の手段についてはどの層をターゲットにするかによって変えなければならないと思います。

(会長)

若い年代はYouTubeをよく見てますからね。いろいろな発信の方法がありますので、伝えたい年齢層により、よく考えていただければと思います。

(長崎県看護協会県南支部 委員)

看護協会では、出前講座であったり、依頼を受けてお話しをしておりましたが、今はコロナ禍であるため、なかなか対応できていない現状でありますが、サロンの場所に看護師を派遣して活用できないものかと思っております。よろしくお願いします。

(全国健康保険協会長崎支部 委員)

けん診のところで、言い忘れておりましたが、私ども協会けんぽ長崎支部では、長崎市との協働により、被扶養者に対する特定健診と長崎市のがん検診を同時に実施する集団けん診を実施しております。11月にブリックホールをはじめ6会場にて6日間実施予定となっており、10月初旬にけん診の案内予定としておりますのでよろしくお願いいたします。長崎市の協力により、昨年度の2会場4日間から、今年度は6会場6日間と開催会場を拡大できました。この場を借りてお礼申し上げます。引き続き、来年度以降もよろしくお願いします。

(会長)

そのほかいかがでしょうか。

(長崎市食生活改善推進協議会 委員)

先ほど、サロンに呼んでいただければ講話いたしますとのことでしたが、長崎市の出前講座の中には看護師によるメニューがないようです。看護婦の派遣は見当たらないです。薬のことであれば、お薬手帳により、かかりつけの薬局の方が説明してくださいます。また、補助食品などをテレビで見て、購入して服用している方がいると聞きますので、そういう点も含めて、総合的にお話していただきたいと思い、薬剤師薬剤師会にお電話をいたしましたところ、午前中は行けませんし、講師料が有料で、かなりの金額とのことだったので、断念いたしましたけれど、そういった点の改善については、市の方で対応いただけるのでしょうか。

(高齢者すこやか支援課 次長)

現在、サロンに色々な出前講座として呼んでいただく等、有効にサロンの場を活用いただいていると思います。例えば栄養士会の方にお願いして、栄養についての指導を受けたり、また、歯科衛生士の講師派遣という形で口腔改善指導等の出前講座を利用いただいています。ただ長崎市が市の職員を派遣する暮らしの出前講座では、保健師が健康の講話を行う以外にも、庁内の健康以外の所属による事業の説明を行う講座もございます。今回ご意見いただいた看護師の方からの講話については、これから派遣できないかというご提案と受け止めていますので、今後どのような形ができるのか調整をさせていただきたいと思います。

(長崎市薬剤師会 委員)

薬剤師会の方にご依頼をいただいた際に、午前中は対応できないとお断りしたとのことで申し訳ございません。薬剤師会では長崎市と、生涯元気事業において講師派遣という形で関わっておりますので、各地域でサロン等の集まりの場においての依頼がありましたら、登録している薬局の中から派遣ができる薬局が対応する体制になっております。いつでも対応できるよう薬剤師の登録も進めており、お住い以外の地区からの派遣も含め、できるだけご希望に沿うよう協力させていただきたいと思っております。今後、何かありましたら、薬剤師会にご連絡いただきましたら、ご協力できると思います。しかしながら、コロナ禍により依頼があっても派遣できない状況も今年は多くありましたが、直接の派遣以外でもリモートで参加できるような代替えの手段も薬剤師会では検討させていただいておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。

(長崎市食生活改善推進協議会 委員)

よろしくお願いします。

(会長)

派遣できる先生方のリストが薬剤師会にはあるんですね。そのリストは、薬剤師会のみで管理しており、長崎市と共有しているということはないのでしょうか。

(長崎市薬剤師会 委員)

共有はしていません。今、情報を集めたりと集約している途中の段階であり、今後はスムーズに対応していけるような体制作りを目指しております。

(会長)

わかりました。ぜひ、薬剤師会の中で窓口の担当を決めていただき、市と連携していただければと思います。

(長崎市薬剤師会 委員)

はい。薬剤師会として検討させていただきます。

(会長)

栄養士会はいかがでしょうか。

(長崎県栄養士会長崎支部 委員)

先ほどのサロンの話ですが、私は聖フランシスコ病院に勤務しており、その近隣の地区のサロンには、無料で行かせていただいております。近辺の方々の依頼に対しては、誠心誠意お伝えをするようにしています。

また、栄養士会につきましては、私からはお答えできませんが、栄養士会の事務局もありますので、そこに尋ねていただければと思います。

ぜひ、聖フランシスコ病院の近くの地域の方につきましては、ぜひ、ご依頼ください。

(長崎市レクリエーション協議会 委員)

ラジオ体操元気塾というものがあるのですけれども、そこで、サロンでも使用できるようなラジオ体操の長崎版を作成しました。長崎の名所である出島や眼鏡橋を背景にしたDVDですので、ぜひ、サロンの中でラジオ体操としてご活用していただければと思います。また、その際には、ラジオ体操の資格を持った指導員がお伺いしますので、よろしくお願いしたいと思います。

(会長)

せっかくこのように顔が見える関係が出来たのですから、今後も交流を深め、適切な人を紹介してもらうなど、ネットワーク(会議を介した人的交流)を活用して、長崎市の健康づくりの推進に向けて協力していけたらと思います。

以上で議事は終了となりますが、何か委員の方からほかにご意見等ありますでしょうか?なければ、今回の議事内容についてひととおり、協議が終わりました。

これで議事を事務局にお返しします。(議事進行終了)

4 その他

(長崎市健康づくり課 課長)

会長どうもありがとうございました。

貴重なご意見をいただきました。サロンというものが定着してきた地域において、今後、地域との連携の中で健康づくりを推進していくには、行政だけでは無理であることを改めて感じ、連携の重要性を痛感いたしました。よろしくお願いいたします。

それでは、最後に事務局から、お手元のチラシ、10月の乳がん検診WEBセミナーについてご紹介させていただきます。26日の月曜日から申し込みを開始しておりますので、どうぞご参加ください。ただ事前申し込みが必要となっております。ぜひ、お知り合いの方にもご紹介いただければと思っております。長崎市のHPの方にも掲載をしておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、これをもちまして、本日の会議を終了させていただきます。本日はありがとうございました。

次回は12月頃の開催予定とさせていただきます。現在、今年度実施の市民健康意識調査の結果を回収しておりますので、その結果が出た頃に当会議の開催のご案内をさせていただきたいと思っております。

本日は長時間ありがとうございました。

5 閉会(終了)

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