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令和2年度 第3回長崎市図書館協議会

更新日:2023年5月8日 ページID:040387

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市立図書館

会議名

令和2年度 第3回長崎市図書館協議会

日時

令和3年3月17日(水曜日) 13時30分~

場所

長崎市立図書館1階 新興善メモリアルホール

議題

(1) 教育長挨拶
(2) 協議事項
ア 長崎市立図書館の概要等 (詳細は資料送付時)
イ その他
(3) 事務局からの連絡

審議結果

開会あいさつ
事務連絡と資料の確認
教育長挨拶
事務局の紹介

(会長)
それでは、次第に従いまして、進行させていただきます。本日の協議会の出席者は、6名です。「長崎市図書館条例 第23条第2項の規定により、委員の過半数をもって会議を開くことができる」とありますが、過半数の出席がありますので、会議の成立を確認しました。なお、委員1名が途中参加のため、本日の出席は7名となります。

(会長)
それでは、ただいまより、議事に入ります。
「2 報告事項」ですが、報告事項が2件あります。前回の第2回協議会の意見を受けての報告と、今回の新たな報告です。本来ならば、第2回協議会の報告からになりますが、今回は、新たな報告を先に行い、その後に第2回協議会の意見を受けての報告の順序で進めたいと思います。よろしいでしょうか?

(会長)
それでは、(1) の「長崎市立図書館の運営状況について」は、 (ア) から(ウ) まで一括して説明をいただき、その後、委員の皆様からのご質問やご意見をお受けします事務局からの説明をお願いします。

(資料を基に事務局から説明)

(会長)
ありがとうございました。それでは、ここで質疑応答の時間に入りたいと思います。皆様から、何かご意見・ご質問等はございませんか。

(委員)
雑誌リストをみたところ、保存年限が5年と永年とがある。一定の方針はあると思うが、例にあげる雑誌は、いずれも永年ではないかと思う。学術雑誌はどんどんweb等で公開されていくが、商業誌は入手しにくい。保存スペースの問題はあると思うが、商業誌の保存年限は長くならないか。

(事務局)
資料管理を担当しているが、県内の図書館で分担して保存する仕組みがある。地域に関連する雑誌は基本的に永年だが、それ以外の分類で分担保存を割り当てられている雑誌は、分担保存で決められている保存年限になっている。

(委員)
わかりました。

(会長)
ほかにございませんか。

(委員)
利用者からのご意見で、市内の図書施設での本の受け取りは非常に有効だが、コロナに関連して、公民館やふれあいセンター等の臨時休館があり、市立図書館等の6か所だけが開館していた。各施設の利用者から、臨時休館中でも図書の受け取りに対応してほしいとある。今後また非常事態になった時に、三密を避けるために閲覧室の利用は制限されて仕方ないが、図書の受け取りや返却だけは実施してほしい。自宅近くの図書施設が休館している時に、密閉された空間になる公共交通機関を利用して市立図書館まで出かけるには抵抗があるので、考えてほしい。

(館長)
感染状況等で対応は変わってくる。昨年末の12月29日から高齢者が集まる施設を閉鎖する方針が示され、図書施設については、開けるといった議論もあったが、一緒に閉鎖された。その後、宣言が延長されたが、教育長と協議のうえ、図書施設内での読書や新聞を読む行為については制限が残ったが、図書の受け取り返却等はできるように緩和した。委員からの意見について、市立図書館としては教育委員会の中で同じ意見を伝え続けてきている。図書施設の開館条件の緩和については、感染状況を見ながら、サービスの提供を維持していきたいと考えている。しかし、公民館等においては施設の管理者が違うため、図書施設だけ違う運用をするのは難しいことから、問合せに対して施設全体が閉鎖しているとしか応えられない。ただ、一部の施設では、利用者が図書の返却にきた時に、受け取りをしていた。市立図書館では各施設への図書の搬送は継続していたことから、予約本を届ける準備をし、できだけ利用者へのサービスを進めていたが、公共交通機関で市立図書館へ出かけることへのお叱りもうけた。このような情報を各施設の管理者にも伝えて、今後の対応の判断基準を見直す材料にしてもらいたいと考えている。

(委員)
食事場所について、今まで衛生管理上の問題で困難とされてきたが、納得できる回答になっていない。雑誌を遠隔地から取り寄せるときに、目次を付けられないか。国立国会図書館などに採録されていないような雑誌には、それを探すために目次だけでも付けてほしい。コロナ対応でおはなし会が中止になることも多いが、図書館には映像編集の設備があるようだから、予め収録したものの配信も考えられないか。身体障害者へ図書館が送料を負担して郵送貸出しをしているが、コロナで来館困難な方に対し、送料を個人で負担してでも対応できないか。

(事務局)
飲食については、委員ご指摘の内容を踏まえて検討したい。

(事務局)
雑誌の目次については、運営事業者で新刊データを作成しているものについて提供できるが、市立図書館で簡易データを作成しているものについては提供できない。

(事務局)
現在おはなしの部屋を閉鎖しているが、オープンスペースでアクリル板を設け、読む人開く人と役割分担して開催している。緊急事態宣言が出ない限り、密にならないよう工夫しながらお話しの会は続けていく。出張おはなし会については、会場となる施設側と十分に方法を検討したうえで再開しつつある。

(事務局)
おはなし会の配信については著作権上の問題をクリヤしなければならない。また現場で子供たちと触れ合い、同じ時間を過ごすことを重視する意味からオンライン配信は考えていない。郵送貸出しについては希望も多いが、着払いで受取れなかった場合の対応や費用負担など運用ルールを考えないといけない。身体障害者だけでなく入院している方や高齢者などにも運用ルールを整備し、返却については利用者側の送料負担で対応するなど、どうすればできるか考えていきたい。

(委員)
資料をコンビニで受け取れるシステムを導入している自治体もあるので、それは可能だと思う。利用者からの質問で、資料4ページ、県の郷土資料の扱いについてはとても重要な質問だと思うし、その回答はどのように作成されたのか。

(事務局)
現在建設中の県の郷土資料センターとなるたき図書館でのサービスについて説明。回答については、口頭による窓口での回答もあるが、手紙やメールで寄せられたものについては運営事業者で回答案を作成して市でも内容を検討確認のうえ文書またはメールで回答する。

(事務局)
質問者は、県立図書館移転の際に長崎市の郷土資料まで持っていってしまったと言われていたので、市立図書館もできる限り郷土資料や地域資料の収集に努めていること、県の資料も取寄せ可能であることを説明した。

(事務局)
もう一つの質問で、ご意見以外にも要望等があるかとのことだが、絵本のタイトルを尋ねるなど些細な質問は資料に載せていない。

(委員)
郷土資料の収集は長期に亘る重要な業務であるが、質問者は市立図書館の郷土資料に不満を持っているようだ。資料3ページ下のように長崎に関するコミックなどは利用者からの意見も吸い上げていかないと集められないのではないか。また寄贈に頼らないと集まらない資料も多い。収集に努めていることをアピールすれば、そのような利用者が味方に付く可能性もありそうだ。

(会長)
郷土資料については、建替え中の長崎市役所にも何かありそうに思える。県立図書館の郷土資料の中には、長崎犯科帳など県庁移転の際にもらい受けたものもある。その意味で、図書館職員の目を通してから資料を廃棄するかどうか判断することも必要だろう。市役所建替えに際し、郷土資料が廃棄されてしまわないか不安に思っている。

(事務局)
ご指摘のとおりだと思う。一例をあげると、ある施設から書庫の資料を廃棄するので見てほしいと連絡を受け、市立図書館の司書と運営事業者スタッフが現地に行って、必要な資料を確保して図書館の所蔵とした。会長ご指摘のとおり今後このような事案が増えるのではないかと思われるので、できる限り収集に努めていきたい。委員ご指摘のように、郷土資料には購入できない本が多く、今後どのような取組みができるか検討を要する大きな課題である。

(委員)
来年度から小学校と中学校の教科書が変わるので、授業に必要な資料の収集に努めていただきたい。

(事務局)
小学校中学校とも教科書については児童サービス担当で確認して、団体書庫で複数の同じタイトルをそろえるなど充実を図っている。また学校司書からの要望もあるので次年度も資料の充実に努めていく。

(事務局)
学校教育課でも学校司書との面談や研修をされていると思うが、市立図書館の専門官もできるだけ出席してご意見交換やご要望を聞いて、図書館の運営の中で活用させていくように日々そのような進め方をしている。

(会長)
教科書は定期的に採択されるのだろうが、変わる前のものを保存すべきではないか。長崎の子どもたちが学んだ教科書が消えてしまうのはレファレンスのうえでも困る。長崎市内で以前使われていた教科書への問合わせを受けても現物がない。長崎関連のコミックも郷土資料または漫画資料として、できれば3部は収集すべきではないかと思う。

(事務局)
市立図書館は教科書センターも兼ねていて、3階書庫に教科書を保存している。長崎市で使われる教科書はできるだけ登録し、新しい教科書が採択された後も、以前の教科書を貸出し可能としている。

(会長)
事務局から連絡事項があればお願いしたい。

(事務局)
令和3年度は、第三次子ども読書活動推進計画の見直し策定の時期である。このため3回の開催を予定している。読書活動推進計画を市の中で決定しなければならない。1回目の会議で素案的なものを出して、これに修正等を加えて秋くらいにある程度の流れをつけた状態で、実際に策定することになる。開催については別途案内するので出席かたお願いしたい。

(事務局)
補足だが、長崎市の総合計画がコロナ禍で1年延長になり、いろいろな指標などリンクしているので、子ども読書活動推進計画も年度を繰り延べた影響がある。年内には意志決定をして、市議会等への報告を経たうえで、令和4年3月末には決定する流れである。

(事務局)
以上をもって令和2年度第3回長崎市図書館協議会を終了する。
委員の皆様、ありがとうございました。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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