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令和3年度 第1回長崎市図書館協議会

更新日:2023年5月8日 ページID:040388

長崎市の附属機関について(会議録のページ)

担当所属名

市立図書館

会議名

令和3年度 第1回長崎市図書館協議会

日時

令和3年10月15日(金曜日) 13時30分~

場所

長崎市立図書館1階 新興善メモリアルホール

議題

(1) 辞令交付
(2) 教育長挨拶
(3) 協議事項
ア 第三次長崎市子ども読書活動推進計画(案)について
イ 市立図書館におけるPFI事業の評価について
ウ その他
(4) 事務局からの連絡

審議結果

(会長)
それでは、次第に従って進行させていただく。本日の協議会の出席者は9名であり、過半数の出席があるので、長崎市図書館条例第23条第2項の規定により、会議の成立を確認した。
それでは、ただいまより、議事に入る。
報告事項が、(1)第三次長崎市子ども読書活動推進計画(案)と(2)市立図書館におけるPFI事業の評価についての2件ある。まず(1)について報告いただき、ご意見ご質問を受ける。次に(2)についての報告いただき、ご意見ご質問を受ける。では、事務局から(1)の第三次長崎市子ども読書活動推進計画(案)について報告いただきたい。 

資料を基に事務局から説明 

(会長)
これより質疑応答に入る。何かご意見ご質問はないか。

(委員)
まず1点確認したい。資料13ページ(2)学校における取組の成果と課題の部分で、課題の3つめ、学校図書館司書を原則2校1名で配置しているが、学校側では1校1名の配置を希望している。今後の学校の配分状況を見据えながら現在の司書の数を維持していく方針とのことである。文章の流れとして、1校1名の希望があれば、その実現を目指して努力するという書き方が本当と思うが、現在の図書館司書の数を維持することが限界で、それ以上増やすことはないという方針か。

(事務局)
学校図書館司書の数に関しては、今のところその数を維持することを考えている。学校の統廃合が進んでおり、学校の数がこの先どのようになるかわからない。その状況を見据えながら、図書館司書の数は検討していかなければならないので、今は現在の数を維持するとしている。

(委員)
保護者の立場としても、ぜひ1校1名の体制を実現させてほしい。

(委員)
同じところで質問したい。長崎だけではなく、全国的に現状としてどうなのか、学校図書館司書をとりまく状況がわからないなかで判断しづらいところがあった。図書館雑誌に、令和2年度に文部科学省が出した学校図書館における統計では、全国の公立の学校図書館司書はほとんどが非常勤である。非常勤でも、1校1人なのか、長崎のように2人で同じ地域を受け持つのか統計上からは判らない。問題解決のために上がった声が学校司書を統括する教育委員会で検討されることを望みたい。

(事務局)
他都市でも学校数によっては1校1名や3校1名のところもあると思う。長崎市では、現在の業務量を考慮し、2校1名としている。子どもたちへの図書の提供とか、さまざまな情報の提供、あるいは図書の入替等にあって、2校1名で十分対応できていると思う。1校1名が望ましい体制であるのは間違いないが、配置や予算の関係を含め、現状は2校1名だが、今後は状況をみながら、仮に統廃合が進んだとしても、2校1名の体制を維持しながら、大規模校には1名配置するとか、その方法がよければ切り替えていく対応もあるかと思う。今後の状況を見ながら、引き続き検討したい。

(委員)
大学で司書課程を担当しているが、どんな学校図書館だったか学生に尋ねると、司書の入れ替わりがよくないと感じているようだ。学校司書は懸命に仕事をされていると思うが、いつも違う司書がいて図書館が開いていない状況にあった。一方で、いつも同じ司書がいるところは読書環境もよく、相談しやすさなどの違いがとても大きい。今の学校司書は何をもって2校1名で十分だとしているのだろうか。学生は、やはりいつも同じ司書がいて、相談しやすい環境をつくることによって、今回の学校図書館の計画の取組がきちんと広がっていくのではないか。諸般の事情で難しいとは思うが、そんな意見があるということは、ぜひ前向きに考えていただきたい。

(会長)
自分も大学で、司書課程を担っているが、学校図書館が楽しかったという子供たちは、たいてい司書の先生が好きで仲良しだったことで、図書館に親しみを覚えている。そのためにも子どもたちのスタートの地点である学校図書館を、いつも人がいる楽しい場所にしてほしい。大人にとっても図書館は大切だが、人生のスタートでもあるのだから。

(委員)
2校1名でいつも同じ司書がいて、馴染めるのはとてもありがたいと思うし理想的なことである。しかし、現実的にそうではないという状況の中で、図書館協議会としては、市立図書館がそのバックアップまたはサポートできることを考えることが役割ではないか。

(会長)
ほかに学校図書館関係でご意見はないか。
2校1名というのは、地方交付税の算定基礎で、大抵の場合、全国的に似たような状況ではないか。市立図書館で何かできるかという話をしたい。

(委員)
協議会での議論ということだったが、第1項目については、委員からの指摘を欲しいという事務局からの提案なので、委員から質問事項・指摘事項として上げたことに対し、もう一度事務局回答の確認をさせていただきたい。資料28~29ページの数値目標について委員として指摘させていただいた。保護者代表であるPTAとして、本を読まない小学生・中学生がどれくらいいて、その人数を減らす目標の指標が必要ではないかと指摘させていただいた。これに対し、全校一斉読書の実施率が100%だから十分だとの回答だった。この計画について詳しく知らないが、この法の理念は自主的な読書活動だが、全校一斉の読書は自主的な活動なのだろうか。この活動は本当に素晴らしいと思うが、その活動の結果として自主的に読書する子がどれだけ増えたか、逆に自主的に読まなかった子がどれだけ減ったのだろうか。読む数の多さではなく、子どもたちが自主的に読書一斉活動以外で何冊読んだかを把握できるだけでも違うのでは。それこそ法の理念であり、計画の成果ではないか。
また、小学校区に学校以外の場所で読書のできる割合も指標の一つに上げられると思う。長崎市としては56か所の図書室があるから十分だとの説明だった。子どもたちの視点に立った自主的な読書活動の環境整備が必要ではと指摘したが、学校以外に読書施設のない校区もあれば、逆に複数の施設がある校区もある。住んでいる場所によって長崎市共有の財産である図書に子供たちが触れる機会に格差があるというのは、言葉が過ぎるかもしれないが、長崎市の施策によって格差を生んでいるとも思える。小学校区に一つがベストとは思っていない。統廃合があって、小学生の足では歩いていけないような中学校区並みの小学校区もある。5年間の目標として、小学校区に一つつくるというのを保護者として希望したい。

(事務局)
56か所について補足させていただく。公民館やふれあいセンターなど56か所の図書室は、基本的に中学校区で一つである。委員の言われるように小学校区で考えると図書施設の無い校区もある。施設の新設は難しく、今後どのような対応ができるか考えていかなければならない。

(委員)
これは5年間の計画なので、今対応しなければ今後5年間は動かないのではないか。
市の財政等の状況から強く求められないが、せめてこの計画の中に、小学校区に1ヶ所は設置を目指す努力をすることを入れてほしい。このままでよしとするのは、子どもの視点に立った読書活動の計画といえるのか。今の状況を改善しないといけないのははっきりしており、放置できないので、ご検討いただきたい。
全校一斉の読書が自主的な読書活動なのか。一斉読書活動が100%あるから子供の読書の機会が十分かというのと、自主的に子供が自分の時間を読書にあてて好きな本を選んで読むというのが、イコールになっている。長崎市の計画として出すときに数値目標として単に読む数を増やすことでよいのか検討してほしい。

(事務局)
委員の言われるように、全校一斉の読書というのが、子どもたちが自主的にやっているかどうか、無理やり読まされていないかとの疑問もあるが、これを指標とするのは困難で、学校教育課とも調整させていただきたい。サービスポイントについては、今の段階で指標としてとのご指摘だが、数値目標として上げるというよりも、いろいろな場所で身近に子供たちが本を手に取れる環境は大事だと思っており、その一文に環境整備として盛り込まれていると思うので、数値として出すのは難しいことをご理解いただきたい。

(委員)
全校一斉読書について意見がある。自分は読書好きだが、読むのが嫌いな子にとっては押し付けられているような感覚にならないかと思うが、これを小学校中学校と続けていくことによって、本を読んでいてもいじめられないことが起きている。これはとても大事なことだと思うので、ある意味では強制なのだが、続けていてよかったのではないか。昔は本を読んでいたらいじめられたりもしたが、それが今はない。とてもよい効果があったと思う。

(委員)
ボランティアのことでお話ししたい。ボランティアの協力は必須で今後も養成していきたいとのことだが、現状としてどのくらいのボランティアが活動しているのか。もう一つ、目標とするボランティアの活動人数などあるのか。

(事務局)
ボランティアについては、令和元年度で約900名が活動している。数値目標については、この数年、高齢化や少子化に伴って学校に係るボランティアが減っている状況から、これを維持するための取組を行っていきたいと考えているので、5年後も現状維持を目標としている。

(事務局)
今のボランティアについて、図書館全体の図書ボランティアとしてこのような数であり、読みきかせ講座等も実際にされるボランティアが、この数年で減少している状況にある。そういった人たちが積極的にボランティアとして新しい人たちに増えてほしいという希望も込めて、このような目標を立てている。実際に我々で把握している状況では、各公民館で主催している講座で積極的に読みきかせボランティアをされていたり、読みきかせのイベントを開催したりしているが、中には年齢的に活動がきつく辞められる方もこの5年間で何人もいて、その方たちの活動できる方が少なくなってきている。なかには違った立場で新しい形の読み聞かせをやってくれる方も新たに加わったりしているが、これまでずっと支えて下さった人が現場を去られるにあたって、その意思を継いで読み聞かせを途絶えさせないような活動を続けることが現状として非常に難しいような状況があったので、我々も積極的に読みきかせの方が増えるような方策を考えている。とらねこ文庫と市立図書館で読みきかせボランティアを増やしていく取組をしているのも、そのような事情からである。読みきかせボランティアの減少が心配されるのは我々も同じであり、そのように書いている。

(委員)
高齢者がボランティアをしたいと思っても、本の修理などできそうにないので参加しないと何人かから聞いたことがある。読みきかせ活動に限定すれば高齢者でもボランティアに参加できる可能性もあるので、ぜひご検討いただきたい。

(委員)
多文化サービスのことだが、多言語で録音した絵本のDVDを作っているレインボーの会が、全国の公共図書館に多言語で録音した絵本を電子文庫で送っている。図書館内での運用となると思うが、HPなどをリンクに貼ってみてもらうこともできるだろうし、この中には長崎の原爆について、10言語以上で読み聞かせをしているところもある。そういったもの活用されてみてはどうか。英語の絵本以外も必要ではと思う。またNPOブックスタートは配布する絵本に多言語解説も作っているので、日本語を母語としない家族へ一緒に配布できたらよいかと思う。在留外国人の受け入れ課との連携も必要ではないか。

(事務局)
はじめまして絵本の引きかえについては、昨年度の図書館協議会でも指摘があり、その時にブックスタート多言語対応の解説等についても教えていただき、市立図書館でも調べて、そういうものを提供できるようにしている。ただ、英語以外の絵本は定期的な購入が難しく、購入可能な英語の絵本だけを準備している。提供に関しては、健診担当課と国際課が対応しており、日本語と外国語とどちらの絵本を選ぶか尋ねていたただき、希望する絵本をお渡しする対応をしている。英語以外では中国語の方が多いのだが中国語の絵本を確保できず、英語と日本語のどちらかと聞くと英語を望まれる方が多い。他の言語でブックスタートの場まで来る方はほとんどいないと報告を受けている。もしも他の言語の方がいれば少しずつでも、ご指摘いただいたような対応をしたい。これからもご教示いただいたことを続けていきたい。

(会長)
ブックスタートについては、他にないか。

(事務局)
1点補足させていただきたい。ブックスタートと直接関係ないが、さきほどの多言語絵本で、電子図書館で次に入れる予定の書籍に、イタリア語と日本語で読む世界の童画とか、ブラジル語、ポルトガル語と日本語で読む世界の童画など複数の国の言葉と日本語で読む本を入れるように準備を進めている。市立図書館の書籍であるが、そういった方に電子図書館でこのような本もあるとご案内を進めていければと考えている。

(会長)
ブックスタートで本を取りに来ていない方で、忘れていたというのが多いようだ。忘れていた原因は何だろうか。忘れていたとか時間がなかったとか、もっと根本的な原因を追究できないだろうか。配布の仕方とか、なぜ忘れていたかを詰めれば、何か解決法も見いだせそうだ。本人の不注意で仕方がないだけではなく、せっかくの事業だから、長崎の子どもたちに、本当に本をスタートしていただくことが難しくなるので原因を詰めていただきたいと思った。

(委員)
親がそこまでして本を与えなくていいではないかと、嫌な言い方だが親がブックスタートを軽視していることもあるようだ。でも、子どもには関係なく、本がもらえないというのはよくない。引き換えに行かれた保護者とのバランスというのは親同士の公平性ではなく子ども同士の公平性からみていただきたい。

(事務局)
補足になるが、今、4ヵ月健診会場でブックスタートについて説明したうえで引換券を配布しているが、会場によって受け取る情報量が違っている。たまたま先日、三重地区の健診に行ったスタッフの帰りが遅かった。周辺部の会場で積極的に説明していたようだ。実際、北や中央などでは、健診を受けてすぐ帰る方もいて、絵本についての説明が十分にできなかったこともある。健診会場では時間的な余裕がなく、情報を伝えられない懸念もあるので、まず、その前の段階であるマタニティ教室などの機会に絵本と子供のかかわりについての意義を伝えていきたいと考え、準備を進めている。子どもに絵本与えなかったことを、子どもが大きくなってから少し後悔したような人も市役所職員にいたりする。子どもの立場で皆さんが絵本を受け取ることができるような環境を作っていきたい。そのように考えている。

(会長)
では2番目、市立図書館のPFI事業の評価について説明いただきたい。

(事務局)
資料を確認してほしい。令和2年度3月までの会議のなかで、PFI事業の評価について進めてきた内容である。定量的な評価として、図書館をPFIで運用することによってどれだけコストが抑えられたかといった視点になってしまうが、2つの方向性から検証し、VFMについては市の事業を取りまとめる資産経営室とともに内容を精査してきた。当初の資料では、市立図書館の施設整備や維持管理の費用をサービス料と表現している。まず従来手法として直営で市立図書館を建てたと仮定したときの費用を推計した金額と、これに対し次が市立図書館をPFI手法でやろうとしたときの最初の見積と推計を基に集計した金額がある。最終的に15年間の事業の中で、金利変動や消費税、物価指数などが変わったことによる見直しを踏まえ、特定のタイミングで金額を見直した最終的な支払額が資料にあるPFIの最終の金額である。それらの数字から削減額、削減率として上げている。当初は24.5%削減の見込みだっただったが、最終的には25.7%となり、当初の見込みを少し上回った。これらの数値と3月までの表を市議会にも報告している。

(会長)
では、質疑応答に入る。ご意見、ご質問はないか。

(委員)
一つ質問したい。従来手法の積算根拠は何か。

(事務局)
市直営の場合の経費で、市で施設整備をするときは公共建築物として使用する資材等に制限があるが、民間で建てる場合にはそのような制限がなく、より新しい手法で耐久性にも優れたものを積極的に取り入れて施設整備ができる。同じように、運営委託の部分では全くの人手だけを市立図書館と同規模の図書館を対象として運営の基礎を算出したが、実際、PFIで提案されたものに関しては、自動貸出機や自動仕分け機などの機械を積極的に取り入れて、全体の労力を軽減し、業務に携わる人を抑えるなどいろいろな民間の知恵やノウハウを入れて構築された形になり、全体の経費を抑えられたようになった。

(委員)
VFMの25などすごい数字がどこから出てきたのか不思議に思っていたが、施設整備からだった。運営管理費については今の説明でわかった。

(委員)
もうひとつお尋ねしたい。これは同規模の一般的な市立図書館の従来手法での金額を積算したものであり、今の市立図書館のサービスを再現しているわけではないとみてよいか。

(委員)
人件費について市職員より民間のほうが少ないとのことだが、民間の人件費は委託費にはいっているのか。

(事務局)
資料がわかりにくくて申し訳ない。市職員の人件費は、直営の場合、館長以下16名程度で、それは図書館の運営をするスタッフという考えではなく、図書館の運営自体は運営委託費の中に何名分かの職員が配置されるという考えになっている。市職員の人件費は、図書館の市民サービスのためではなく、運営を管理するための人件費である。図書館の窓口を運営していく人件費は運営委託費に含まれている。人件費はこの二つに分かれている。それが従来手法で同規模の図書館を同じように運営するための数字として資料に示している。従来手法なら市職員が16名は必要なところが、運営を委託することによって6名で済む。PFIによって市職員の人件費を大幅に減らすことができた。それに対して運営委託費については、同じような形で従来手法とPFI手法とで比較ができる。人件費が複数の部分に分かれて判りにくいが、運営委託費の中に窓口対応スタッフの人件費も含まれている。

(委員)
わかった。

(委員)
市立図書館のオープンが平成20年1月、PFIの契約は15年と聞いていた。来年でちょうど15年になる。PFI方式を今後も長崎市が導入するかどうか。今後の運営が来年度変るのかどうかわからないが、第三次の子ども読書活動推進計画は令和4年から8年度までの計画として資料をいただいている。当然、これは委託先が変わるかどうかわからないが、来年度以降の方針とか、これまで通り続けられるのかどうか、その方向性はあるのか。

(事務局)
これまでに報告させていただいたPFIの評価については、定性的評価と定量的評価をもとにどうするのか検討中である。PFIや指定管理などいろいろな手法があると思うが、今までの検証をもとに良い結果が得られる方式を今後も検討していきたい。
それとは別に読書活動推進計画は、4年度から8年度までだが、運営方式が変わってもこの5年間はそのまま踏襲して計画を推進していく。

(会長)
市職員の人件費を大幅に減らし、民間委託することでコストダウンを図ることになっているのだろうが、次の委託先スタッフの待遇もきちんと保証していただきたい。図書館のサービスは結局人なので、安ければよいとして人を雇用したりすると結局図書館に返ってくる。市から委託先に言えるかわからないが、経費を安く抑えるためだけに委託するのはどうなのかなと思う。今回の事だけでなく、全体的なものとして思っている。

(委員)
子ども読書活動推進計画のことだが、この計画に基づいて長崎市では読書推進が図られるので、私たち委員が出した意見等に対してリアクションがあるのかどうか、これで終了として長崎市でまとめられるのか、手続きの流れを知りたい。

(事務局)
前回の資料にも第三次子ども読書活動推進計画の策定スケジュールを示しているが、この後、いただいたご意見をもとに修正を加え、教育委員会の中でこれに対する説明をして、市議会にも示してご意見をいただく流れになっている。また特定の方たちだけでなく、市民からもご意見をいただくためパブリックコメントの準備をしている。全ての意見を集約して、最終的に第三次子ども読書活動推進計画を承認していただくことになっている。このスケジュールでは、もう一度年明けに委員の皆様にご意見をいただくように考えている。例年なら、その前に委員の任期が切れてしまい、3月から新しい委員さんに入っていただくことで、ご理解を進めていくことになるが、今年度に限っては、もう一度1月後半から2月前半にかけて図書館協議会を開き、最終的に計画のご確認をいただくことになると考えている。

(会長)
協議事項としては、これで終了する。事務局から連絡等はないか。

(事務局)
最後にもう一度協議会があるとお伝えしたが、実際の開催については、日程等を調整のうえご案内する。

(委員)
前回の会議で一点だけお尋ねしたい。市民からの意見の中で、利用方法について、3月28日の子供が予約した場合に保護者が代理人として受け取れるようにして欲しいとの問合わせについては、プライバシーの関係で困難との回答だが、5月5日の回答では、未就学児に関しては保護者でも受け取れるとしている。これはどのように違うのか。

(運営事業者)
5月5日回答の件は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため外出を控えている方や持病がある方とか、来館できない方については、配慮させていただき、事情がある場合は代理でも予約本を受け取れるようにしている。3月28日の件は、コロナのためとは言われなかったので通常の対応をしたものである。入院など一時的に来館できないような場合は、代理貸出しの手続きも用意しているので、一律に全く対応しないというわけではない。細かいことだが、3月28日の件は、市政への提案として上がったものであり、直接利用者と話したものではない。窓口でコロナのため外出を控えているなどの事情を聞いていれば、柔軟な対応ができたと思う。

(委員)
一貫性が無いようだったが、そのような事情があったことは判った。

(委員)
資料とは関係ないが、コロナ禍が今少し落ち着いているものの第6波が来るかもしれないという報道があり、いつまで続くかと皆様も思っていることだろう。私はよくハートセンターを利用するが、多くの施設には当然のように消毒液や自動体温計を置いてある。ただ図書館には体温の測定がなく不安に思っている。

(事務局)
手指消毒と体温測定のできる機械が図書館にあり、この会場にもある。

(委員)
それは気づかなかった。失礼した。機械も進化しているのか。

(事務局)
当初我々もデパートなどにあるものをみて、導入を考えていた。正直なところ高価な品物である。普通に利用者の視点から、自分の映像が画面に映し出されて体温を測定しているのが見られるのが有効な方法なのだろうが、録画されているのではと気にする方がいないか気がかりだったので、画面に映るものは図書館として好ましくないのではと検討した結果、この会場にあるような手指消毒と同時に体温を確認できるものを置いて、何らかの健康上の問題がある方に対し、スタッフが声掛けできるような体制をとっている。

(事務局)
以上をもって令和3年度第1回長崎市図書館協議会を終了する。
委員の皆様、ありがとうございました。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1410

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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